NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
岩手の2歳チャンピオン決定戦ともいえる南部駒賞には、ホッカイドウ競馬から2頭が遠征してきた。
景気のいい話があまり聞かれない岩手だが、2歳馬の重賞として1着賞金500万円は、ホッカイドウ競馬勢としてはかなり魅力的な賞金。それゆえに北海道・堂山厩舎の2頭は本気で狙ってきているのではないか。
とはいうものの、ワタリシンセイキの前走若駒賞の勝ち方も見事だった。スタートで隣の馬にぶつけられ、しかも落鉄していたそうだ。それでいて直線一気に伸びて余裕で差し切るという圧巻のレース。ダートならあらためて強いところを見せた。
ここはワタリシンセイキかホッカイドウ勢かという争いだが、好位から確実に差してくるアラベスクシーズが中心。
2連勝中のカヌマサクラ、トウホクビジンは、さらなる成長があれば一角崩がありるかもしれない。
◎アラベスクシーズ
○ワタリシンセイキ
▲モエレオフィシャル
△カヌマサクラ
△トウホクビジン