NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
帝王賞JpnIでのマルヨフェニックスにはドキッとさせられた。4コーナーでは先頭に立とうかという勢いで、結局は4着だったが、勝ったフリオーソとは0秒4差しかない。3歳時に遠征した黒潮盃であっと驚く圧勝を飾っているだけに、大井はよっぽど得意なコースなのかもしれない。名古屋コースも5戦2勝、2着3着各1回と相性は悪くない。何より今回と同じ舞台の東海ダービーで完勝しているのも心強い。東海地区同士の今回のメンバーなら不動の本命だろう。
相手筆頭はB級で3連勝中のテキサスイーグル。中央から転入後は1600メートルまでしか経験していないが、血統的にはもっと長い距離をこなしてもおかしくない。重賞初挑戦だった4月の尾張名古屋杯では53キロと斤量に恵まれたこともあり、8番人気という低評価ながら2番手追走からそのまま2着に粘った。今回はたしかに格下ではあるが、ここ一番での勝負強さに期待したい。
ミツアキタービンは、常に自身の脚元との戦い。脚元を気にせず、力を発揮できるような状態に仕上がっていれば勝負になるだろう。ただ今年8歳で、さすがに衰えは否めない。
中央からの転入初戦となるキーンランドスワンは、ダートの経験に乏しく、人気になるようならむしろ消してみたい。
B級で善戦を続けているシルクトワイライトはA級でも十分にやれそうなだけに、ここでも連下なら。
船橋から転入初戦のグッドストーンは、南関東でのA2クラスで近走大敗が続いていただけに、今回は様子見が妥当だろう。
◎マルヨフェニックス
○テキサスイーグル
▲ミツアキタービン
△キーンランドスワン
△シルクトワイライト