一條記念みちのく大賞典は、やや衰えの見えるかつての活躍馬、休養明けの一線級、条件クラスの上がり馬に、船橋と名古屋から1頭ずつの遠征馬があり、これといった中心馬不在で難解な一戦。
地元勢がいずれも一長一短なら、3連勝を狙う船橋のノムラリューオーに期待してみたい。前走シアンモア記念では、2番手追走から3コーナーで先頭に立ち、マンジュデンコウベとの叩き合いを制した。2000メートルは3戦していずれも着外だが、その3戦は東京ダービー、ジャパンダートダービーGI、彩の国浦和記念GIIというレベルの高いレースなので参考外。引き続き小林俊彦騎手が鞍上なのも心強い。
エアウィードは2006年のシアンモア記念以来勝ち星から遠ざかっているが、ダートグレード以外では大崩れも少ない。このメンバーなら勝ち負けになる。
サイレントエクセルは、昨年のこのレースで1番人気に推されながら3着。青藍賞を勝って以降は今一息のレースが続き、今回は大晦日の桐花賞以来の休み明けとなるが、やはりこのメンバーなら勝負になっておかしくない。
中央から名古屋に転入して2戦目のオープンを勝ったマチカネモエギ、B級を5連勝中のマイネルイディオスも争覇圏。
◎ノムラリューオー
○エアウィード
▲サイレントエクセル
△マチカネモエギ
△マイネルイディオス
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今シーズンの福山3歳戦線は、クイーンカップで1、2着だったウルトラエナジーとサンディナナが、福山ダービーでは着順が入れ替わって連対。キングカップで1、2着だったウィナーズディアとテンテンマルスがそのまま福山ダービーで3、4着と、牝馬勢が断然優勢。
ウルトラエナジーが引退したとあっては、やはりサンディナナが中心となる。
2歳時のヤングチャンピオンの覇者で、キングカップを断然人気で除外となったマルチグランドボスが相手。というより、前走古馬B3特別でそこそこの5着なら、この馬があっさりという場面があってもおかしくない。
2連勝中のブレーヴヒーロー、福山ダービー5着のモナクキララを連下に。
◎サンディナナ
○マルチグランドボス
▲ブレーヴヒーロー
△モナクキララ