NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
兵庫牝馬特別が重賞として行われるようになったのは昨年から。遠征馬は6頭までという枠があるのかどうか、それとも単なる偶然なのか、昨年も今年もフルゲート12頭の半分、6頭が他地区からの遠征というメンバー構成。
昨年は2番人気の金沢・チヨノドラゴンが、1番人気笠松のニッシングリンをクビ差でしりぞけ、上位4頭(3着は同着で2頭)を他地区からの遠征馬が占める結果。地元兵庫勢にとっては厳しい結果となった。
今年も遠征経験豊富な他地区からの遠征馬に分がありそうだ。
中心は当然のことながら昨年11月に兵庫クイーンカップを圧勝した笠松のクインオブクイン。たびたびダートグレードで入着している実績は、このメンバーに入れば断然。
普通に考えれば兵庫クイーンカップ2着で、その後も2連勝というノーメイクが相手ということになるのだろうが、その兵庫クイーンカップでクインオブクインにつけられた5馬身もの差が気になる。
そこで狙ってみたいのは金沢のリュウヨウ。兵庫クイーンカップでは4番人気で6着と完敗だったが、その後、中日杯5着をはさんでA1特別を2勝。昨年暮れから力をつけたと見る。ただ金沢のシーズン終了後にここまで、どこでどんな調教をしているのかは気になるところ。
地元勢では、C級から前走A3まで4連勝中の上がり馬キーポケットがこのメンバーに入ってどこまで。前走から田中学騎手を起用しているのは期待の表れだろう。
TCKディスタフ6着とはいえ勝ち馬から0秒6差と着順ほどは負けていないマルヨスーパーラブ、それにノーメイクまで。
クインオブクインから馬連で、どんなオッズになるのだろうか。
◎クインオブクイン
○リュウヨウ
▲キーポケット
△マルヨスーパーラブ
△ノーメイク