競馬という枠を超えて、すでに一般のニュースとしてさんざん報道されているのでご存知かとは思うが、存続か廃止かに揺れていたばんえい競馬が、このオッズパークの系列というか、親会社のソフトバンク・プレイヤーズと業務委託契約することで来年度の存続が決まった。
赤見さんもブログに書かれているし、支援サイトもできているのでぜひご覧いただきたい。
いや、ご覧いただくだけでなく、これをきっかけに、ばんえい競馬はあまり見たことがないという方も、ぜひ馬券を買って参加していただきたい。
今週末は重賞は行われないのだが、日曜日のオープンはほぼベストメンバーともいえる注目の対戦となった。
王者スーパーペガサスは、ばんえい記念5連覇に向けていまだ調整中だが、現時点でのオールスターメンバーといってもいいだろう。
まずは今シーズン最大の上がり馬フクイズミをどうするかがポイント。3〜4番手で障害を一発でクリアできれば楽勝だが、前々走のレディースカップのように障害で詰まってしまうと勝負にならない。しかし前走、この冬初の帯広戦となったイオンカップは、第2障害で他馬が仕掛けるのを見て、じっくり溜めて仕掛けると一発で障害を越え、あとは手綱を持ったままの楽勝だった。3走前に勝った二世ロッシーニ記念と比べても、人気になると思われるカネサブラックやミサイルテンリュウとの重量差は今回も同じ。トモエパワーとの比較ではさらに有利になっている。
相手には、帯広になって調子を上げてきたミサイルテンリュウに、こちらも今シーズンの上がり馬カネサブラック。それに例年帯広開催で調子を上げてくるミサキスーパーまで。
岩見沢、北見と断然の強さで勝ちまくったアンローズだが、牡馬もあわせてのトップハンデに加え、生涯一度も勝ったことのない帯広コースでは勝負にならないだろう。
◎フクイズミ
○ミサイルテンリュウ
▲カネサブラック
△ミサキスーパー
繰り返しになるがフクイズミは楽勝か惨敗かのどちらかだと思うので、当然馬券的にはほかから狙う手もある。だが、ここは楽勝の可能性70〜80%とみる。
今年もいよいよ残り2週間ほどとなった。
年賀状はもう出しましたか? ぼくは昨年(というか今年正月の年賀状ですが)、どうにもこうにも印刷したり書いたりしている時間がとれなかったため、「え〜い!やめてしまえ」と思って1通も送らないという暴挙に出てみたものの、いざ年が明けて続々と年賀状が届きはじめると、送ってくれた方にとっても申し訳ない気になり心が痛んだ。結局はコンビニに走って通信面に絵柄が印刷されているのを買い求め、とりあえず送ってくれた方にだけは返事を出したのでした。
というわけで今年はちゃんと送ろうと思うのだが、当然のことながらメドはまだぜんぜんたっていない。
さて、17日(日)には各地で年末らしい重賞が行われる。
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水沢では1400メートルの重賞・早池峰(はやちね)賞。
短距離重賞らしく、重賞に格上げとなってからの過去6年のうち、01年のバンチャンプを除いていずれも外国産馬が勝っている。
では今年の外国産馬はとみると、ヤマニンエグザルトのみ。今年9月の青藍賞が重賞初挑戦(6着)だったが、前哨戦の駒ヶ岳賞では1番人気に支持され、中団追走から4コーナーで外に持ち出すと危なげなく差し切った。本命はこの馬でいいだろう。
馬券的に妙味はないが、相手には駒形賞2着のオリエントボス。
別路線組を狙うなら、3歳のダンディキングがおもしろそうだ。水沢1400メートルは2戦2勝で、この馬にもっとも合った舞台だろう。
ハタノアドニスもこのメンバーなら連下で馬券になっても不思議はない。
◎ヤマニンエグザルト
○オリエントボス
▲ダンディキング
△ハタノアドニス
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金沢ではシーズンを締めくくる古馬の重賞・中日杯(2300メートル)が行われる。
北國王冠を制したビッグドンは20日に名古屋で行われる名古屋グランプリGIIに出走するため不在。ここは同レース2、3着のテンリットル、ロイヤルブレンドに、中央から移籍後8連勝中で重賞初挑戦となるブラウトリートがどこまで迫れるか。
この3頭の争いだが、連覇を狙うタフネスゴールドも調子を上げてきていて不気味な存在だ。
オッズ的にはおそらく絞らなければならないだろうから、この距離でこそ力を発揮するテンリットルを頭で3頭に馬単で流す。
◎テンリットル
○ロイヤルブレンド
▲ブラウトリート
△タフネスゴールド
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福山では3歳の三冠目、アラブ王冠。
ここはもうバクシンオーで断然。競馬だから落馬だとかのアクシデントを考えれば100%とは言えないが、同世代と同斤量ならそれくらい抜けている。鞆の浦賞では7着に敗れたが、馬群の内に完全に包囲されてしまい直線でまったく抜け出すところがなかった。古馬との福山菊花賞で差のない2着なら、ここでは負けられないところだ。
相手には、その鞆の浦賞2着で10戦連続連対中のフジノコウザン。
鞆の浦賞を勝ったモナクリュウオーだが、漁夫の利的な勝利だったため、上記2頭とは実力差がありそうで、ここは押さえまで。
◎バクシンオー
○フジノコウザン
△モナクリュウオー