11日に園田競馬場で行われる姫山菊花賞は、かつてはアラブ3歳馬によるレースだったが、兵庫のサラブレッドの導入・充実によって02年からサラ系3歳以上のレースとなった。
その02年はロードバクシンが、昨年はヨシノイチバンボシが制すなど、ダートグレード勝ち馬が実績どおりの結果を残している。また、ダートグレードのタイトルこそないものの、03年の勝ち馬ホクザンフィールドも兵庫のトップホースではある。
小牧太騎手は04年にJRAに移籍したが、02年から04年までこのレース3連覇。移籍後の04年も別の交流レースで遠征してきて、兵庫のカネトシパッションでこのレースを勝ったというのは興味深い。
さて今回は、名古屋のウイニングインドから狙ってみたい。初重賞勝ちとなったくろゆり賞は東海地区同士の争いだったが、今年4月の東海桜花賞(2着)ではホクザンスターダム(9着)に、7月の名港盃(3着)ではトーコーカント(9着)に決定的な差をつけているだけに、今回の相手なら十分勝負になりそうだ。
相手には3歳馬のジョイーレ。8月の摂津盃で古馬を一蹴したが、古馬との斤量差が1キロになった前走のS1特別では1番人気に推されながらタマモビクトリーにゴール前で交わされた。今回も同じ1キロ差では過度の期待はできない。
あとは、今回小牧太騎手が手綱をとるタマモビクトリー、それに復帰3戦目となるレッドペガサスあたりにもチャンスあり。
3頭が遠征してきた南関東勢では、重賞未経験だが6戦連続連対中の上がり馬プリナムに可能性がありそう。2〜3歳時に重賞戦線を経験しているガイアヘッドだが、1年以上勝ち星から遠ざかっていて、ここ2走も着外だけに、ここでは荷が重い。
◎ウイニングウインド
○ジョイーレ
▲タマモビクトリー
△レッドペガサス
△プリナム