NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
さていよいよダービーWeek。第1弾のダービーは、もちろん栄城賞。
九州皐月賞荒尾ダービーが終った時点では、力の抜けている馬がはっきりしていて、栄城賞はわかりやすいレース、つまり馬券的にはそれほどおもしろくないかと思っていたのだが、いやいやどうして。実際にメンバーが出てみると、一筋縄ではいかない感じだ。
まず荒尾ダービー組では、後続をちぎったスターオブジャパンとユウワンの力が抜けている。
そして、ようやくここで重賞を使ってきたかという感じのシーキングザサンは、ここまで6戦全勝。
飛燕賞を勝って短期休養に入り、前走復帰戦の古馬B2戦を勝ったナセも有力な1頭。
6戦4勝のザオリオンもここで重賞初出走だがチャンスはありそうだ。
馬券の対象は、とりあえずここまで。
大井から移籍してこれが2戦目となるキングコングパワーにも未知の魅力はあるが、佐賀のB2で差をつけられているようでは厳しいだろう。なのでこの馬は見送る。
ここは素直に連勝中のシーキングザサンを本命にする。スターオブジャパンとは3月11日のかささぎ賞で対戦していて、ここはシーキングザサンが勝ち、スターオブジャパンがクビ差の2着。しかしこのときは、シーキングザサンのほうが斤量が1kg重かった。それが今回は56kgの同斤量。シーキングザサンにとってはかなり有利と思われる。
相手には、休み明けをひと叩きしたナセを取り上げたい。その次にスターオブジャパン。
◎シーキングザサン
○ナセ
▲スターオブジャパン
△ユウワン
△ザオリオン
馬券は、◎→○▲△△の馬単に、○→◎の折り返し。
3連単を買うなら、ユウワンまでの4頭ボックスでどうだろう。