静岡競輪場で開催された「オッズパーク杯ガールズグランプリ2021」を優勝し、ガールズグランプリ初優勝を果たした高木真備選手(東京・106期)にレース直後の喜びの声を聞きました。
オッズパーク編集部(以下OP):優勝おめでとうございます。
高木:ありがとうございます!
OP:スタートけん制気味になり石井寛子選手(東京・104期)の後ろでしたが理想はどの位置から組み立てようとしてましたか?
高木:外枠だったので、どの位置をとれるのかわからなかったですが、できるだけ前にいられるようにいきました。
OP:その後2番手で落ち着いて周回して、打鐘のタイミングで小林優香選手(福岡・106期)が仕掛けてきましたね。
高木:優香さんの先行は想定外でしたが寛子さんが飛びつくか見極めていけたので落ち着いていたと思います。
OP:いけるとおもったタイミングで踏み上げられました?
高木:3コーナーの手前くらいだったと思います。
OP:どのあたりで勝利を確信しましたか?
高木:ゴール線までわからなかったのでとにかく全力で踏みました。
OP:ゴールした瞬間ガッツポーズもでてましたね。
高木:うれしかったです!
OP:3年前に静岡のGPで5番車で走ってその時のリベンジを今日達成した率直な気持ちはいかがでしょうか。
高木:GP優勝だけを考えてずっとこの1年間走ってきたので達成できたうれしい気持ち、たくさんの人の応援や支えに感謝の気持ちでいっぱいです。
OP:この一年どのあたりが苦しかったですか?
高木:ビッグレースで一つも優勝できなかったところと、競輪祭のすこし前で順位がおちていたあたりが一戦も落とせないプレッシャーで苦しかったです。
OP:メンタル面で不安な気持ちは、どなたかの心のささえはあったのでしょうか。
高木:ファンの方が「絶対GPとってね」ていってくれたのと 高木隆弘選手(神奈川・64期)が練習をみてくれて気持ちの面、技術の面でもすべて教えてくれたので感謝しかないです。
OP:去年は調子が良くてグランプリに臨んだのでその分緊張していたと言っていましたが、今年はビックレースで思うような結果が出せていない状況だったので、去年と反対で気持ち的に楽に挑めたのでしょうか。
高木:GP決まるまで苦しかったけど。
去年調整してGP迎えたのになにもできなかったていうのがなんのために出場したのかわからないというものを経験した。
今年はとにかくこの舞台を楽しもうと思ってやったのが良かった。
OP:好きなフレームで勝てましたね。
高木:お気に入りのフレームで一番大きいレースを勝てたので自分自身もうれしいし自転車も喜んでいると思います。
OP:賞金の使い道は?
高木:お世話になった人に恩返ししたい。
OP:車の方はどうしようか?
高木:ゆっくり考えたいと思います。(笑)
OP:来年に向けた意気込みをお願いします。
高木:今年一番の夢目標であったGP優勝をホントにうれしく思います。
来年はビッグレースで優勝して、この舞台で優勝争いできるように頑張りたいと思います。
OP:来年女王として迎える一年になりますね。
高木:プレッシャーとかなく一戦一戦走れることに喜びを感じています。 今回みたいに楽しく走りたいと思います。
OP:ホークスの始球式も予定しておりますよ。
高木:ありがとうございます。
OP:最後にオッズパーク会員にひとことお願いします。
高木:今回はグランプリの応援本当にありがとうございました。私の一番の目標である、優勝が出来てすごくうれしいです。
来年もまたこの舞台で優勝を目指せるように、良い1年に出来るよう頑張ります。今後も頑張りますので、応援よろしくお願いします。
ありがとうございました。
-------------------------------------------------------
※写真提供:公益財団法人 JKA
今年もこの舞台がやってきました。今の気持ちを教えて下さい。
素直にグランプリに出場できることは嬉しいですね。
1年トータルして今年の自分自身をどういう風に分析されていますか?
可もなく不可もなくってとこです。ウィナーズの優勝と防府記念の4連覇はすごく嬉しかったんですが、それ以外はちょっと何ですかね。良くもなくて、記念も決勝には乗ってますけど、そんなにいい着じゃないですし、 GIとかも・・本当に可もなく不可もなくって感じですね。
去年も今年もですが、夏場乗り切りたいですね。
自分で苦手と思ってるのも良くないとは思いますね。その辺は自分で変に暗示かけちゃってるみたいなのは、あるかもしれないですね。でも、嫌いなもんは嫌いっすね。
夏場は特に練習時間とか考えてやってはみたんですけどちょっと難しかったですね。
暑いと疲れが溜まっちゃう、みたいなところもあるんですかね?
分からないっすけどダメっすね、夏は。
これからはそういう意味でいくと 清水選手の季節ですよ
そうですね、練習でもだいぶ状態上がってきてますね。
ついこないだ、防府で松浦選手と一緒に練習したといった話を小耳に挟んだのですが、 そこではどんなことを意識してされていたのですか?
練習自体は、いつも通りですよ
そこで前後が決まったみたいな感じですか?
いや、もっと前です。12月の頭ぐらいには並びはもう決まっていましたね。
競輪祭、終わってちょっとしばらくしてですね。そこでスンナリ、清水選手が前といった感じで決まったのですか?
はい、そうですね。そんな大した話もせず、共同記者会見で言ったような感じですね。
なんか大きいレースの並びの決め方は、我々のイメージからすると時間かけて色々話し合ってみたいイメージでしたが。
そんなないですよ。みんなが考えてるほど、僕らは考えてないですよ(笑)
ほんとに直感というか、そんなのですよ。
普段のレースもその辺は相手の動きを見ながら、ひらめきと言うかインスピレーションでいっぱい動くところが大きいと思うんですが、相手を見てどうですか、関東が3人のラインですが、何か気をつける事はありますか?
もう普段走ってるメンバーですし、相手がどうのこうのじゃなくて、とにかく自分のレースをしっかりしたいですね。
今こうやってお話を伺っていると、もう数も重ねているっていうのもあって、気負いとか緊張感とかがなく平常心だなぁと感じるのですが。
もう今から緊張してても疲れるんで。そこは当日だけで。
いろいろ初出場の選手とかにお話を伺うと今の時点から、もう心臓バクバクだとかという方もいらっしゃいますけどね。
それは言ってるだけじゃないですか(笑)
今回のインタビューは、リモートでということになりましたが、やっぱり、場を設けて そこに出席してみんなで並んでとなるとなんか緊張感が感じられますね。
グランプリの緊張っていうよりかは、その場の緊張って感じですね。
確かに最初の頃はそっちで緊張しましたね。村上(義弘)さんとか武田(豊樹)さんとか平原(康多)さんとか、やっぱ存在感が凄いんで。
そういう意味では今回は大御所勢ぞろい、という感じではないですかね。
小さい頃からテレビで見てた人ばっかりかどうか、というのはありますよね。
では最後に一言お願いします。
しっかりいいレースしたいなと思います。よろしくお願いします。
-------------------------------------------------------
写真: 「(公財)JKA提供」
いよいよ夢の舞台が近づいてきました。今の率直なお気持ちから教えてください。
だんだんとグランプリが近づいてきたので、凄くいい緊張感の中で練習もできていますね。
6月に高松宮記念杯をとって、その時点でグランプリが決まったんですが、その頃の思いと、今とではかなり違いますか?
ほんと当時は僕が獲っちゃいけないと思っていたので、出たら駄目なんだろうなって。そんな風にずっと思ってたんですけど、今は僕が出るんだ!っていう強い気持ちがあるので、その辺の気持ちはすごく変わってきていますね。
今回初めての舞台ということで、周りは家族も含めて色々激励の声っていうのもあると思いますが、その中で何か心に響くものありましたか?
まだそういうのは頂いてないんです。ただ、練習グループからは頑張れよ頑張れよといつも言ってもらっています。
グループというのは平原選手も一緒ですね?
はい。
今回関東の並びは、宿口選手が番手ということになりましが、これはどういう経緯で決まったんですか?
そうですね、先程、ちょっと3人で話す機会がありましたので、各々の思いを伝えて、そういう形で決まりましたね。
先程という事は、今日(12月22日)決まったのですか?
はい、今日決まりました。
今日までは一緒に練習していても、そういう話にはならなかったのですか?
しませんでしたね。
グランプリに向けてもそういう話は全くしなかったのですか?
してないです。競輪祭終わった後に、ちょこっとそういう話をする機会があったんです。そこでこんな軽い感じで決まるのかな?とは思ったんですが、平原さんからこんな感じで決まるんだよ、と言われて・・ほんとかなあと思って・・・
我々がイメージしてる状況とかなり違うんですけれども
僕もイメージしてた状況と全く違いました。
吉田選手が競輪祭を獲ってから、もうほぼほぼ一か月じゃないですか。その時点でメンバーが決まったから、僕はてっきり三者会談とかやって決めるのかなと思ってたんですが違ったんですね。
僕もなんかそういう風なものをやって決まるのかなって 思ったんですけど、ここで決まりました。
ちなみに時間所要時間はどんなもんですか?
2、3分です
宿口選手からすると番手かもしれないな、いや3番手かもしれないなとなりますよね?
吉田拓也選手がいるので、前っていうのはないにしても。
競輪祭終わった後に、平原さんから「お前、(GPは)拓矢の番手だ」と言われて、背中バーンと叩かれて、こんな感じで決まるんですか?っとなって、また不安になったんで、何も話ししなかったんです。
僕だったらなんかどっちなんだと、モヤモヤしたその期間が一か月ぐらい続きそうな気がしますが。
だけど、番手だろうが3番手だろうがやる事は各々あると思うし、この後のレースの想像もできますし、全くモヤモヤ感とかはなかったです。
初めての舞台なので入れ込みすぎないようにという部分もあると思います。それについて何かされていますか?
多分平原さんがいなかったら、緊張のあまり本当も何もできなかったと思うんですよね。
でも、近くに平原さんっていう人がいるんで、過去12回ずっとグランプリ出てる姿を見てきているので、いつも通りでいいんだって思えてきて。だから本当いつも通り過ごしてます。
特別な事なんて一切何もしてないです。
そんな平原康多選手の存在を後ろで感じながらのレースですね。楽しみにしています。
ありがとうございました。
-------------------------------------------------------
写真: 「(公財)JKA提供」
さあいよいよ初の夢舞台が近づいてきました。今のお気持ちから教えてください。
競輪祭終わってからは、結構あるなと思ったんですけど、ここまで来たらあっという間だったなという感じですね。
時間はうまく使えてますか?
はい。休養もしっかりして練習も今は追い込んでる状態です。
関東は、後ろに宿口さん、そして平原さんを従えての3人揃ってのレース。その一番前を走ることについてどう考えていらっしゃいますか?
もう、とにかく責任ある位置なんで、とりあえず悔い残らないように走りたい。それだけです。
どんなところを多くの皆さんにアピールしたいですか?
一番はその関東の結束っていうのを見てもらいたいですね。
この並びは、すんなり決まった感じなんですか?
結構すんなり決まりました。
吉田選手の中では、自分が前を走るというのは決まっていたんでしょうね。
自分の中では、そこはに関しては決めていたというか、前を走らせてもらおうかなとは思ってました。
相手も錚々たるメンバーの中、そして暮れの独特の雰囲気の中でのレース。
これまでは映像や、現場で見た事はあったと思うんですが、自分自身がその舞台の中にいるというイメージはうまく出きていますか?
まだまだ全然ですね(笑)どういう景色なんだろうって。分からないんで。とりあえずあがらないように頑張ります。
楽しみ緊張現時点での割合はどんなもんですか
緊張しかないですね。
これまでGIの決勝も経験してきて今年はタイトルも取りました。そのレースも緊張感の中での走りだったと思いますが、それでもまた違うものですか?
違いますね。
それは何でしょう
やっぱり、グランプリって夢の舞台なんで、そこに自分が走ると考えると、萎縮じゃないですけど、ふと夜考えたりしますよ。
全く他の開催と違うのはそのシリーズ、4日間とか5日間とか全てを通してじゃなくて、1本で全てが決まる訳じゃないですか、そこはどうですか?
そうですね一発勝負なんで。まぁ難しいなぁ、って感じですね。
気持ちの持って行き方についてなどは、身近な先輩からのアドバイスとかがあったりするのかなと思うのですが、いかがでしょう?
もう深くは、あんまり聞いてないですね。
競輪祭を取った時には、弟の有希選手(茨城119期)のアドバイスがかなり効いたっていうお話でしたけれども、今回は何かありましたか?
今のところ特にないですね。一緒に練習してるぐらいです。
グランプリ、多くの方が見ると思います。吉田選手のこんなところを見て欲しいっていうのは、何かありますか?
思いっきりの良さを見て欲しいです!
最後にファンの皆さんに一言メッセージをよろしくお願い致します
グランプリ初出場なんですけども、一生懸命頑張ります。応援よろしくお願い致します
-------------------------------------------------------
写真: 「(公財)JKA提供」
2年連続で滑り込みの男ですね。
本当にね2年連続、ギリギリなんでね(笑)
これはある意味、持ってるんじゃないですか?
本当にね、9番手でギリギリの所でしっかり出れるんで本当に嬉しいですね。
周りからは何か、そういうのは言われたりしますか
いや、そこに関しては言われないんですけど。自分でもよく、耐えたなというとこですね。
よく耐えたし本当にあの広島記念、よく走りましたね。
あれはもう、グランプリ決まったとしても走ろうと思っていたので。
それはなんか理由があったのですか?
そうですね 、やっぱり追い込みなんで。ちょっとレース間隔が空きすぎると、感覚がなくなっちゃうので、ちょうど広島記念走ったくらいがいいかなっていう感じで走ったんですよ。だけど、ちょっとレース感どころじゃなかったですね。
裏目に出ましたね。
そうですね、絶対に裏目に出たとは思うんですけど、広島記念を走ったことに後悔はないですし、落車するのも鎖骨折るのもつきものなんで。これは今後の勉強だと捉えていますね。
それを笑って話せる守澤選手のメンタリティーっていうのは、凄いなと改めて思いました。
そうですね、やっぱりあまりいちいち気にしてても、しょうがないと思ってるタイプなんで。もう過ぎちゃった事も折っちゃったもんは折っちゃったんだし、気持ちを切り替えて、どこまで復活できるかっていうところだと思うんで、プラスに考えてます。
過去には骨折して優勝した選手もいますからね。
村上義弘さんですね(笑)僕も優勝したら伝説になれそうなんで。
これはある意味レジェンドを作る大チャンスといえば大チャンスですよ。
そうですね、名を挙げる格好の機会ですね(笑)
競輪番組以外からの取材が殺到しそうですね。ドキュメンタリーとか。
「鎖骨を折りながら頂点にたった男」
いいですね。かっこいいですね!
去年と今年とグランプリを迎えるにあたっての心境はどうですか、去年は初出場でしたが。
去年に関していうと、特にグランプリを狙って1年間走ってたわけではなかったので本当に嬉しいなっていうのに対して、今年はもう最初の時点からもう絶対にグランプリ出てやるって言うのを目標にしてやってきたので達成感というのもありましたし、やっぱりグランプリに対するモチベーションが違いますね。
確かに、SSとしての責任感ももちろんあっただろうし、目標を設定して達成できたというのは大きいでしょうね。さらに次の目標はグランプリの中で何かありますか?
そうですね、グランプリ出ることが目標だったんで、この先はまだボンヤリとはしてるんですけど、素晴らしい選手と走れて、この素晴らしい舞台で、勝負できるって嬉しい事なんで、そこでしっかり勝負して、結果優勝できればなと思ってます。
グランプリの舞台っていうのは普段競輪をご覧にならないお客さんもたくさんご覧になると思います。そんな方々に自分自身の魅力や、競輪を知らない人に、こういうところを見てもらいたいというのは何かありますか?
まず見た目が金髪なんで、こんな奴もいるんだぞ!っていうのも見ても頂きたいですし、レースに関して言うと、やっぱり最後まで諦めないしぶとさだけが武器なんで、本当に最後4コーナー周ってからが、僕の仕事だと思うので、そこでいかに目立てるかですね。
最後の最後に滑り込んで頭で
そうですねもうそれが理想ですね。
最後に、ヘアースタイルは何かグランプリ仕様とか考えておられるんですか?
そんな余裕がなくて、色々やらないといけない事があって、時間が足りないですね(笑)
確かにそうですね(笑)ありがとうございました。
-------------------------------------------------------
写真: 「(公財)JKA提供」