SGオートレースグランプリ史上初の6日間開催を完全Vで決めた青山選手。優勝戦は早川選手(伊勢崎29期:早川清太郎選手)とのデットヒートを制しての優勝でした。そして、グランプリ後の飯塚オートGIダイヤモンドレースで開催グレード連続優勝を飾りました。その時の状態や気持ちなど振り返っていただきました。
(取材日:2022年9月5日)
インタビュー / AKI
AKI:SGオートレースグランプリ完全優勝!おめでとうございます!
青山:ありがとうございます!
AKI:エンジンの状態を振り返るといかがですか?
青山:エンジンは安定して良かったと思います。グランプリの前の節にクランクを交換して優勝は出来ていたんですか、少し不安が残る中で始まったグランプリでした。というのもまだクランクの実績は浅く、交換したては良くてもその後もちゃんと動いてくれるかどうか。けど、始まってみたら意外と動いてくれたので良かったです。2日目に整備ミスをしてしまって下回りを急遽することになっちゃったんですが、それ以降も動いてくれたし下回りも結果的にやって良かったです。
AKI:6日間のロング開催に関してはいかがでしたか?
青山:長いといえば長いけど、4月のSGオールスターで経験していたので、時間の使い方とかは上手くできてたと思います。けど、「あれ?今日何日目?」とかいうのはありましたね(笑)他の選手も多いと思いますよ。不思議な感じですね。初めて6日間を経験した時は「やっと準決勝戦!」という感じでかなり長く感じました。その分、グランプリの方が精神的にも若干慣れていましたね。
AKI:そんな中、迎えた優勝戦。やはり、早川選手(伊勢崎29期:早川清太郎選手)が後ろに迫ってきましたね!
青山:ですね。試走の感じはそんなに悪くはなかったし、タイヤも評判の良いもので行っていたので「ペースを上げられるかな〜」と思っていました。練習の感じも悪くなかったし、タイヤはレース初のものだけどなんとなく大丈夫かなぁと。けど、レースでは思ったよりもタイヤが食い付いてくれなくって。「あららら?」という感じ(苦笑)でしたけど、「もうしょうがない、走るしかないし。」と思いその時の最善で走っていました。そしたら、やっぱり音が聞こえてきて。気配を感じながらの10周回でした。
AKI:10周回の1コーナーでは早川選手が青山選手の内に飛び込んできましたが、どのように見ていたんですか?
青山:絶対に来るなぁとは思っていて。なんとなく、選手紹介とかの雰囲気をみて清太郎さんも気合が入ってる感じがしていましたし、レースでも仕掛けてくるだろうと考えていました。なので、飛び込んできた時も「やっぱり来たか。」と思っていました。その時の清太郎さんの気迫は凄かったですね。そこを冷静に立ち回れたから良かったんですが、「すげー。」というか唖然としてたら一緒になって連れて行かれてたと思います。それくらい強い気持ちを感じました。以前山陽のプレミアムカップで負けた時はその気持ちに負けたというか抵抗できませんでしたし。けど、今回はなんとか勝つことが出来ました。
AKI:6日間完全優勝に関してはいかがですか?
青山:たまたまですよ、本当に。むしろ、SG完全Vが2回目と言われて1回目はいつだろう?と思っていました。なので、興味がないわけではないんですが、そんなスタンスです。
AKI:ちなみに、前回SG完全Vは2019年のグランプリですね!
青山:へぇ〜!...(笑)1走1走、目の前のレースに集中してたら完全Vだったという感じです。これからも1走1走、目の前のレースを頑張って1着が続けば嬉しいですね。
AKI:グランプリ完全Vの次に走ったのが飯塚のGIダイヤモンドレース。ダイヤモンドレースはグランプリのようにはいきませんでしたよね。
青山:はい。かなり苦戦しましたね。グランプリのままである程度は動くだろうと思っていました。初日も1着取れたんですが2日目以降は「あれー!?」となって。なので、ちょこちょこは扱って。4日目にグランプリとは大きくセッティングを変えてみたら動きが変わって良くなりました。優勝戦もさらにセッティングを進めて。試走タイムがあまり良くなかったんですが、スタートしたら意外に良かったという感じですね。クランクを替えて3節くらいで、まだまだどんなクランクなのか、方向性というか性格が分かってないので時間が必要だと思っています。このクランクのポテンシャルはあると感じているので、それを上手く引き出せればもっと安定して良いところで動いてくれると思います。
AKI:ダイヤモンドレースのときの飯塚走路はとにかく滑るというお話が色んな選手から上がっていたんですが、青山選手はどうでしたか?
青山:滑りましたね。んー。食いつくけど滑るという感じ。なので、上がりタイムも思ったよりも出てなかったですね。レース場ごとに走路の感じは違います。伊勢崎の方が滑るんですが、調整が合えばタイムが出る感じで飯塚は走路とばっちりセッティングが合った人しか走れないような感じ。ダイヤモンドレースは最後の最後、優勝戦で走路と噛み合った感じですね。
AKI:それにしても、飯塚は相性がいいですね!
青山:そうですね!あまり相性とかを気にすることはないんですが、振り返ると飯塚で記念を勝つことが多いなぁと思っています。獲得タイトルを見ると地元みたいですね(笑)
AKI:ただ、今の飯塚の大時計は切りずらいとお聞きしたことがあります!
青山:LEDが苦手なのか見にくいですね。光の加減だとは思うんですが少しぼやけて見える感じ。昼間はそんなに感じないんですがナイターだと明かりが強すぎるというか。他のレース場のナイターだと感じないので夜の見え方が気になります。ただ、何度か経験してやっと慣れた感じです。)
AKI:夏の大会も終わり、年末に向けての戦いも始まるわけですが、今年ここまでを振り返っていかがですか?
青山:不思議と優勝回数も多く、前半より後半の方が安定して良くなってきたかなぁ、上向いてきたかなぁといった感じ。あとは、気候が冷えてきて動きがどう変わってくるかですね。楽しみもあり不安もあり、なんとも言えない感じですね。整備面もまだまだなのでこれからも失敗はあると思うけど、色んな経験をして少しずつ成長していきたいです。投げ出したいこともありますけどね(笑)けど、負けるのも悔しいから自分がやれることをしっかりやって向き合っていきたいです。
AKI:10月から全国ランクが2位になりますが、その辺りはどう感じていますか?
青山:そこまでNo.1にこだわりがないというか。レースでは1番になりたいけど半期の成績なだけでNo.1だからと言ってレースに向かう姿勢は変わらないです。1走1走した先の結果論なので自分自身そこまでこだわりはありません。けど、周りの方に「またNo.1になって!」という言葉や応援の言葉をかけてもらったりすることはすごくモチベーションになります。それに、スポンサーの皆様のロゴを見てもらえるチャンスが少なくなってしまったと思うのでまた返り咲けるように頑張ります!
AKI:それでは、最後に皆様にメッセージをお願いします。
青山:SGグランプリ、GIダイヤモンドと勝てて10回目の優勝をすることが出来ました!この調子を崩さないように、いつもと変わらないスタイルで1走1走頑張ります。応援よろしくお願いします!
福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。
2022年7月13日にデビュー初優勝!女子レーサー史上6人目の完全優勝を果たしました。優勝した時の気持ち、今後の目標などをお聞きしてきました。
(取材日:2022年8月7日)
インタビュー / AKI
AKI:デビュー初優勝おめでとうございます!お気持ちはいかがですか?
高橋:とりあえずはほっとしました。萌ちゃん(伊勢崎33期:田崎萌選手)が先に優勝していて、自分も早く優勝したいと思っていました。けど、優勝戦を迎えてそこまで初優勝を意識することなく臨めました。節間も緊張もそこまでなく、気がついたら毎日1着が獲れていた感じです。エンジンの感じは前の節から変わらず、すごく良いわけでもなく悪くもなく。乗りやすいなぁと。上がりタイムもそこまで出ていなかったので、気がついたらという感じでした。いつも通り走っていた感じです。セッティングもほとんど扱わず。不思議でしたね。タイミングや色んなことが重なってということがあるんだろうなと思いました。全てが良い方向にいきました。いつも通りの気持ちで臨めたのも良かったのかもしれませんね。
AKI:1号車から逃げる展開でしたが、レース道中はどんな感じだったんですか?
高橋:前のレースで雨が降っていて滑らせていたので、走路はどんなものかと、試走でいけるところまでいってみたんですが、タイムは3.41。後ろの選手の方がタイムが出ていたので、あまり良くないのかなと思っていました。試走後、ピットの中にいるときも雨が降っていたので、後も滑るだろうと考え、怯まずいこうと全力で走りました。ピットの中でも優勝戦の選手と「1、2コーナー絶対滑るよね」と話していたんですが、「自分は思いっきりいきます!」と言いました。優勝戦に乗ることもなかなかないので、滑ってでもなんでも良いから"全力で行こう!"と思っていました。そしたら、意外と乾いていて良走路に近い状態になっていました。走りやすい走路になっていましたね。諦めず思いっきりいけたのが良かったんだと思います。
AKI:トップでゴールした瞬間はどんな感情でしたか?
高橋:「よしゃ!1着!...ん?優勝!?」くらいの感じであんまり実感が湧いていませんでした(笑)ビジョンを見たら「あ、自分映ってる。優勝できた!」という感じ(笑)力んでなかったからの感情だったんだと思います。思った以上に落ち着いていました。この優勝が少しでも自分の自信につながればいいなぁと思っています。
AKI:ハンデが下がりましたが、今の位置はいかがですか?
高橋:以前も最重ハンデから20m前になったことはあったんですが、その時は成績が悪くてハンデが戻ってしまいました。けど、今回はハンデが下がった節に1着が取れましたし、飯塚の女子戦(ガールズ王座飯塚予選)で最重ハンから捌いていけました。女子戦の時、スタートラインについたら前に選手が沢山いて「これは捌けないだろうなぁ」と思ったんですが、色々とシチュエーションを考えて臨んだら2着までいけました。1着には届かなかったんですけど、落ち着いて心に余裕を持つ事が一番だなと感じました。以前は必死になり過ぎて、走ったレースの内容も覚えていないくらいその場その場のレースになっていました。「とりあえず頑張ろう!」ということしか思っていなかったのですが、今は落ち着いて捌いていけるように色々と考えてイメージ出来るようになりました。今回のハンデ重化は戦えていけるかもと思えるようにもなりました。もちろんまだまだ捌きは課題なので、一走一走勉強しながらですね。
AKI:目標とされていた初優勝を達成しましたが、次の目標は何ですか?
高橋:今のハンデ位置、最重ハンから20m前でも優勝することですね。まずは優出です。
AKI:整備に関してはいかがですか?
高橋:最近は少しずつセッティングを合わせられるようになってきて、対応をできるようになってきました。本当にちょっとずつですが理解できるようになっていました。捌き、整備と両方成長できるように頑張りたいですね。
AKI:前回、このインタビューの時は、以前されていたバイク競技(モトクロス)とは全然違うというお話もありましたが、現在はどのように感じていますか?
高橋:当時は対応ができなくて。バイクの経験があるのに結果が出ず自信を無くしていたんですが、今はオートレースにも慣れてきました。デビュー当時はバイク経験もあったし「やっていけるだろう!」という過信があったんですが結果全然ダメで。その時に「変なプライドは捨てよう!」と思い初心者からという気持ちで臨むようになりました。時間はかかってはいるんですけど、一歩一歩いこうかなと思えるようになりましたね。焦ってもしょうがないので。今でも、前の競技とオートレースは別物と思っています。
AKI:ただ、スタートはバイク経験者ならでは、速いですよね!
高橋:そうですね。スタートはなんとか。けど、飯塚の走路は空回りしやすいんです。ですがそこも、なんで空回りするのか考えて色々扱ってみたら、少しずつ空回りしないクラッチのセッティングや、"ここのレース場ではこういうセッティング"というものが見つかってきています。今はとにかく冒険心を持って臨むようにしています。この辺りの考えも前回ハンデが下がった時とは違いますね。前回は「なんで?」しかなかったんですが、今は前を捌くためにもスタートを決めたいと思うようになりましたし"どうしたら良いのか"をちゃんと考えられるようになりましたね。やっぱりスタートが切れるのと切れないのだと全然違います。スタートでロスしないようにしたいです。
AKI:全体的に底上げが出来ている感じですね!
高橋:ここも冷静に考えられるようになったからですね。とにかくこれに尽きます。以前はレースの組み立てがあっちゃこっちゃいっていたので(笑)今は、最重ハンの選手が何を考えてレースしているのか考えてみるようにしています。1号車から逃げるのと前を捌くのでは状況が全く違う。自分の考え方を変えないといけないと思うようになりました。
AKI:今後、グレードレースへの思いなどはありますか?
高橋:何回かは走らせてもらってるんですけど、ハンデが下がれば状況も変わってくるのでグレードでも勉強していきたいですね。まずはグレードの雰囲気に慣れたいです。緊張しいでテンパってしまうのでまずは慣れていきたいです。1回目がダメでも2回目は少し改善できるようにマイペースに少しずつですね。今年のオールスターでは最終日に2着と連に絡めたので一歩ずつ。最近は周りの選手の方とも交流することが増えて変に緊張することは減りました。新人の頃は、上位級の選手の方を目の前にすると恐れ多いというか「うわっ!」てなる感じがあったんですが、今は気さくに話してもらえるようになって。環境もすごく良くしてもらっています。このあたりも近況の成績に反映されていると思います。
AKI:今後、どんな走りをしていきたいかなどありますか?
高橋:綺麗なレースをしたいですね。外をぶん回すだけではなくしっかり三角切って捌いてをできるようになって、どんな位置でも上位着に上がっていけるような選手になりたいです。最近は、「どうやって捌いていこうかな」と考えることも楽しいです!
AKI:それでは最後に、記事を読んでくださってる方々にメッセージをお願いします。
高橋:マイペースですが、一歩一歩成長できるように頑張りますので応援お願いいたします。
(写真は伊勢崎オートFacebookより)
福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。
2020年4月29日、飯塚オート開催のSGオールスターオートレースで落車され、長い休養生活を余儀なくされていました。復帰まで約1年8ヶ月の時間を要されましたが、今年の7月に通算1000勝を達成し、同じ節に復帰後初優勝完全Vを飾られました!ファンの方が待ちに待った池田選手の活躍。1000勝や復帰後初優勝を決めた時のお話をお聞きしました。
(取材日:2022年8月1日)
インタビュー / AKI
AKI:1000勝、復帰後初優勝おめでとうございます!
池田:ありがとうございます!!
AKI:まずは、1000勝達成したお気持ちはいかがですか?
池田:気が楽になりました。と言うのも、ずっと花束を用意していただいて、何個も枯らせていたのでプレッシャーは感じていましたね(笑)川口の時は毎回撮影隊が来てましたし。そういう変なプレッシャーがありました(笑)
AKI:1000勝達成は伊勢崎のナイターでしたよね。
池田:はい。そこで1000勝獲れてほっとしました。
AKI:そこで花束をついに!!?
池田:蓋開けたら花束がなかったんです(笑)「えぇ?あれ!?」となりました(笑)忘れてたのかな?けど、次の日、片野選手(川口32期:片野利沙選手)がお花を持って来てくれました。
AKIそこから連勝となりますが、エンジンの手応えはいかがでしたか?
池田:手応えがある感じではなかったんですが、レースは出来てたんで良いのかな?という感じ。んー、まだ自分が分かってないのかもしれないですね。車は進んでくれたので、レースで確認する感じですね。
AKI:そんな中でも、連勝をして優勝戦に進みました。優勝戦の前はどんなお気持ちだったんですか?
池田:んー。いつも通りですね。そんな気負ってる感じもありませんでした。レース道中で先頭に立った時は「あぁ、こんなレースができるんだなぁ」と思っていました。安心する感じですかね。もちろん嬉しいんですけど、自分自身、復帰してからどれくらいまで走れるか分からなかったのでほっとしたというか安心したという気持ちの方が大きかったですね。
AKI:優勝戦ゴールした時はどんなお気持ちでしたか?
池田:やっぱり嬉しかったですね。ウイニングランでもお客さんがいるのは良いですよね。伊勢崎は距離が近いのもあって祝福してくれてるのが分かるので嬉しかったです。
AKI:完全優勝となりましたが、エンジンは何か扱っていたんですか?
池田:前の節に落車してしまって。優勝した節の前検日にオーバーホールをして、節間は本当にちょこちょこ程度。落車後にオーバーホールしてエンジンは良い方向に変わってくれていましたが腰回りが少し気になっていて。1000勝決めた日のレース前も腰回りの方が不安でしたね。なので、1000勝がかかってるというよりも腰回り大丈夫かな?の方が大きかったです。結果、腰回りもなんとかなったのでよかったです。
AKI:優勝してハンデが1番後ろに戻りましたが、今の位置はいかがですか?
池田:最重ハンデの最内は結構久しぶりというか、1コーナーが難しいですね。怪我をする前は外枠で、スタート遅れても外からかますという選択肢があったんですが、今は遅れたら外からかまされてしまいマイナスのスタートからになってしまう。なので、今はスタート行けなかったら展開が厳しくなってしまいますね。スタート同タイで行っても1コーナーで捲られたりするので難しいです。1コーナーでどういう突っ込みをしていくのか、遅れたときはどう対応するのかということを色々考えないといけないポジションです。
AKI:レース道中の捌きに関してはいかがですか?
池田:道中はあまり変わらないんですが、インから捌いていくことにまだ躊躇してしまっています。狭いところとか、合わせるところはまだ不安がありますね。足の怪我に関してはまだリハビリもありますが、乗る分には大丈夫です!
AKI:復帰まで長い時間がかかりましたが、どのように過ごされていたんですか?
池田:きつかったですね。精神的に落ち込んじゃって。なかなか状態が良くならず変化がない時期もあって、前に進めないという時期は本当に辛かったです。生活は普通に出来てたんですが、もしかしたら復帰は難しいかなとも思っていました。けど、なんだかんだ少しずつ良くなってきて。松葉杖の生活が10ヶ月ほどあったんですが、松葉杖が取れてからはだいぶ楽になりました。色々乗り越えて、時が解決することもありますね。人間強くなれるというか、弱ってもまた戻って来れるんだなと思いました。
AKI:いろんなことを乗り越えての復帰となりましたが、復帰してからの気持ちはいかがですか?
池田:まだまだレースは上手くいかないことの方が多いですけどやっぱり楽しいですよ。家にいるよりレース場で仲間と話して仕事してる方が楽しいです。これからまた少しずつ頑張っていきます。乗り手も少しずつ良くなってきているのでちょっとずつですね。
AKI:1000勝達成、復帰後初優勝を決めたわけですが、今後は何か目標などありますか?
池田:若い時は日本一とかありましたが、ある時からは目標を決めず、どんなレースでも一走一走しっかり走るということを意識しています。これは今も変わっていません。
AKI:それでは最後に、記事をご覧の皆様にメッセージをお願いします。
池田:そうですね、、、打倒青山(伊勢崎31期:青山周平選手)で頑張ります(笑)これからも応援お願いいたします。
(写真は伊勢崎オートFacebookより)
福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。
伊勢崎所属の29期。今年はなかなか優勝ができず苦しむレースが続いていましたが、7月3日に行われた川口オートキューポラ杯で優勝を飾りました!1年ぶりのグレード優勝!どんな状態で臨めたのか、優勝した時の気持ちなどお話をお聞きしていきました。
(取材日:2022:7月8日)
インタビュー / AKI
AKI:キューポラ杯優勝おめでとうございます!
早川:ありがとうございます。
AKI:優勝したお気持ちはいかがですか?
早川:今年はずっと優勝できてなかったので、そんな簡単に優勝はできないだろうなと思っていました。正直、初日からの手応えも良くなかったので、優勝戦に進めたものの優勝できるかな?という感じでした。なので、優勝できて本当に良かったです。
AKI:今年はなかなか優勝ができていなかったということですが、エンジン的にはあまり良いとは言えない状態が続いていたんですか?
早川:そうですね。地元でもそんなに動いてくれてる感じはなかったですし良い感じではなかったですね。伊勢崎の稲妻の時なんかはパーツ交換をしたり色々扱っていたんですがそこまで上向いている感じはなかったですね。
AKI:消音マフラーに関してはどうですか?
早川:消音マフラーは嫌いじゃないですね。乗った感じ雰囲気はだいぶ変わるんですが苦手意識はないです。グリップの開閉の感じとかもちろん変化はあるんですが、変わったら変わったなりに対応するのでそこまで問題はないです。
AKI:優勝戦では試走タイム3.31でしたが、手応えはいかがでしたか?
早川:体感はそうでもなかったんですが、タイムが少し出てたので「ちょっとは良いのかな?」と思っていました。
AKI:ただ、スタートでは厳しい位置になりました。
早川:スタートはいつも通りなんですけど良い位置につけれなくて包まれる感じになっちゃいました。逆にそれが良かったのかも知れませんね。展開的に自分に向いてくれましたし、インコースも空いていました。消音マフラーはインコースを走るとあまり良くんかったんですが、優勝戦のエンジン状態はインコースが走れるような状態に変わってくれていたので。1周回でインコースを走らされたときにインコース向きのエンジンだと分かりました。「あれ?思ったより良いかな?」という感じでした。早めにインコースから抜け出せたのが良かったですね。
AKI:エンジンは何か扱っていたんですか?
早川:優勝戦の時だけ大きくセッティングを扱っていきました。最後なんで、ダメでもしょうがないと思って。準決のままだと勝てないのが分かっていたので良くなればいいかなと思って扱いました。普通のマフラーだとやるセッティングなんですけど、消音マフラーでは合いそうにないなと思っていたセッティングをやってみたら意外とレース前の感じが良かったので行ってみようかなと思いレースに臨みました。それがハマってインコースで戦うことが出来ました。
AKI:消音マフラーでもインコースで車速を落とさず走れるんですね!
早川:そうですね。エンジンさえ合ってくれれば消音マフラーでもインコースを走ることができます。合ってないと無理ですけど、優勝戦前にセッティングを扱って合ってくれました。
タイヤも準決で使っていたもので少し低かったんですけど、最終レースでしたし不安はそこまでなかったです。
AKI:先頭に立ってからはどんな気持ちで走られていたんですか?
早川:上手く先頭に立てたんでそれでやられたら仕方ないと思っていましたし、あの開催自体後半の追いは届いていなかったので先頭に立てればチャンスはあるかなと思っていました。
AKI:エンジンももちろんですが、展開も早川選手に向きましたね!
早川:そうですね。レース後永井さん(川口25期:永井大介選手)に「展開めちゃくちゃ恵まれたな!」と言われました(笑)ただ、エンジン良くないと展開も良くならないのでエンジンが上向いてくれてよかったです。
AKI:表彰式ではお客様の前でのインタビューとなりましたがいかがでしたか?
早川:たくさんの声援や祝福の言葉が聞こえて、やっぱりお客さんがいるというのは良いですね。今まで、コロナ禍で表彰式を出来ていなかったんですけど、目の前でお客さんの反応があるとレースもやり甲斐があります。ウイニングランの時もお客さんが喜んでる姿を直に感じられて、実感も湧きましたし嬉しかったです。ウイニングランがなかった時は優勝しても中々実感がわかないというか「あれ?優勝したんだっけかな?」というような感覚でした。1人で車で帰るときも「仕事終わったけど良かったのか悪かったのか分からないや」というような不思議な感じでした。なので、本当にファンの方の存在は大切です。
AKI:なかなか勝てない中での今回の優勝は一つポイントになりましたか?
早川:そうですね。今回は正直優勝できる自信がなくって。大体優勝できる時はエンジンが良くチャンスがあるかもという感じがあるんですが今回は違いました。もちろん最初から諦めてた訳ではないんですけど、勝負の世界なので頑張りたいけど厳しいかなという時があります。なので、今回のような勝ち方、勝て方もあるんだなぁと思いましたね。新しい発見でした。
AKI:今後はSGオートレースグランプリも控えていますがグランプリへの気持ちはいかがですか?
早川:やっぱり大きなレースになると良い状態じゃないと戦えなくって。近況はそこそこの状態が続いていたので、今回の優勝は自分自身も改めて頑張ろうと思えました。
AKI:話は変わって、伊勢崎オートといえばYoutube動画もたくさんアップされていますがいかがですか?
早川:周りの反応も良いみたいで嬉しいですね。実際撮影はなかなか慣れなくって難しいところもあるんですが、田村治郎(伊勢崎30期:田村治郎選手)が先頭に立ってやってくれて雰囲気も良くなってきてます。撮影もナチュラルに行っているので、普段のロッカーの雰囲気のまま撮影させてもらっています。恥ずかしいですが楽しいです(笑)けど、お客さんが楽しんでくれたら良いですね。
AKI:早川選手も色々いたずらをしたりというお話もありますし!(笑)
早川:あれはヤラセです(笑)多分ヤラセです(笑)
AKI:それでは、インタビューをご覧の皆様にメッセージをお願いします。
早川:やっと徐々にファンの方と触れ合う機会が増えてきてるので、油断は出来ないですが触れ合う場が増えてくれたら良いなぁと思っています。そのためにも、自分もレースを頑張りますので応援をよろしくお願いします。
(写真は川口オートFacebookより)
福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。2013年4月~2018年3月まで飯塚オートイメージガール3代目「勝利の女神」として活動した後、レポーターを経て、現在は飯塚オートCS放送、ネット放送のメインMCを担当。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベントやYouTube配信などに出演中。
7月31日(日)に浜松オートで行われた、GIIウィナーズカップで優勝を飾った佐藤貴也選手。近況では、熱走路でも連続優出、優勝を飾りエンジンの状態の良さを見せていました。しかし、魅力のスタートが切れずグレードでは苦戦。そんな中、優勝したウィナーズカップ。どんな状態だったのか、優勝した瞬間、今後のレースについてもお話していただきました。
(取材日:2022年8月3日)
インタビュー / AKI
AKI:ウィナーズカップ優勝おめでとうございます!優勝された今のお気持ちいかがですか?
佐藤:ありがとうございます!やっぱりどんなレースも1着、優勝は嬉しいですね。
AKI:5、5、3、1、1着という成績でしたが車の状態はいかがでしたか?
佐藤:エンジン自体は色々手を加えていったので、最終日に1番良い状態でした。ここ最近の浜松、熱い走路に関しては良い状態が続いていたのでベースは良かったと思います。スタート勝負にならない普通開催だと追う展開で連続優出したりしていたので良かったと思います。
AKI:スタートが切れていなかったというお話をされていましたが、どれくらいの期間良くなかったんですか?
佐藤:おそらくSGオールスターで落車してからですね。落車した後はパーツが変わってしまってるので基本的に切れない状態なんですが、その考えが不具合があることに気づくまでに時間がかかった感じです。1、2節は落車の影響で切れずらいと思っていたんですが、車が戻ってもうまく切れないのでおかしい事に気づきました。思いっきり切ろうとすればする程切れなくなっていました。雨に関しては、晴れと切り方を変えるので大丈夫なんですが、とにかく短ハンデ戦の晴れはおかしいスタートになっていましたね。症状をみないと分かりにくいんですが、スタートを切った瞬間にリアが跳ねるんです。ドドドとかではなくリアタイヤが浮くんです。何回も。ウイリーの逆ですね。ガクガクしながらスタートする感じ。進まないですよね。他の選手に聞いて回ったところ今までこの症状になった人は数人いましたが直し方は分からないといっていました。僕も初めてなりましたし、なんで直ったか分からないんですよね。クラッチ周り、ワイヤー、ミッションとか全部2、3回くらい交換しました。結局ふと直ったんでどこが原因かというのははっきりしないままでしたね。なので、今回は準決勝、優勝戦と切れましたけど、たまたま2回切れただけかも知れないのでまだ気にしながらという感じですね。
AKI:スタートが切れない状態で始まったウィナーズカップ。序盤は厳しい状態だったんですね。
佐藤:そうですね。初日もリアがバタついて、その拍子に横を向いてしまって空回りしてしまいました。それで出遅れて5着。次の日はただただ遅かったですね。速いスタートを切ろうとすると症状が出てしまうので、普通に切ろうとするとただ遅くなってしまいます。なので、どちらにしても遅いスタートになってしまいました。3日目の3着は前で落車があっての3着でその時もスタートは遅れていました。なので、3日目まで切れない状態でした。
AKI:その後、準決ではスタートが切れましたが、スタート練習での手応えは何かあったんですか?
佐藤:4日目の最後から2、3回のスタート練習の時にちょっと良くなった感じがありました。「あれ?ちょっと行けそうかな?」という感触。そのままレースに行って準決のスタートは「わりと行けたんじゃないかな。」というスタートでしたね。自分は特にスタートで勝負していく方なんでスタートが切れない時は余計にキツかったですね。
AKI:エンジンに関してはいかがでしたか?
佐藤:実はちょっと怪しい感じがありました。先ほども言ったようにベースは良かったんですけど、3日目が終わってシリンダーとピストンを交換しました。スタートが切れてなかったので後ろからの展開になる可能性を考えて、ちょっとギャンブルじゃないですけど追う為の整備をしないと思い交換してみました。そうしたらエンジンは上向きに。そして、準決が終わった後にロッド交換を行っています。というのも、シリンダー、ピストンを外してる時にロッドにほんの少し傷があったのを見つけていて。けど、ベースは良いしいきなり一気に交換するとよく分からなくなる可能性があったので準決はシリンダーとピストンの交換だけ。ただ、優勝戦に乗った時に、優勝するにはもうちょっとやりたいというか、気になったからには交換しないと思ってロッドも交換しました。そしたら、さらに良くなったんで結果交換してよかったです。ある程度良い状態で、準決も1着だったので大きい整備をすることは怖いところではあったんでけどね。
AKI:そんな中で、優勝戦のスタートは4枠から2番手につけました。
佐藤:よく切れたスタートではありますけど、自分が持ってる100点のスタートではないですね。10mオープンだったから良かったという感じ。0mだったらあのスタートじゃ怪しいですね。過去にはもっと速いスタートを切ってるのでまだまだです。とは言っても結果的にウィナーズの優勝戦に関しては100点のスタートです。外枠勢に行かれるわけには行かなかったので。
AKI:その後レースは早めに先頭に立ちました!
佐藤:序盤で先頭に立てたので、他の選手との比較というは分からないですが、直線の感じが良くなって乗りやすさが出ていましたね。熱走路でも走りやすいというのが良かったです。手前からぐっといく感じがあったので後ろからもやられませんでした。ただ、たまたまやった整備が当たっただけで狙ったわけではないんですよね、僕の場合は(笑)僕と整備巧者の違いです(笑)自分は"ここが悪いからこうする"というよりは、バラしながら不具合がないか確認していくという整備の仕方です。後は誰かに聞く感じですね。
AKI:後ろの音は聞こえてましたか?
佐藤:はい。誰かは分からなかったんですがいるのは分かりましたね。でも、多分1人だと音で思ったのでその分ゆとりはありました。複数台いられると単純に考えることが増えるので難しいですが、今回は1人でしたし音だけで姿は見えず、「自分のエンジン力が上なんだろうなぁ」という気がしていたのでそんなにキツくはなかったですね。いっぱいいっぱいではなくゆっくり考えながら走ることが出来ました。
AKI:ゴールした瞬間はいかがでしたか?
佐藤:地元というのもありましたし嬉しかったですね。今回の優勝は去年の浜松GIゴールデンレース以来、1番自分らしい形のレースでの優勝だったと思います。ゴールデンの後も何回も優勝してますが、どちらかというと追い上げていく優勝だったので、今回のような後ろを押さえてドキドキするようなレースは久々でした。今回の勝ち方が1番僕らしいと思っています。ぶっちぎったほうが楽なんですけどね(笑)けど、自分はペースが上がる方じゃないですし、押さえるレースが僕は1番面白いです!
AKI:今年3度目の優勝となりましたが、ここまで今年振り返っていかがですか?
佐藤:大きいレースで良くなかったのでグレードレースでもっと活躍したいですね。やっぱりスタートがダメだったというところですよね。そのスタートが戻ってきたので、SGオートレースグランプリでは良いところを見せたいですね。浜松と伊勢崎とかなり違ってくるんですが、ハマってくれればここ最近のエンジン状態だと良いところいけると思います。伊勢崎の印象は悪くないんですが、走る時間帯によって走路温度が全然違うのでその辺りは気になりますね。後は、0mオープンのスタートでどこまで切れるかどうか。ただ、グランプリは優出もありますし相性自体は悪くない開催だと思います。
AKI:佐藤選手といえばパフォーマンスも魅力的ですよね!
佐藤:またグランプリでも見せますよ!!僕はパフォーマンスで面白がられないといけないので(笑)
AKI:それでは最後に、インタビューをご覧の皆様にメッセージをお願いします。
佐藤:夏場の暑い時期になって連続優出できて浜松GIIも優勝することが出来ました。今年は暑い夏ですが、僕のレースでさらに熱くして申し訳ないですが、SGと皆様を激アツに出来る様に頑張ります!よろしくお願いします!
(写真は浜松オートFacebookより)
福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。