川口所属の32期。年末のガールズ王座決定戦でスタートから見事なレースを披露し3代目女王に輝いた。初代に続いて2度目の女王に返り咲いた。いろんな想いを抱えながら走った年末のレース。その時の気持ちや、車の状態、2022年への抱負など、お話していただきました。
(取材日:2022年1月8日)
インタビュー / AKI
AKI:ガールズ王座決定戦優勝おめでとうございます!
片野:ありがとうございます!
AKI:優勝した今のお気持ちはいかがですか?
片野:良かったですね。本当に。エンジン的には動いてたので、勝てて良かったです。
AKI:今までのガールズで10mオープンはありませんでしたよね?
片野:初めてですね。女子選手の全体的なレベルが上がってきているということだと思います。枠番が決まる前は「0m、10m」でのレースになると思っていたので、10mのオープンになったのはびっくりしました。ハンデがあると捌いている間に前が先に行っちゃう可能性もあったのでオープンでスタート切ればという気持ちはありました。ただ、年末あたりはスタートがあまり切れていませんでした。なので、まさか本番でスタート切って良い位置にいれるなんて思ってもいませんでした。スタート切って自分でもびっくり(笑)自分の想定では枠なりスタートで1車1車捌いていく展開になるだろうなぁと思っていたので。自分の想像していた展開とは全然違いました。
AKI:良い方に違ったんですね!スタート後にバックストレッチでは本当に良い位置につけてましたね!
片野:そうなんです。スタートのイメージとしては、永井さん(川口25期:永井大介選手)のカマシをイメージしてました。スタート後の1~2コーナで車速をつけてバックで良い位置つける感じ。スタート遅れてもバックで巻き返したりとか、色々レースを見て参考にしていました。でも、まさかスタート切れて同じ様な展開になるとは思いませんでした。永井さんに怒られちゃうかもしれませんね(笑)けど、あの展開がなかったら優勝はきつかったかなと思います。タイヤも滑っていたので。
AKI:何度か滑るシーンがありましたよね。
片野:4コーナの立ち上がりで1度滑ってしまって。外からはぽんちゃん(川口34期:本田仁恵選手)も見えて、結構キツかったですね。焦りました。けど、自分が滑った時に前を走るえりちゃん(伊勢崎33期:高橋絵莉子選手)が外に突張ったのか膨らんだ様に見えたので、そこを自分が突っ込んだ感じです。上手くいって良かったです。普段の自分は丁寧なレースを心がけているんですが、ガールズは意地で行っちゃいました。去年は本当に色々あって。自分はだいぶ落ち着いてきましたが、まだ黒岩さん(川口26期:故黒岩明選手)がいないのが不思議な感じです。実は亡くなられる前にガールズ王座の話をしていて、「このエンジンだったらいけるだろう!」と黒岩さんに言ってもらっていたんです。「頑張ります!」なんて話をしていたんです。なので、ガールズ戦は黒岩さんへの想いも強かったです。良い報告ができて本当に良かったです。
AKI:背中を押してもらった感じですね。
片野:そうなんです。年末は凄く良い状態で臨めました。けど、年始は全くダメで。年末から2日しか経ってないのにどうしちゃったの?ってくらい動きが変わってしまっていました。年末の上がり3.38台はどこにいっちゃったの?ってなってます(笑)なので、今は色々扱って状態を戻そうとしています。もしかしたら年末まで頑張ってくれたのかもしれませんね。エンジンも背中を押してくれたのかもしれません。なので、これからは自分で立て直せるように頑張らなきゃですね。
AKI:あるネットニュースで上がってましたが、ガールズ王座の賞金は二重整形に使うということでしたが真相は??
片野:本当です!(笑)この後カウンセリングに行ってきます!ガールズ勝った後の取材で二重整形のこと話したらネットニュースになってて笑いましたね(笑)変に隠すより、公言して「やりました!どうですか?」の方が良いかな?と思って(笑)二重のことも全然書いてもらって大丈夫です!むしろネタです(笑)楽しみにしててください、パッチリお目目です!
AKI:次は"初優勝"、優勝回数に"1"が付くのをいろんな方が楽しみにしてると思います!
片野:そうですね。今年こそですね!今は最重ハンから20m前の位置でも外枠に置かれるようになったし、大きな枠を背負う様にもなって、以前よりは戦えるようになっていると思います。なので、もっと自分を成長させれるように。年始はボロボロだったので立て直したいですね!
AKI:女子レーサーのレベル向上のお話がありましたが、レースをしていて感じることもありますか?
片野:試走から良いタイムを出してきますし、年末のガールズ王座のレースは年々レベルが上がってきてると思います。走っていても、抜き辛いと思う時も増えましたし、突っ込んでからの車速もあります。以前は自分の持っている力の100%以上を出して、落車したり、危ないシーンもあったと思うんですが、今は安定して安全に走れてると思います。今後も若い子が入ってきて、同期と並んで意地になることもあると思うんですが、まずは安全にしっかり走って欲しいなと思います。"冷静に"ですね。
AKI:前回のインタビューで"冷静に走るが合言葉"とおっしゃっていましたが、年末も冷静に走れたんじゃないですか?
片野:そうですね。意地になったところもあったし、熱くもなりましたが、一杯一杯にはなりませんでしたね。冷静には走れました。けど、緊張はしましたね。今回はどうしても黒岩さんに良い報告をしたかったので。それが結果良い方向に行って良かったです。けど、自分もこのままじゃダメだなと思いました。年始で早速崩れちゃいましたし(笑)今まではエンジンが悪くなると黒岩さんに頼っていた部分があって。なので、こんなにエンジンが良くないことはあまりないんですが、これは黒岩さんが私に与えた課題だと思って頑張ります。
AKI:黒岩選手は整備力があっていろんな選手が頼っていたと聞いたことがあります。
片野:本当に整備力凄かったです。車が良くない原因をすぐに発見するし、少しエンジンをかけただけでどういうエンジンか分かる。整備面で自分もお世話になりました。受け継ぐことができたら良いんですがまだまだです。けど、黒岩さんといた約10年間でエンジンの感触とかは分かるようになったので、あとはそれを思い返してもっと整備力を磨いていきたいですね。
AKI:整備に関しては今の課題という感じですか?
片野:そうですね。整備力、そして乗り方ですね。このままだといっぱいだなと思ったので、最近は腰回りをいじっています。後は、スタート力とフロントを使うという事です。スタートは今のままじゃダメだと思ってて。クラッチ周りや切り方を模索しています。スタート次第で展開が変わりますし、今はみんなスタートが速いので自分もスタート力を上げていかないと。フロントについては摩弥さん(川口31期:佐藤摩弥選手)や越智さん(飯塚25期:越智尚寿選手)に言われていることで、フロントの接地感を感じるということ。そうすると車の向きが変わるのが早くなるんです。難しいことらしくなかなか上手くいかないですが、上手い選手はみんな使ってると思うので今年は習得したいですね。
AKI:目標はありますか?
片野:まずは優勝すること。なんですが、今言った課題を30歳までにクリアしたいですね。あと1年です。なるべく早くクリア出来る様に日々頑張ります。
AKI:ランクも確実に上がっていってますね!
片野:そうなんです。ランクも少しずつ上がってきているのでもっと上を目指して。2021年前期はAの二桁にランクが上がってびっくりしました!間違ってない?と思うくらい(笑)ランクが上がるということはハンデ位置もきつくなって捌きも必要になってきますが、そこで捌きも少し覚えられたので良かったです。後は、人の内に入るのには慣れたので、混戦で自分がどう突っ込んで入っていったらいいか。それができればハンデが下がっても戦えると思います。ここをクリアして後ろで戦っていきたいです。
AKI:去年のSGはオールスターだけではなく、グランプリにも初めて出場しましたよね!
片野:そうなんです。グランプリに出られたことは本当に嬉しかったですね。けど、レースはボコボコにされましたね。けど、グランプリで「このままじゃダメだ」と思えたんです。練習からみんなに追い回されて、全然歯が立たなくて。焦りましたね。自分の成長にプラスになる悔しさ、奮い立たせるものがあった大会でした。今もこの気持ちを忘れないように。本当に良いきっかけになりました。"摩弥さんとグレードを一緒に回る"というのが少しずつ増えてきて、やっとここまで来られたなという感じ。それでいて、課題もいっぱい出てきて。本当はもっと早く課題に気づけたら良かったんですが、この課題に気づけたのも自分のレベルが上がっているということだと思います。2021年は本当に変化の1年、今までで1番大きな1年でした。
AKI:2022年はどんな1年にしたいですか?
片野:高いレベルに持っていけるように、悩んで、考えて、ハンデをどんどん下げていきたいですね。優勝してハンデを下げたいです。
AKI:それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。
片野:今年はもっと成長した姿を見せられるように、去年以上に考えて頑張ります。今後とも応援よろしくお願いします!
(写真は川口オートFacebookより)
福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。
飯塚所属の29期。ここ数年安定した成績を残している。そんな中、2021年12月5日、飯塚オートGI開設記念を優勝。2度目のGI制覇。目標としていた"地元グレード制覇"を成し遂げた。その時の状態や気持ち、今後の目標などお話していただきました。
(取材日:2021年12月23日)
インタビュー / AKI
AKI:GIは2度目、地元GI初優勝となりました。お気持ちいかがですか?
岩見:嬉しかったですね。目標としていた地元グレード制覇だったので。
AKI:優勝戦は10mオープンの3枠でした。この位置はどう思いましたか?
岩見:正直、良い位置だなと思いました。「先手取ってるだろう」とお客さんも車券を買ってくれると思ったので、ここはしっかり応えないとという気持ちでした。ただ、1枠の辻さん(飯塚28期:辻大樹選手)がスタート切れていたので、先に1コーナーはまわられるだろうなとは思っていました。そこは想定内です。その後は辻さんが被せてくると思ったので外のコースから行きました。毎レース毎レース展開を考えないと。自分の理想にレースではどう近づけるかですね。
AKI:その後はすぐ後ろに荒尾選手が迫っていました!
岩見:後ろが来るの早かったですね。ツナギが赤かったのですぐ誰かわかりました。「ちょっと待って赤じゃん!」ってなりましたね(笑)残りの周回がまだまだ残っていたのでしんどかったです。あらゆる手を使ってくるだろうなとは思っていたので。けど、先頭キープする走りは練習も出来ますし、そういうレースも嫌いじゃない。本当はもっと大きなコースを回って行きたかったんですが、開けて回ったらねじ込まれると思っていたのでコースを考えながら走りました。優勝戦は珍しくミスなく走れたかなと思います。
AKI:初日から良い感触はあったんですよね?
岩見:はい、ありました。準決の日が特に良かったです。決勝はもう少しこうしたいなというところがあったので扱っていったら試走で手応えがなくなってしまって。やばいと思いましたね。軽かった。エンジンスカスカでした。レース道中も変わらずでいつ後ろが来るのか、いっそ早く来てくれないかなと思ってました(笑)本当にキツかったです。なので、100点満点のエンジンじゃない中、よく走れたなと思います。
AKI:良いレースが出来たんですね!我慢のレース、レース後はやはり疲れましたか?
岩見:疲れたというか、初めてレース残り2周で体の感覚がなくなりました。びっくりしました。後は、落車があったので「みんな大丈夫かな?」というのはありました。自分の後ろで落車があってどういう状態か分からなかったので。けど、みんな立ってたので良かったです。
AKI:前回のこのインタビュー(2020年6月26日アップの記事)「選手生活で1番良い状態」と仰っていました!GIの際もかなり車の状態は安定して良い状態に見えましたがいかがですか?
岩見:前回の記事読み返しましたがそんなこと言ってましたね!(笑)今も1年半前から変わらず安定していますよ!けど、整備はちょくちょくやってます。GI優勝した後の山陽ではキャブをバラしたので中身のパーツを交換したり。日替わりじゃないですけど、エンジンが合ってなければ整備します。
AKI:目標としていた地元グレード制覇を決めたわけですが、次の目標は決まっていますか?
岩見:次はスーパースターに出場ですかね。SGの決勝に乗ってその結果でSSの舞台を走ってみたいです。優勝とかはまだ1つ、2つ上の目標だと思うので、とりあえずSGの優出、そして年末の舞台にというのが今の目標です。
AKI:そのために、今後良くしていきたいところ、課題はありますか?
岩見:課題というか、今の好調をキープすることですね。この前のGI優勝で先手さえ取れればある程度しのげるんだという手応えはありました。今の状態でSGの準決、スタート決めれば戦えると思うので、0mでも、10mの外でもスタートで先行することです。
AKI:スタート定評がありますが、ご自身で2021年の切れはいかがですか?
岩見:スタートは、クロちゃん(川口33期:黒川京介選手)や瑞季(川口32期:小林瑞季選手)とか、若い子が速くて。下からの突き上げがきてます。それを去年の若獅子の決勝で感じたんです。なので、そこからセッティング変えたり、切り方変えたりして、最近そこそこに切れるようになってきました。大きい舞台でもバンっと切れることもありましたし。けど、もっと切れるかな、もっと切っていきたいなという気持ちがあるのでこれからも探っていきます。まだまだ、圭一郎(浜松32期:鈴木圭一郎選手)、周平(伊勢崎31期:青山周平選手)、荒尾さん(飯塚27期:荒尾聡選手)なんかに先行かれてしまうので、そこを行き切れるように。スタートの切れをガチガチに固めたいですね。
AKI:今までの選手人生の中で1番良いを更新していますが、今年の賞金はこちら...
岩見:え!!(選手資料を見て)今までで1番良いですね!!へーこんなにいってたんだ!!来年税金が大変ですね(笑)けど、この歳になっても伸びしろだね。ピークは2015年だと思ってたので(笑)まだ頑張れそう!あと、これだけ良くなった要因として考えれるのはミッドナイトが増えたことかな。最初は消音マフラーのセットや、レース体形に戸惑ってしまったけど、今は苦手意識もないですし、何よりも時間があること。いろんな仕事が出来るからグレードレースの前、前検日とか整備日にバタバタする事がなくなりました。ミッドナイト様々ですね。
AKI:2021年地元GI優勝を決めましたが、改めて振り返ってどんな1年でしたか?
岩見:今年の初めは怪我で走れなかったんですが、終わりではGIも取れたし成績としては良かった1年でした。けど、業界的には悲しいこともあったので良い一年とは言えないですね。
AKI:2022年はどんな1年にしたいですか?
岩見:継続して良い成績を取れるように。そして、他の選手、仲間がいてレースが出来るので、怪我をせず、させず、事故なくレースができれば良いなと思います。
AKI:それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。
岩見:ある同期が年間通しての目標を立てていることを若い時に教えてくれた事があったんですが、それを聞いてから自分も年間の目標を立てていたんです。"年間30勝、10優出、3優勝"これを初めて達成することが出来ました。今までは一つクリアしても他がクリアできなかったりしていたんですが、やっとクリアすることが出来たんです。なので、来年もクリア出来る様に頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。
(写真は飯塚オートレース場提供)
福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。
浜松所属の28期。12月8日にデビュー初勝利を飾りました。その時の状態や気持ち、課題や目標などお聞きしてきました。
(取材日:2021年12月23日)
インタビュー / AKI
AKI:デビュー初優勝おめでとうございます!
柴田:ありがとうございます!
AKI:優勝を決めたお気持ちはいかがですか?
柴田:やった!初優勝!という感じはなかったですね。「優勝したな~」という感じ。もっと興奮するかなと思ったんですが、優勝した時はそんな状態でした。優勝インタビューの時も「本当に優勝したんかな~」と不思議な感じ。悲しい事も続いていたのでやったー!という感じにはできませんでしたね。けど、周りのみんなに祝福されてからは実感が湧きました。周りの方が凄く喜んでくれました。
AKI:今年を振り返ってエンジンの状態はどうでしたか?
柴田:いつも夏場が良くなくって。冷えてくるとグリップが開けやすくて好きですし、成績も良いんですけど、どうしても夏が。滑る走路はダメですね。なので、今回も食いつく走路になって良くなった感じ。走路コンディションも湿走路で好きな状態でした。整備に関しては特に大きなことはせず。浜松のウィナーズカップ(GII)の時にカム位置を変えてから車の状態は良くなっていました。
AKI:優勝は完全Vということになりましたが、初日から手応えはあったんですか?
柴田:前検にタイヤを当たり付けしたくらい。普通には走れたので、そのまま初日のレースに行ったら試走タイムが良くて。本番で走っても感触は良かったですね。
AKI:優勝戦の試走での手応えはいかがでしたか?
柴田:スタート残せれば良いとこあるかなって感じ。優勝というよりは掲示板には乗れるかな、乗りたいなと思っていました。それで走ったら「優勝」でした。
AKI:ここまで何度も優勝戦にチャレンジしてきたと思いますが、緊張はしませんでしたか?
柴田:優勝戦など関係なく毎レース緊張します。これは昔から変わりません。むしろ緊張度が増していってます。なんででしょうね(笑)昔はがむしゃらに走っていたけど、今は冷静に走らないとという考えが緊張に変わってるのかもしれません。
AKI:そんな中、優勝を飾りハンデが下がりました。
柴田:そうですね。けど、元々がこのハンデ位置で夏場の成績が悪くハンデを前に出させてもらっていました。なので、このハンデ位置で戸惑ったりとかはありません。自分の車の状態も変わらず良いです。自分の中では満足いく状態です。ただ、すぐ後ろの選手が速いですよね。
AKI:現在の課題はありますか?
柴田:課題だらけです(笑)特にスタートがムラなことですね。切れたり切れなかったり。セッティングだとは思います。晴れも雨も切り方は一緒です。まずはスタートを安定させたいです。
AKI:目標は立てられるんですか?
柴田:目標は立てないですね。その日のレースを一走一走、一生懸命走るだけです。なので、今回の初優勝を決めたからといって何か気持ちが変わることはなかったです。普通の一勝を。その一勝がたまたま優勝だった感じです。
AKI:凄く落ち着かれてますね!けど、レースは...?
柴田:緊張します(笑)本番の2レース前からソワソワしだします(笑)僕は一生慣れないと思います。
AKI:湿走路の連対率が高く優勝も湿走路でした。近況の雨はいかがですか?
柴田:最近雨をあまり走っていなくって、伊勢崎の準決と優勝戦で走ったくらい。雨は基本好きですね。どちらかというと一本道の走路の方が好きです。浜松とか伊勢崎とか。基本的には滑る走路は好きではないんですが、この前の伊勢崎はみんな滑る中、自分は滑んなくて。自分もなんで滑らないのかよく分からないんですけど(笑)朝練から滑らず、良い走りができました。食いつく湿走路は最近走ってないんで分からないんですけど、基本的に外のコースを走りたいタイプなので好きだと思います。雨のセッティングもありますが、全てのレース場で同じです。滑る走路も食いつく走路も。固定観念なんでしょうけど、このセットにしないと乗れないと思います。
AKI:斑走路はどうですか?
柴田:斑は好きです。みんなが嫌いなので(笑)恐怖心はあるんですけど、それ以上に周りの方が怖いんだろうなって感じです。自分が怖がりながらでも走れば周りよりは速く走れるんだと思います。山陽の斑も凄く特殊ですけど嫌いじゃないです。斑の部分に乗らなきゃ滑らないので。内線が一枚大きくなった感じ。濡れているところを内線と思って走れば乾いているところを走れます。後ろから捌くときは1~2コーナーで捌きます。3~4コーナーは濡れ方が違って捌きに行くと濡れているところに乗って危ないので。なので、1~2コーナーです。不安定走路はどんな走路でも大丈夫です。
AKI:消音マフラーに関してはいかがですか?
柴田:嫌いじゃないですね。スタートの切れ方とかレースでのグリップ感とか何も変わらないです。変わらないというか考えてないですね、何も(笑)自分は考えすぎても良くないと思うので。整備に関しても空ふかしはせず、練習で乗って確認をするタイプ。消音マフラーで音が小さくなっても整備には影響がありません。乗った感触で整備を進めます。
AKI:好きなエンジンの感触があるんですね。
柴田:自分は突っ込みやすければ良いですね。なので、試走で3コーナーの突っ込みが良ければ好きなエンジンです。試走の時にその部分を見てもらえれば。
AKI:また来年、暖かくなってきたら勝負の季節ですね。
柴田:いつも通りだったら厳しいですね。きっと乗り方だと思います。滑りやすい乗り方なのかな。なので、今年の夏は乗り方を変えたりしていました。滑りは後ろのタイヤからくるので、少し前に重心を変えてみたり。多少良くなったかな?という感覚はありました。けど、まだままだですね。夏場は雨ばかりが良いです(笑)
AKI:すこしお顔がシュッとされた気がするんですが、お痩せになりませんでしたか?
柴田:少し痩せました!ダイエットしてます。今年の5、6月くらいから始めて、短期間で食事管理を、運動は継続中です。70kgあった体重を1度5~6kgほど落としました。今は2~3kg戻っちゃったんですがそれでも少し痩せましたね。レースの感覚はずごく変わったということはないんですが、直線で離されなくなりました。追いつくことはないけど離されない。大きなことですよね。ダイエットは今でも継続中です。今後は夏場の滑り対策としても絞りたいですね。目指すは65kg以下。これが今の目標ですね。
AKI:2021年、初優勝を決めましたがどんな1年になりましたか?
柴田:楽しい1年でした。毎年楽しいんですけどね(笑)楽しい39年間!かなりポジティブなタイプなので落ち込むこともないですね。成績が悪くてもまたいつか良くなるだろうと思って手を動かします。来年も変わらず楽しい1年になるようにしたいですね!
AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。
柴田:車券いっぱい買って当ててください!これからもよろしくお願いします。
(写真は伊勢崎オートレース場提供)
福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。