
*20日(木)笠松 第10R『第2回ブルーリボンマイル』 1600m 16:25発走発走*
グランダム・ジャパン春の古馬シーズン第2戦目ということで、各地から豪華なメンバーが集まりましたね。
それでも中心は、オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの一員であるセブンカラーズで揺るぎません。
休養明けの2連勝は僅差ではありますが、どちらも着差以上に強い競馬を見せています。
この中間も順調に過ごし、追い切りもしっかりとこなして来ました。
マイルに距離が延びるのはもってこいで、スムーズに運べそうな外目の枠もプラス。
今回もいい競馬を見せてくれると期待しています。
相手はスマイルミーシャ。
2023年の兵庫ダービーを勝ち、その年の園田金盃も勝って兵庫の頂点に立ちました。
昨年の春から勝ち切れない競馬が続いていますが、前走のコウノトリ賞の2着は自分から動いて行ってのもので、力は示しています。
今回は初めての輸送競馬になりますが、力が出せれば上位争いしてくれるのではないでしょうか。
アンティキティラは爆発力のある馬なので、すんなり逃げられれば怖いです。
絶対に逃げたいタイプがいないので、この馬に合う展開になるのでは。
近走はダートグレードで戦っていますし、前走は休み明け。ここで復活もありそうです。
グラインドアウトは関東オークスで3着に頑張った実力の持ち主。
ここ2戦の大敗は気になるところですが、休養を挟んで仕切り直し。
蹄の状態が良くなってしっかり乗り込めたということですから、初めての古馬対戦でも侮れません。
地元勢から、前走セブンカラーズの2着だったキスリングと、3連勝中のレッドゲートまで。
◎8、セブンカラーズ
〇6、スマイルミーシャ
▲7,アンティキティラ
△9、グラインドアウト
△1、キスリング
△5、レッドゲート
*20日(木)姫路 第11R『第17回兵庫ユースカップ』 1400m 16:15発走*
6頭と少頭数ではありますが、将来性豊かなメンバーが集まりました。
中心は高知からの遠征馬リケアマキアート。JRA未勝利から高知に移籍して4連勝中です。
前走の金の鞍賞では2番手で折り合いをつけて、直線は3頭の戦いになりましたが半馬身差という着差以上に強かったですね。
前に行って結果を出して来た馬が多いですが、逃げにこだわらないタイプでレース運びも上手。初の姫路コースも気になりません。
遠征競馬にはなりますが、遠征なれしている田中守厩舎ですし、ここは連勝を伸ばすのではないかと期待しています。
対抗は門別から兵庫に移籍して3戦2勝のエイシンハリアー。
唯一負けたレースはゲートの中で頭を下げてしまい、出遅れ後方からの競馬に。それでも直線するどく伸びて僅差2着ですから、負けて強しでしょう。
前走もそこまで好スタートというわけではなかったものの、スピードの違いで先手を取っての逃げ切り勝ち。
今回は大外ということで多少スタートで遅れても挽回しやすいですし、重賞でも戦える力がある馬だと思っています。
3番手はラズライトタッカー。
勝ち星こそ新馬戦の1勝のみですが、デビューから4戦すべて馬券圏内という堅実派。
前走はべラジオドリームの2着でしたが、2頭で他馬を引き離して一騎打ちの競馬でのもの。力のあることを証明しました。1400への距離短縮もプラスに働きそうです。
前走は7番人気ながら勝ち切ったセッティングサンまで。
◎3、リケアマキアート
〇6、エイシンハリアー
▲5、ラズライトタッカー
△2、セッティングサン
*16日(日)高知 第4R『第12回だるま夕日賞』 1600m 18:15発走*
ここ2戦で惨敗が続いているプリフロオールインですが、打越調教師のお話では変わらず追い切りの動きはいいとのこと。
楠賞は初の遠征で強豪相手、前走は超ハイペースという要因があったので、マイルに距離が延びて、前走ほどは先行争いが激化しないであろう今回、巻き返しに期待したいです。
高知三冠の勝ちっぷりを見ても、距離延長はプラス材料でしょう。
これまではスタートダッシュの違いでほとんど絡まれることなく自分のペースで競馬をしてきたのに、ここ2戦は他の馬のペースにのまれて戸惑っているような印象を受けています。
揉まれて負けることもいい経験として、逃げ先行にこだわらない馬に成長して欲しいですね。
今回は外目の枠で、他の馬の出方次第の競馬ができるのではないでしょうか。ユメノホノオを筆頭にかなりの好メンバーが集まりましたが、前半自分のリズムで運べれば復活はあると思います。
相手は強敵ユメノホノオ。
高知県知事賞では4,5番手のいい位置から進みました。末脚がけた違いのこの馬があの位置に付けたら...、他の馬たちに付け入るスキはありません。
今回はマイル戦であり、福永洋一記念のように前に届かない可能性というところがポイントにはなりますが、スタートが決まれば特に問題はなさそうです。
3番手はマイネルシトラス。
大高坂賞は前3頭の先行争いで超ハイペースになり、この馬の長くいい脚が最大限生かされる展開になりました。
ただ、展開だけで勝ったわけではなく、レース運びの上手さ、展開に合わせた自在性というところが大きいのでは。
今回はさらに相手が揃いますが、マイルも守備範囲なので上位争いもあると思います。
3連勝中のウインヴェルデ、黒潮マイルチャンピオンシップで強い競馬を見せたグラティアスグー、気分よく逃げられればしぶといグッドヒューマーまで。
◎8、プリフロオールイン
〇5、ユメノホノオ
▲4、マイネルシトラス
△7、ウインヴェルデ
△3、グラティアスグー
△6、グッドヒューマー
*12日(水)名古屋 第11R『第50回スプリングカップ』 1700m 17:50発走*
兵庫、高知、佐賀から1頭ずつの遠征馬を迎え、地元勢は9頭。その中には4日にゴールドジュニアを勝ったばかりのページェントもいて、力の比較が難しいところです。
本命にしたのは高知からの遠征馬リケアカプチーノ。
デビューからここまで6戦すべて連対中で、負けた相手はドライブアウェイのみ。
そのドライブアウェイが兵庫クイーンセレクションで大差圧勝しているように、今年の高知3歳勢もレベルが高そうです。
リケアカプチーノにとっては初の遠征になりますが、遠征慣れしている田中守厩舎であり、名古屋のタフな馬場は高知の馬にとってもってこいでしょう。
距離も守備範囲ですし、好位からの競馬で力を発揮してくれるのではないでしょうか。
対抗は地元名古屋のページェント。
4日に笠松で走ったばかりというのは気になりますが、着差以上に余裕を感じる勝利でしたし、ライデンリーダー記念辺りから着実に力をつけて、末脚の威力が増しました。
名古屋ではまだ重賞を勝っていませんが、今回と同じ舞台の新春ペガサスカップで無敗馬カワテンマックスにクビ差まで詰め寄っているところを見れば、名古屋コースも問題なし。
他の有力馬たちが先行するタイプが多いので、展開的にも向きそうです。
3番手は兵庫からの遠征馬キングスピカ。
こちらはデビューから7戦すべて馬券圏内。前走の園田ジュニアカップはオケマルにぶっちぎられましたが、内々から最後までしっかりと伸びていました。
ここも堅実な走りを期待しています。
ラブミーチャン記念で豪快な差し切りを決めたエバーシンス、前走1組を勝ったアキヨシパワーまで。
◎2、リケアカプチーノ
〇5、ページェント
▲4、キングスピカ
△9、エバーシンス
△12、アキヨシパワー
NARグランプリ2024表彰式、続いては騎手部門をお届けします。
【最優秀新人騎手賞】加藤翔馬騎手(金沢)
【提供:NAR】
「師匠である父も受賞した賞で、デビュー前から取りたいと思っていたので、とても嬉しいです。父からは『おめでとう』と言ってもらいました。普段は細かく指示をしてくれたり、ミスをした時には叱ってくれます。
昨年は112勝させていただきましたが、この数字は自分の技術というわけではなくて、周りの方々に支えていただいた結果です。本当に感謝しています。
普段心掛けていることは、冷静に乗ること、ファンの方々、オーナー、関係者、誰から見ても納得してもらえる騎乗を心掛けています。
自分の持ち味は前に行く競馬なのでそこはさらに磨いて、他の競馬も努力して技術を上げていきたいです。昨年の結果に満足せず、これからも頑張って行きたいです。
目標は、昨年は重賞を勝ち切れなかったので重賞を勝つこと、昨年以上の成績を目指します」
吉原寛人騎手、お父様である加藤和義調教師と。
【特別賞】吉原寛人騎手(金沢)
【提供:NAR】
「昨年は重賞勝利数がキャリアハイというくらい勝たせていただきましたし、姫路で勝って全場重賞制覇を達成することができました。
浦和競馬場で通算3000勝を達成することができましたし、とても充実した一年で、周りの方々や応援してくれたファンの皆さまに感謝しています。
ハクサンアマゾネスが日本記録に並ぶ重賞25勝を挙げて、昨年末引退となりました。淋しい気持ちもありますが、アマゾネスと過ごした5年間は宝物です。また新しい馬たちの出会いを楽しみにしています。
今の目標は、重賞200勝です。あと22勝...、なかなか大変ですが、地方競馬所属時の安藤勝己さんが重賞198勝しているので、いつか超えられたら嬉しいです」
【特別賞】宮下瞳騎手(愛知)
【提供NAR】
「昨年は116勝を挙げ、キャリアハイの成績を残すことができました。関係者の方々に感謝しています。
私は毎年のようにケガをしてしまうのですが、昨年はケガなく乗り続けられたこと、力のある馬たちに乗せていただけたことが要因だと思います。
騎乗数も1000回を越えてキャリアハイでした。笠松での騎乗も増えましたし、主人や子供たちに支えられて頑張ることができました。
後輩の女性騎手が増えたことは嬉しいですし、特にJRAの子たちの姿を見てこちらもたくさんパワーをいただいています。本当にみんな頑張っていますね。
黄綬褒章を受賞した時はびっくりしましたし、すごく嬉しかったです。皇居での授賞式はとても思い出に残っていて、今まで頑張って来て良かった、もっと努力しないとと思いました。
目標の数字は特にないですが、またケガ無く1年過ごし、1鞍1鞍を大事にしながら自分の記録を積み重ねていきたいです」