*30日(水)門別 第12R『北斗盃』 1600m 20:40発走*
門別三冠の一冠目である北斗盃。
これまではシーズン初めに組まれていましたが、今年から北海優駿が6月20日になったことでこのレースも少し時期が遅くなりました。
基本的に休み明けの馬が多かった例年とは異なり、使ってここに出走する馬がほとんどです。
その中で本命にしたのはサザンヴィグラス。
これまでの実績を考えると断然の存在でしょう。
栄冠賞、ブリーダーズゴールドジュニアカップと2歳時に重賞2連勝。
北海道2歳優駿でもJRAの強豪相手に3着と結果を出し、レベルの高い門別2歳勢の中でも際立っていました。
南関東移籍後は思ったほどの結果が出せなかった印象ですが、3歳1組で逃げ切り勝ちをしているし、力があるのは確かです。
今回は久しぶりの門別でのレースですが、この馬を良く知る陣営&五十嵐騎手なのでまったく心配していません。
以前五十嵐騎手にお話を伺った時には、マイルくらいがいいと仰っていたので距離的にもベスト。
この馬らしい強い競馬を期待します。
対抗はビジネスライク。
重賞勝ちはないものの、金沢シンデレラカップ、門別のフローラカップと2着に頑張っている馬です。
前走は休み明け、久しぶりの門別でのレースとなりましたが、2番手から早め先頭で押し切る強い内容で勝利。
これまでは中団から長くいい脚を使って追い込むイメージでしたが、新たな一面を見せてくれましたね。
3歳になってレースの幅も広がり、大きな成長を感じます。
サザンヴィグラス相手にどんな競馬をしてくれるか楽しみです。
4戦連続2着続きのカツゲキジャパンにも注目しています。
ちょっと勝ち味に遅い印象はあるものの、中団から必ず伸びて来る末脚は魅力。
前に行きたい馬は何頭かいるし、サザンヴィグラスが先行する形になればこの馬にとってはもってこいの展開では。
前走は古馬と戦っているハーリーバーリー、岩手の若駒賞を勝っているニッポンダエモンまで。
◎11、サザンヴィグラス
〇2、ビジネスライク
▲12、カツゲキジャパン
△8、ハーリーバーリー
△3、ニッポンダエモン
*30日(水)浦和 第11R『さきたま杯』 1400m 16:35発走*
本命にしたのはサクセスエナジーです。
昨年末から3連勝して一気に頭角を現しました。
コーラルステークスでは伸びを欠いて6着に負け、オープンの壁を感じましたが、
前走のかきつばた記念では好位から早め先頭で初重賞制覇。
好位に行けるスピード、小回りのコーナーで加速できる器用な脚があり、地方コースにもってこい。
左回りは中京で勝っているので問題ないし、初の浦和コースでも上手に立ち回れるのでは。
対抗はキタサンミカヅキ。
前走は前残りの中、直線でよく追い込んで2着に入りました。
やはりこの馬にとっては直線の長い大井1200mがベストの舞台だと改めて感じました。
今回は浦和の1400mということで、この馬にとっては難しいコース。
しかし、ゴールドカップではソルテ、ケイアイレオーネといった強豪にアタマ、ハナ差の3着に来ています。
しかもいつもの後方一気ではなく、ある程度の位置を取って早めに動くという競馬をしてのもの。
以前よりも器用さが出て来たと思うし、ここも十分勝負圏内ではないでしょうか。
3番手評価はネロにしました。
逃げ先行から渋太く粘り込む馬で、ダートでもしっかり結果を出しています。
前走の東京スプリントでもよく粘っていたし、より直線が短い浦和コースは合うと思います。
カギは久しぶりの1400mでしょう。
ただし、小回りの1400mなので、十分こなしてくれるのでは。
東京スプリントを逃げ切ったグレイスフルリープ、最近はイマイチでも無視できないベストウォーリアまで。
◎2、サクセスエナジー
〇1、キタサンミカヅキ
▲4、ネロ
△11、グレイスフルリープ
△10、ベストウォーリア
*29日(火)金沢 第10R『石川ダービー』 2000m 16:55発走*
ここはなんといってもノブイチでしょう。
門別1勝から金沢に移籍後、金沢ヤングチャンピオンを勝ち、笠松のゴールドジュニアでは我らがコーナスフロリダを退けて重賞2勝目を挙げ、
前走の北日本新聞杯では早め先頭から2着に大差をつけて圧勝しました。
好位から自分で上がって行ける馬で、展開は不問。
地元メンバーならば、ここも圧倒的な力で勝ってくれると思っています。
問題は対抗以下。
ノブイチと戦ったことのある馬は勝負付けが済んでいる印象なので、ニューフェイスのサノノツルギに期待しています。
JRA未勝利から金沢転入後3連勝。
特に強かったのが前走の3連勝目です。
3歳A2とクラスは上がっていましたが、先手を奪って逃げる形になると、後続を離しての大差勝ち。
使いつつどんどん強くなっている印象です。
今回が初重賞で、一気の相手強化になりますが、今の勢いプラス岡部誠騎手騎乗ということで、どんなレースを見せてくれるかわくわくします。
3番手評価は安定感のあるエムザックヒーローにしました。
重賞でも好走しているし、ノブイチとサノノツルギが前でやり合う形になれば、この馬にとって向く展開になりそうです。
北日本新聞杯3着のマナレア、岩手からの転入初戦を勝ったリュウノムーンまで。
◎2、ノブイチ
〇8、サノノツルギ
▲4、エムザックヒーロー
△9、マナレア
△6、リュウノムーン
いよいよダービーシリーズの始まりです!
例年通りスタートは佐賀から。
ここから6月20日の北海優駿まで、全国各地のダービーを1か月近くも堪能できるなんて...楽しみすぎます!!
まずは初戦の栄城賞を当てて、幸先のいいスタートが切れますように。。
*27日(日)佐賀 第12R『九州ダービー栄城賞』 2000m 18:10発走*
注目は飛燕賞を勝ったベルセルクと、佐賀皐月賞を勝ったリンノゲレイロの真島厩舎2トップでしょう。
まず飛燕賞ですが、
ベルセルクが2番手追走から、掛かり気味だったリンノゲレイロに早めに抜かれたものの、落ち着いた騎乗ぶりでギアチェンジすると、
直線でリンノゲレイロをクビ差下して勝利。
ここでは3着以下を9馬身千切っていますから、2頭の強さが際立ちました。
ただし、リンノゲレイロは前半掛かり気味で早めスパートする形になり、最後は脚が上がりながらもベルセルクに並ばれてからもう一度踏ん張る根性を見せ、
結局はクビ差に食い下がりましたから、展開次第では逆もあったかなと思わせるレース内容でした。
続いて着順が逆転した佐賀皐月賞を振り返りましょう。
リンノゲレイロは3番手追走から、飛燕賞と同じく最初のホームストレッチで我慢し切れずにハナへ。
しかし、飛燕賞と違って引き付けた逃げになりました。
5番手にいたベルセルクもこの時点で2番手まで押し上げ、リンノゲレイロに迫ります。
4コーナーではリンノゲレイロが2馬身抜け出し、内スターオブソレイユ、外ベルセルクがなんとか食い下がるという形。
直線でもそのままリンノゲレイロが先頭でゴール、2着はハナ差でベルセルクが差し切りました。
このレースを見ていると、リンノゲレイロは1周目の折り合いが大きなカギ。
多少掛かったとしても道中で息が入れば最後までしっかりと脚を使える馬で、能力も1頭抜けていると感じます。
今回は北海道の桑村騎手が初騎乗ということで、どんなレースを見せてくれるか楽しみです。
ベルセルクは佐賀皐月賞では3コーナー辺りからいっぱいになってしまったのか?と思ったのですが、
最後の最後にもう一度伸びて2着を確保。
やはり力はあると改めて感じました。
距離2000mは問題ないと思うし、気持ちが切れずに長くいい脚を使えれば、十分勝ち負けだと思います。
3番手評価はキングシャーク騎乗のスターオブソレイユ。
佐賀皐月賞では好位から粘って3着に入り、真島厩舎ワンツースリーを決めました。
牝馬ながら体も大きいし、使いつつ増えているのも成長の証。
前走のように好位から粘り込む展開になれば。
転入3戦目となるスーパージェット、連勝中のザワールドまで。
◎4、リンノゲレイロ
〇7、ベルセルク
▲11、スターオブソレイユ
△9、スーパージェット
△8、ザワールド
*23日(水)門別 第12R『赤レンガ記念』 2000m 20:40発走*
少数精鋭のメンバー構成。
前走のコスモバルク記念の再現で上位馬の戦いだと考えますが、休み明けだったコスモバルク記念を使ってどう変わったかがポイントになりそう。
まず本命にしたのはオヤコダカ。
このレース2連覇中で、今年は3連覇が掛かります。
前走のコスモバルク記念では、好位外追走から勝負所で上がって行ったものの、直線立ち上がりの時点でスーパーステションに並びかけることができず、
直線では逆に離されてしまい、ドラゴンエアルにも抜かれて3着となってしまいました。
気性面で難しいところがあるとはいえ、そして休み明けでプラス10キロだったとはいえ、この馬の実力を考えれば物足りない内容でした。
2016年もコスモバルク記念で負けて赤レンガ記念で巻き返しているように、一度使って本来の状態が戻れば負けられない戦いだと感じます。
昨秋は瑞穂賞、道営記念と悔しい負けが続きましたから、ここは圧倒的な強さをもう一度見せて欲しいです。
対抗はドラゴンエアルにしました。
昨年は休み明けでこのレース2着でしたが、今年はコスモバルク記念を使っての臨戦態勢。
そのコスモバルク記念では、最後にいい脚でスーパーステションに迫りました。
プラス18キロという馬体重でしたが、さすがの貫禄を見せてくれましたね。
一度使った効果を考慮して、スーパーステションよりも上の印を打ちました。
とはいえ、コスモバルク記念を逃げ切ったスーパーステションを軽視しているわけではありません。
2か月の休み明けという、他の2頭よりも短い間隔ではあったものの、明け4歳として門別最強馬たちを破ったことは実力の証。
枠的にも良かったし、すんなりと自分の競馬ができればここまで戦えるということを見せつけてくれました。
今回は57キロと全馬が同じ斤量になります。
前走以上にマークもきつくなると思うので、その中でどれだけ戦えるか楽しみです。
前走は末脚不発だったものの、道営記念を制しているステージインパクトにも注意が必要です。
◎6、オヤコダカ
〇1、ドラゴンエアル
▲5、スーパーステション
△3、ステージインパクト