本日は園田競馬場で、2歳重賞『兵庫ジュニアグランプリ』が行われます!
*28日園田 第10R 『兵庫ジュニアグランプリ』 1400m 15:55発走*
ここは何といっても、ニシケンモノノフでしょう。
門別でデビューし、新馬戦こそジュリエットレターの2着だったものの、3着以下を大差離してのものだったし、続く2戦目は大差で圧勝。
早くからその能力を開花させていました。
前走はJRA移籍初戦でしたが、最後には流す余裕まで感じさせる完勝劇。
今年の門別の2歳はレベルが高いですが、その中にあってナンバー1だと思っていた馬なので、ここを通過点としてさらに高みを目指して欲しいです。
対抗は名古屋のリーダーズボード。
ここまで無傷の7連勝で、素晴らしい走りを見せてくれています。
前走の『ゴールドウイング賞』では、内からジワッとハナに行くと、道中もしっかりと折り合いが付いて、3コーナーで気合を付けるとすぐにエンジンが掛かり、そのまま後続を8馬身もちぎってしまいました。
地元東海勢には敵なしといった印象で、デビューした時から+20キロと身体の成長も感じます。
今回は初遠征になりますが、どのくらい通用するのか楽しみです。
JRAのスザクは、ここまで4戦2勝。
未勝利勝ちのレースでは、好スタートからハナに立って、後続を突き放す逃げ切り勝ち。
続く500万条件では、好スタートながら外の馬を行かせて番手で我慢させ、直線は早め先頭から押し切る強い内容でした。
とにかくスタートが速い馬だし、前走で我慢が出来たこともプラス。
地方小回りにも上手に対応してくれそうです。
地元勢からはトーコーポセイドンが大将格。
ここまで5戦4勝2着1回とパーフェクト。
520キロを超える雄大な馬体の持ち主で、来年以降さらなる成長が期待出来そうですが、前走の『兵庫若駒賞』では唯一負けたオープンベルトにリベンジを果たすなど、現在の完成度も高いです。
まだ地元勢はこのレースを勝ったことがないので、ぜひとも意地を見せて欲しいです。
◎11、ニシケンモノノフ
〇4、リーダーズボード
▲9、スザク
△10、トーコーポセイドン
26日、大井競馬場で初の日韓交流戦『インタラクションカップ』がありました!
韓国馬初の海外遠征となったこのレース、
制したのはソウルで行われた日韓交流戦第1弾で2着だった、ワッツヴィレッジでした。
ソ・スンウン騎手
「とても気分がいいです。
韓国での第1戦は2着に負けて残念だったのですが、今回は初の海外遠征でもコンディションが良くて、調教師はじめスタッフのみなさんに感謝しています。
もともと逃げ馬なんですけど、韓国では差すレースもしているので、展開しだいでと考えていました。
上手く逃げることが出来たし、最後のコーナーは外にヨレそうになったけど、しっかりコントロール出来てゴールまで頑張ってくれました。
この馬にはいつも乗せてもらっているので、最後の直線にどういう状態で入ればどのくらい走るかわかっています。
最後息が上がってしまったけど、このままいけば1着になれるだろうと思っていました。
ガッツポーズは、自然に出てしまいました(照)。
今日日本のみなさんにたくさん応援していただいて、とても感謝しています。
KRAのHPを通して韓国のみなさんも応援してくれているので、勝ててとても嬉しいです。
客観的に見れば、日本の競馬の方が進んでいます。
今回勝ったことで、韓国競馬の進歩に繋がると思っています」
ウ・チャング調教師
「上手く逃げられればと思っていましたが、スタートからすごく良かったので、最後まで頑張ってくれましたね。
前回は2着で、その時と同じ逃げる作戦だったんですけど、前回よりも上手く行きました。
前回のソウル、今回の大井と2度出走して感じたことは、韓国の馬ももちろん頑張ったけれど、日本の馬は強いなということです。
大井競馬場で初めての韓国交流戦を開催していただき、尽力いただいた関係者のみなさんには心から感謝しています。
これをキッカケに、今後も続いて行くことを望んでいます」
勝ったワッツヴィレッジはまだ3歳。
初の海外遠征を物ともせず、溢れるスピードで逃げ切って見せました。
今回の経験を積んで、さらに成長してくれることでしょう。
2着はクビ差まで迫ったミヤサンキューティ。
真島大輔騎手
「今回は休み明けだったんで、それが大きかったですね。
結局クビ差だったけど、あと50mあったら交わせる手応えでした。
さばくのにちょっと手間取っちゃって...。
3コーナーでキツイ場面があったんですけど、そこでちょっと怯みました。
この馬にとっては、こういうレースをした方が次に繋がると思います」
――相手が強かったということですか?という質問には...
「いや、俺の馬が一番強いですよ」
とコメント。
負けた悔しさはあれど、やはり休み明けで本来の動きではなかったことが大きく響いていたので、力負けではないということでした。
これで初の日韓交流戦は、ソウルで日本馬が勝利、大井で韓国馬が勝利となり、成績は一勝一敗のイーブン。
2つのレースを通して、韓国の競馬は前半からイケイケの積極的なレース形態であり、大井の馬たちは前半じっくりで後半の伸び脚に賭ける...ということを改めて感じました。
初めての交流で、お互いとても刺激になったのではないでしょうか。
来年以降も開催される予定ということですから、今年の経験を活かして、ソウルでの連勝、そして大井でのリベンジを期待しています!
今日は水沢競馬場で、3歳馬の地方全国交流戦『ダービーグランプリ』です!!!
*24日水沢 第10R 『ダービーグランプリ』 2000m 15:15発走*
今年も全国から好メンバーが揃ったこのレース。
本命にしたのは、道営からの遠征馬クラグオーです。
女傑クラキンコの全弟としてデビューから注目を集めて来ました。
母クラシャトル似の姉と違い、父クラキングオー似のクラグオーは、晩成型でここに来てじっくりと成長している印象です。
この秋はさらに体重が増えてパワーアップしているし、体型からも短めの距離より長い方が良さそう。
初の水沢遠征ですが、札幌や南関東など遠征経験は豊富。
父母ともに挑戦したこのレースで、ぜひともリベンジを果たしてほしいです。
対抗は地元岩手のハカタドンタク。
前走の『不来方賞』では逃げる形になりましたが、勝ったコウギョウデジタルにガッツリマークされて、4コーナーではすでに手応え一杯に...。
ちょっと残念な負け方でしたが、2歳の頃からここまで、岩手の同世代では高いレベルで結果を出しています。
盛岡・水沢ともに走れているのでコース替わりも問題なし。
地元の意地を見せて欲しいですね。
船橋のエスケイロードは、強い馬たちと戦って、ジワジワと力を付けて来ました。
前走の大井『スターバーストカップ』はいいメンバーが揃いましたが、その中で中団から長くいい脚を使って差し切り勝ち。
直線の競り合いも力強かったし、改めて成長を感じました。
ただ、今回は小回りの水沢競馬場。
中団から進むこの馬にとっては、小回りでどう追い上げて行くかがカギになりそうです。
◎9、クラグオー
〇4、ハカタドンタク
▲2、エスケイロード
△11、エーシンクリアー
☆6、ヴェリイブライト
今日は笠松競馬場で、地方全国交流戦『笠松グランプリ』が行われます!
*19日笠松 第9R 『笠松グランプリ』 1400m 15:40発走*
南関東から3頭、兵庫から1頭、佐賀から1頭の合計5頭の遠征馬を迎え、地元東海勢は5頭の布陣です。
なかなかの好メンバーが集まったこのレース。
本命にしたのは兵庫のエプソムアーロンです。
今年4月に高知に移籍してからは、遠征も含めて破竹の7連勝。
前走の『南部杯』は11着に負けましたが、地方勢同士ならばこの馬の強さが際立っています。
笠松は初見参ですが遠征慣れしているし、強烈なマクリを決めて欲しいです。
対抗は佐賀のエスワンプリンス。
デビューからここまで、18戦13勝、負けたレースもすべて3着以内と素晴らしい成績を誇っています。
笠松は今年2月の『オッズパークグランプリ』に続いて2回目。
その時はラブミーチャンとナイキマドリードに離されたものの、3着に食い込んで地力の高さを見せつけました。
今回の方が、メンバー的には手薄な印象。
遠征でのタイトル奪取を期待しています。
JRAからの移籍初戦となるエーシンジェイワンは、OPでも掲示板に乗っていた逸材。
前に行くスピードもあるし、ベストは1200mも小回りの笠松なら1400mにも十分対応可能でしょう。
移籍初戦からいきなり通用のクラスです。
◎3、エプソムアーロン
〇1、エスワンプリンス
▲6、エーシンジェイワン
△10、ナターレ
☆9、ミヤジチョビ
今日は、ホッカイドウ競馬のシーズンを締めくくる戦い『道営記念』です!
*14日門別 第12R 『道営記念』 2000m 20:40発走*
ここに女傑クラキンコの名前がないのが寂しいのですが...
クラキンコと同世代で、長く活躍しているショウリダバンザイを本命にします。
一昨年は1着、昨年は3着と相性のいいこのレース。
約2か月間隔が空いていますが、休み明けは全く問題ない馬です。
3歳の時から毎年重賞を勝っていて、今年もシーズン初めの『コスモバルク記念』を制覇。
その後3戦共に崩れていません。
特に印象的だったのが、前々走の『ノースクイーンカップ』。
中団内から進むと、ジワッと外へ出して、直線はクラキンコ・シャイニングサヤカとの壮絶な叩き合い。
アタマ差2着に負けはしたものの、素晴らしいレースを見せてくれました。
6歳になった現在も、この馬の持ち味である強烈な末脚は健在。
ここは2年ぶりの『道営記念』制覇を期待しています。
対抗はバルーン。
JRA3勝から今年移籍して来た馬で、すでに道営でもトップレベルの活躍を見せています。
初タイトル奪取となった前走の『瑞穂賞』では、中団から進みながらも直線は早め先頭の強気なレースぶりで、まさに完勝の内容でした。
レースが上手だし、一気に道営の頂点に立つのでは。
カネマサゴールドは、前走の『瑞穂賞』9着が気になるところ。
3,4コーナーで外から上がって行くのかなと思いきや、直線に入った時にはすでに手応えがいっぱいに。
その前の2戦が鮮やかだっただけに、意外とも思える惨敗でしたが、巻き返しもあると思います。
◎5、ショウリダバンザイ
〇8、バルーン
▲16、カネマサゴールド
△6、レオニダス