昨日園田競馬場で行われた、未来優駿第4戦『兵庫若駒賞』。
台風が近づいていたせいか...
雨&かなりのどんより雲でしたよ。
レースは1番人気【オオエライジン】が逃げる展開。
ここまで2戦2勝。鞍上の木村健騎手は、ペースを落として引き付けて逃げる戦法。
落ち着いた流れを壊しに行ったのは、再デビューを果たした松浦政宏騎手騎乗の【マンボビーン】。後方2番手から、一気に3番手まで追い上げました。
3コーナー手前から【ホクセツサンデー】も前に迫って、3コーナーで一瞬クビくらい先頭に立ちますが、逃げている【オオエライジン】も譲らずに、2頭馬体を併せて4コーナーから直線に向かいます。
コーナー立ち上がりで【オオエライジン】が1馬身くらい抜けると、2頭の差は詰まるでもなく開くでもなく、そのままゴール。
3着以下を6馬身離しての一騎打ちは、【オオエライジン】に軍配が上がりました。
木村健騎手
「まだ3戦目でキャリアが浅いので、揉まれる競馬をしたくなくて先頭へ行きました。
後ろから馬が来たらハミを取ってくれるし、素直でとても乗りやすいです。
まだまだ上積みありますよ」
橋本忠男調教師
「牧場で見て自分が選んだ馬で、重賞を勝てて嬉しいですね。
追い切りではA1の馬に先着していたので、自信はあったんだけど、キャリアが浅い面がどうかなと思ってました。
まさか逃げるとは思わなかったけど、木村が上手く乗ってくれましたね。
この馬は体質が弱くて、前走使ったあともガクっと疲れが出たんです。
立て直すのに時間がかかったけど、やっぱり能力高いですね。
この後は馬の様子を見ながら、11月23日の『兵庫ジュニアグランプリ』を目指します」
これで3戦3勝!
どんな成長を見せてくれるか楽しみです♪
2着は3番手から前を追い詰めた【ホクセツサンデー】。
板野央騎手
「今回初めてコンビを組みましたが、乗りやすくていい馬ですね。
3,4コーナーで勝ち馬に被せに行ったんだけど、逆に向こうに出られてしまいました...。
でもそこから、よく踏ん張ってくれましたね。この先、距離延びても楽しみです」
3着は、牝馬の【リジョウクラウン】が、後方から追い上げました!
竹村達也騎手
「前残りの馬場にスローペースと、追い込み馬には展開が向かなかったですね。
でも、牡馬相手にここまで頑張ってくれたんで、次は牝馬戦線で巻き返したいです!
僕自身、10年騎手やっててやっとめぐり合えた馬。
これから人馬共に成長して行きたいです」
前走の『園田プリンセスカップ』で、人馬共に初の重賞制覇を果たしたばかり。
展開が向かなかった今回のレースでも、素晴らしい末脚を見せてくれましたから、今後さらに注目です!
2番人気【カラカル】は、中団から追い上げましたが5着まで。
下原理騎手
「今日は折り合いがついて、すごく乗りやすかったんだけど...
折り合いがつきすぎたのかな」
と、クビを傾げました。
前走は京都に遠征して2着と好走していますから、この先の巻き返しに期待したいです。
そしてこちからが...
36歳で再デビューを果たした、松浦政宏騎手の新勝負服。
詳しい記事はこちら→ 36歳、再デビュー
今月再デビューを果たし、すでに4勝!
まだまだ、これから活躍してくれるでしょう。
[おまけの競馬場グルメ]
園田競馬場には、たこ焼きがないっ!!と勝手に思い込んでいたのですが...
ありました。
正門入って右手にある、『ポニー』にて。
たこ焼き300円也。
関西圏で食べるたこ焼きは、本当に美味しいです☆
まずは月曜日、福山で行われた『福山2歳優駿』の回顧からお届けします。
スタート前には雨もほとんど止んで、少し蒸し暑いくらいになりました。
レースは【ビクトリーロマン】が逃げて、1番人気【ユメミルチカラ】が2番手。
2番人気【ラピッドリーサン】はスタートで遅れてしまい、後方からのレースとなりました。
3コーナー手前では、【ユメミルチカラ】が馬なりで先頭へ。
そのまま最後まで脚色が鈍ることはなく、力を見せ付けて勝利!
2着は、後方から大外を回って追い上げた【ネルヴァート】、3着は逃げて粘った【ビクトリーロマン】が踏ん張りました。
勝った【ユメミルチカラ】は、これで10戦6勝。
デビューから8戦は嬉勝則騎手が手綱を取って来ましたが、10月頭に怪我をして休養中のため、ここ2戦は黒川知弘騎手がコンビを組んでいます。
黒川騎手
「嬉騎手からの乗り替わりで、大役を果たせてほっとしています。
今回はそういう意味で、いつもとは違うプレッシャーがありましたね。
とても素直で乗りやすい馬なので、競馬もしやすいです。
早めに先頭に立っても真面目に走ってくれたし、すごくいい馬ですよ。
このまま順調に育って行って欲しいですね」
管理する高本敏明調教師にとっては、初の重賞制覇となりました☆
「勝てて本当に嬉しいです。
もともと期待していた馬ですが、前々走で園田へ遠征して、馬がガラッと変わりました。
前は少しイライラすることもあったけど、今はとても落ち着いています。
一皮むけた感じですね。
この後は馬の様子を見て、11月20日の『JRA認定競走』を目指す予定です」
担当の柴田治厩務員のお話では、
「とても扱いやすい馬なんだけど、食いが細いところがあってね。
今回も400キロを割り込んでしまった...。
もう少し食べてくれると最高なんだけど、なんとか食べてもらおうと、ニンジンやりんごをご飯に混ぜてあげてます。
身体は減ってしまったけど、最近はすごく落ち着きが出て、それがいい方に出てますね」
ということでした。
関係者の皆さん、おめでとうございます☆
そして明日は、未来優駿第4戦!
園田で『兵庫若駒賞』が行われます。
メンバーはこちら。 『兵庫若駒賞』出走表
まず注目は【カラカル】!
6月のデビュー戦を快勝して、2戦目は門別に遠征。好位からの競馬で5着に頑張りました。
地元に戻った『園田プリンセスカップ』では、1番人気4着と負けてしまいましたが、続く4戦目、JRA京都競馬場に遠征し、『りんどう賞』で2着!
強い馬たちを相手に、堂々の競馬を見せてくれました。
距離も1400メートルだし、ここは戦って来た相手が違う印象です。
2戦2勝の【オオエライジン】も気になる存在。
デビュー戦はスタートから追って追ってハナに立ち、そのまま9馬身差の圧勝を演じて見せました。
2戦目は1400メートルに距離が伸びましたが、2番手に付けて直線抜け出すというレースぶりで快勝。
キャリアは少ないですが、レースセンスのよさ、能力の高さを感じます。
そして、前走で人馬ともに初重賞制覇を飾った【リジョウクラウン】&竹村達也騎手。
後方2番手から一気にまくって、直線を向いた時にはすでに先頭、そのまま押し切ったレースぶりは、強さが際立っていました。
勝った3戦ともに後方から伸びて来る形で、前を行く馬たちはこの馬の末脚に警戒しながらのレースとなりそう。
◎8、カラカル
〇4、オオエライジン
▲10、リジョウクラウン
△3、マルヨロイヤル
発走は、16:05です!!
今年も『未来優駿』の季節がやって来ました~
毎年名前の通り、ここから翌年のダービーを勝つ馬が多数誕生していますからね。
今年も注目のレース目白押しです☆
18日盛岡『若駒賞』から始まった今年のシリーズ。
22日の荒尾『九州ジュニアグランプリ』と、現在まで2戦が終わりました。
第1戦の盛岡『若駒賞』は、1番人気【ベストマイヒーロー】が楽な手応えで逃げて圧勝☆
2着に7馬身もの差をつけました。
前走芝の『ジュニアグランプリ』では、北海道の【スクランブルエッグ】に初めて土をつけられましたが、今回の圧勝で改めてその強さを証明した形。
【ロックハンドスター】と同じ、瀬戸幸一厩舎&菅原勲騎手のコンビ。
これからどんな成長を見せてくれるか楽しみです♪
そして22日、荒尾競馬場で行われた『九州ジュニアグランプリ』。
ここはかなりハードな流れのレースとなりました。
スタートしてからのホームストレッチでは、【サチノシェーバー】【ジュエルリング】【リョウマニッポン】【ヌレイエフクイン】の4頭が競る形に。
1コーナーで【リョウマニッポン】が控えて、前3頭はどんどん後続を離していきます。
向正面では【サチノシェーバー】が脱落、3,4コーナーで前は【ジュエルリング】【ヌレイエフクイン】の2頭になり、直線は後ろから再び追い上げた【リョウマニッポン】と【キング】と並んで4頭の戦い。
最後は追い上げた2頭の外、【リョウマニッポン】が力強い伸び脚を見せて快勝しました!
これでデビューから3連勝。
勝ち方に派手さはありませんが、豪快に伸びる末脚を武器に、さらなる活躍が期待出来そうですね!
そして月曜日には、福山競馬場で『福山2歳優駿』が行われます!
昨年は【ムツミマーベラス】が、デビューから無敗の6連勝を果たしたこのレース。
今年はどんなヒーローorヒロインが誕生するでしょうか。
『福山2歳優駿』出走表
メンバーを見てみると...
予想がかなり難しい感じ。。
昨年の【ムツミマーベラス】のような、圧倒的な存在がいません。
圧倒的な存在になりそうだった【ビクトリーロマン】が、前走惨敗してしまったからです。
あの負けは...なんなのでしょうか。
スタートしてもうなかなかハミを取らない感じ。
鞍上の渡辺騎手の手がずっと動きっぱなしでした。
【ムツミマックス】にがっちりマークされる展開も、その前のレースと全く同じ。
それなのに、向正面でズルズル後退してしんがり負けという、この馬らしくないレースでした。
6戦5勝2着1回というパーフェクトな走りを見せていましたが、前走をどう扱ったらいいものやら。
まだ2歳の牝馬ですから、ちょっとしたことで嫌気がさしてしまったのかも。
これは当日の雰囲気をしっかりと見極めたいと思います。
自分の力が出せれば、今までの成績からいっても、とても強い馬ですから。
【ビクトリーロマン】が初の惨敗を喫してしまったレースを勝ったのが、【ユメミルチカラ】。
これまで【ビクトリーロマン】の2着が3回。
なかなか先着出来ずにいましたが、前走の勝ちっぷりは鮮やかでした。
前々走は園田へ遠征して、強い馬たちと戦って来ました。
2番手から早めに抜かれてしまいましたが、それでも前に食い下がっていましたね。
あの遠征で、揉まれて揉まれて一皮むけた印象。
400キロちょっとの小柄な牝馬ですから、当日の馬体重は要チェックです。
【ラピッドリーサン】もこれまでの【ユメミルチカラ】同様、【ビクトリーロマン】という壁に阻まれて来ました。
それでも安定して力を発揮してくれる馬です。
前走でも【ユメミルチカラ】とは1と1/2馬身差の2着で、3着以降は7馬身差ですから、改めて力上位であるところを見せてくれました。
10頭中唯一の男の子、【リニアステップ】も気になる存在。
ただ、これまでの対戦から【ビクトリーロマン】や【ユメミルチカラ】と互角に戦うには、相当な何かがないと覆せない印象。
◎9、ユメミルチカラ
〇8、ビクトリーロマン
▲2、ラピッドリーサン
△6、リニアステップ
発走は15:50です!!!
当日は、武豊騎手&内田博幸騎手が来場して、イベントやサイン会、協賛レースなどなどするそうですよ☆
熱い一日になりそうですね♪
さぁ、それでは『SJT2010』最終戦の模様をお伝えします!
『シルバーブーツ賞』は1800メートル戦のため、スタンド右手からスタート。
各馬揃ったスタートから、赤岡騎手【バンブーレブルー】が飛び出します。
その直後に吉原騎手【トレジャーゲッター】、服部騎手【カリキュレイター】、内に山口騎手【ブリューナク】と好位集団を形成。
向正面に入ると、後方から外を通って杉村騎手【トップスタイリスト】が少しずつポジションを上げて行き、その前を行く小林騎手【ニシエイビック】も馬なりで先団に取り付きます。
4コーナーでは、逃げていた赤岡騎手【バンブーレブルー】が失速、吉原騎手【トレジャーゲッター】、服部騎手【カリキュレイター】、小林騎手【ニシエイビック】の3頭が並んで、その後ろから杉村騎手【トップスタイリスト】が追い上げる形に。
直線の追い比べでは、大外から1間歩ごとに伸びた杉村騎手【トップスタイリスト】の勢いがよく、9番人気の低評価を覆して、まとめて差し切って見事1着!
2着小林騎手、3着粘った吉原騎手となりました。
いや~このレースは本当に熱かった!!!
優勝が懸かった最終戦、どの騎手も素晴らしい騎乗を見せてくれましたが、その中でも、今回は杉村騎手の華麗な追い込みが目を引きました。
「1つ前の『シルバーサドル賞』に騎乗して、直線がけっこう長かったので、追い出すのを我慢しました。
第1ステージでトップに立てたけど、門別に来て新聞を見たら人気薄の馬だったので、正直ちょっとガッカリしました(苦笑)。
『シルバーサドル賞』では12着になってしまったけど、2戦目の馬はかなりやれそうだと聞いたので、諦めないで頑張りました。
3年前には、最終戦でトップから2位になってしまい、とても悔しい思いをしましたが、それが経験になって、今回同じ失敗をしないようにと思ってました。
中央では、小倉以外騎乗したことがないので、府中で乗れることが、今から楽しみです!」
3年前、杉村騎手の優勝を最終戦で阻んだのが、高知の赤岡騎手。
レース後には、がっちりと握手を交わしていました。
総合成績は...
1位:荒尾 杉村一樹騎手 47点
2位:岩手 小林俊彦騎手 43点
3位:北海道 服部茂史騎手 38点
4位:大井 的場文男騎手 38点
5位:笠松 東川公則騎手 32点
6位:名古屋 岡部誠騎手 30点
7位:大井 戸崎圭太騎手 26点
8位:佐賀 山口勲騎手 24点
9位:川崎 今野忠成騎手 23点
10位:兵庫 川原正一騎手 18点
11位:金沢 吉原寛人騎手 16点
12位:大井 坂井英光騎手 15点
13位:福山 岡崎準騎手 15点
14位:高知 赤岡修次騎手 11点
ちなみに、1位の杉村騎手と3位の服部騎手は、同じ中津競馬場出身。
レース後には、杉村騎手の優勝を一緒に喜んでいました。
そしてこの日は...
騎手を引退し、地方競馬全国協会の参与に就任した桑島孝春さんが来場して、さらに盛り上げてくれました。
毎年白熱した戦いを見せてくれる、『スーパージョッキーズトライアル』。
ジョッキーレースの中でも、優勝すれば『WSJS』へ出場出来るという、騎手にとっては夢のような特典があるため、各ジョッキーの胸に秘める闘志もかなり大きいものがあります。
特に今年は、3年前の雪辱を果たした杉村騎手が、初の府中に挑むということで...
11月27日に行われる『WSJS』も、さらに楽しみが増しました!!
14名のジョッキーのみなさん、本当にお疲れ様でした。
また来年の戦いも、期待しています♪
14日、門別競馬場で『スーパージョッキーズトライアル2010』第2ステージが行われました!
4日、盛岡競馬場で行われた第1ステージの成績は、前にもお伝えした通り、
1位:荒尾 杉村一樹騎手 26点
2位:大井 戸崎圭太騎手 21点
3位:大井 的場文男騎手 19点
4位:笠松 東川公則騎手 19点
5位:岩手 小林俊彦騎手 17点
6位:兵庫 川原正一騎手 15点
7位:名古屋 岡部誠騎手 15点
8位:北海道 服部茂史騎手 14点
9位:大井 坂井英光騎手 12点
10位:川崎 今野忠成騎手 12点
11位:佐賀 山口勲騎手 6点
12位:福山 岡部準騎手 6点
13位:高知 赤岡修次騎手 4点
14位:金沢 吉岡寛人騎手 2点
暫定1位は荒尾の杉村騎手ですが、ほとんどの騎手に逆転のチャンスがある得点で、第2ステージの戦いが大いに注目されました。
レースの前には、恒例の騎手紹介。
この日はお揃いの紺のジャンパー姿で登場!
「草野球チームみたい(笑)」なんていう声も聞こえ、レースとはまた違った和やかな雰囲気の中で行われました。
さぁ~いよいよレースのお話に入りましょう。
まずは第3戦の『シルバーサドル賞』。
1番人気は今野騎手騎乗の【ケイアイグロリア】、2番人気は坂井騎手騎乗の【プレミアムカフェ】。
スタートすると、外から山口騎手【タマキチャン】が好スタートを決めますが、坂井騎手【プレミアムカフェ】が追って先頭へ、間に服部騎手【タイガースラム】と続きます。
3,4コーナーでは、先行する2頭の間を割って、服部騎手【タイガースラム】がグングンと上がって来て先頭に並びかける展開に。
直線では服部騎手【タイガースラム】がそのまま突き抜けて6馬身差の圧勝!
2着は山口騎手【タマキチャン】が粘り、3着には的場騎手【シグナルパス】が追い込んで来ました!
地元代表の服部騎手が、5番人気の評価ながら、強い競馬で圧勝劇を演じました☆
1着:服部茂史騎手
2着:山口勲騎手
3着:的場文男騎手
4着:小林俊彦騎手
5着:今野忠成騎手
この結果を受けて、順位も大きく変動しました!
1位:北海道 服部茂史騎手 34点
2位:大井 的場文男騎手 32点
3位:岩手 小林俊彦騎手 28点
4位:荒尾 杉村一樹騎手 27点
5位:大井 戸崎圭太騎手 24点
6位:川崎 今野忠成騎手 22点
7位:佐賀 山口勲騎手 21点
8位:笠松 東川公則騎手 21点
9位:名古屋 岡部誠騎手 20点
10位:兵庫 川原正一騎手 16点
11位:大井 坂井英光騎手 14点
12位:高知 赤岡修次騎手 10点
13位:福山 岡崎準騎手 10点
14位:金沢 吉原寛人騎手 3点
一気に1位が入れ替わり、ここまで1位だった杉村騎手が4位に...
最終戦の人気は、
1番人気→川原騎手【カレンパッキャオ】
2番人気→岡崎騎手【オンマイマインド】
3番人気→小林騎手【ニシエイビック】
ということで、この時点では誰が優勝してもおかしくない状況。
そして迎えた最終戦の『シルバーブーツ賞』で、熱い熱いドラマが待っていたのですっ!!
...②へと続く...