まずは月曜日、福山で行われた『福山2歳優駿』の回顧からお届けします。
スタート前には雨もほとんど止んで、少し蒸し暑いくらいになりました。
レースは【ビクトリーロマン】が逃げて、1番人気【ユメミルチカラ】が2番手。
2番人気【ラピッドリーサン】はスタートで遅れてしまい、後方からのレースとなりました。
3コーナー手前では、【ユメミルチカラ】が馬なりで先頭へ。
そのまま最後まで脚色が鈍ることはなく、力を見せ付けて勝利!
2着は、後方から大外を回って追い上げた【ネルヴァート】、3着は逃げて粘った【ビクトリーロマン】が踏ん張りました。
勝った【ユメミルチカラ】は、これで10戦6勝。
デビューから8戦は嬉勝則騎手が手綱を取って来ましたが、10月頭に怪我をして休養中のため、ここ2戦は黒川知弘騎手がコンビを組んでいます。
黒川騎手
「嬉騎手からの乗り替わりで、大役を果たせてほっとしています。
今回はそういう意味で、いつもとは違うプレッシャーがありましたね。
とても素直で乗りやすい馬なので、競馬もしやすいです。
早めに先頭に立っても真面目に走ってくれたし、すごくいい馬ですよ。
このまま順調に育って行って欲しいですね」
管理する高本敏明調教師にとっては、初の重賞制覇となりました☆
「勝てて本当に嬉しいです。
もともと期待していた馬ですが、前々走で園田へ遠征して、馬がガラッと変わりました。
前は少しイライラすることもあったけど、今はとても落ち着いています。
一皮むけた感じですね。
この後は馬の様子を見て、11月20日の『JRA認定競走』を目指す予定です」
担当の柴田治厩務員のお話では、
「とても扱いやすい馬なんだけど、食いが細いところがあってね。
今回も400キロを割り込んでしまった...。
もう少し食べてくれると最高なんだけど、なんとか食べてもらおうと、ニンジンやりんごをご飯に混ぜてあげてます。
身体は減ってしまったけど、最近はすごく落ち着きが出て、それがいい方に出てますね」
ということでした。
関係者の皆さん、おめでとうございます☆
そして明日は、未来優駿第4戦!
園田で『兵庫若駒賞』が行われます。
メンバーはこちら。 『兵庫若駒賞』出走表
まず注目は【カラカル】!
6月のデビュー戦を快勝して、2戦目は門別に遠征。好位からの競馬で5着に頑張りました。
地元に戻った『園田プリンセスカップ』では、1番人気4着と負けてしまいましたが、続く4戦目、JRA京都競馬場に遠征し、『りんどう賞』で2着!
強い馬たちを相手に、堂々の競馬を見せてくれました。
距離も1400メートルだし、ここは戦って来た相手が違う印象です。
2戦2勝の【オオエライジン】も気になる存在。
デビュー戦はスタートから追って追ってハナに立ち、そのまま9馬身差の圧勝を演じて見せました。
2戦目は1400メートルに距離が伸びましたが、2番手に付けて直線抜け出すというレースぶりで快勝。
キャリアは少ないですが、レースセンスのよさ、能力の高さを感じます。
そして、前走で人馬ともに初重賞制覇を飾った【リジョウクラウン】&竹村達也騎手。
後方2番手から一気にまくって、直線を向いた時にはすでに先頭、そのまま押し切ったレースぶりは、強さが際立っていました。
勝った3戦ともに後方から伸びて来る形で、前を行く馬たちはこの馬の末脚に警戒しながらのレースとなりそう。
◎8、カラカル
〇4、オオエライジン
▲10、リジョウクラウン
△3、マルヨロイヤル
発走は、16:05です!!