ダービーウィーク時に命名式を行った、【フサイチサガントス】くんがいよいよ明日デビュー戦を迎えます。
デビュー前にたった1頭で大勢の観客を前にお披露目された【サガントス】くん。スタンド前はさすがに物見をしてたけど、走る姿は立派でした!
あの時より大人になって、好仕上がりという事ですから、いいレースをしてくれる事でしょう。しかも鞍上は佐賀の名手・鮫島騎手。完璧です☆このレースはJRA認定レースですから、勝てば中央挑戦の権利獲得!
明日の佐賀・1Rから、新たな伝説が始まる予感・・・
そしてメインには、九州地区交流戦の『吉野ヶ里記念』が待っています!明日は佐賀が熱い!!!
と思ったら、佐賀だけじゃなく。
帯広のばんえい競馬では『北斗賞』、盛岡では全国交流競走の『オパールカップ』と重賞目白押し。
『オパールカップ』は、JRAの菊花賞へ出走するための、ステップレースへ挑戦する代表選定戦でもあります。
北は北海道から、南は九州まで・・忙しい1日になりそうです。
高知の【ヒカルサザンクロス】が、最多出走回数記録にあと「3」と迫っている。
彼は15日のレースで、248戦目を戦い終えた。最高記録は益田の【ウズシオタロー】で250戦。ちなみに彼は、サラブレッドよりも丈夫なアラ系である。
ガラスの脚を持つサラブレッドにとって、数多く走るというのは簡単な事じゃない。勝利する事だけじゃなく、数多く走る事も偉大な記録だと私は思う。
【ヒカルサザンクロス】という名前を聞いて、「あれ?どこかで聞いた事があるな・・」と思っていたら、なんと一緒に走った事があった!!しかも、私のデビュー2開催目。ド新人の頃の事。
あの頃の私は、まだ競馬界がイマイチ理解出来ていないくて、からかわれても本気で信じたりして、純情可憐な頃。でも実際に騎手デビューして、理想と現実が違う事がわかりかけてきた、微妙なお年頃でもあった。
学校の実習中、色んな人に「デビューしたら乗せてやる。」と言われたけれど、そのほとんどが冗談で、実際にそう言いながら乗せてくれたのは、馬主さん1人、調教師さん1人だけ。
その、調教師・菊池先生。
今は笠松・法理厩舎で厩務員さんとして頑張っている。
自厩舎を除けば、デビューから引退するまでずぅ〜っと乗せ続けてくれた、唯一の調教師さんである。
「このご恩は、一生忘れません」級の恩人。
あの頃から現在までずっと、【ヒカルサザンクロス】は走り続けているのか・・と思うと、本当にスゴイと思う。1995年デビューという事は、現役生活12年!生まれた子供が小学校を卒業する年齢だ!!!
よくよく考えたら、私が17歳の頃にデビューしたんだな。
競走馬というのは、ガラスの脚もさることながら、ストレスから胃潰瘍になる馬も多い。【ヒカルサザンクロス】は、肉体だけでなく、精神力も強いんだろうな。自称・繊細な心を持つ私としては、とっても見習いたい。
【フリオーソ】と【アンバサンド】の地方馬ワンツー決着となったJDD。ゴール前、久々に感動の涙を流していた私。。
【フリオーソ】くん、強かったです!
ところで。
この前ジムでトレーニングしている時、あるオジイ様が[マシンルーム]に入る時、一礼していたんです!そして出る時にも。それがさりげなくも美しい感じなんですよ。きっと武道をたしなんでいる方なんでしょうね。あぁいう姿は、見ていて気持ちいいものです。
ジョッキーの中にも、そういう心を忘れない人がいるんですよ。パドックに入る時、一礼する人がいるんです。整列してみんなで礼するやつじゃないですよ。パドックの入り口で、足を揃えて頭を下げるんです。
馬やお客さんや関係者に、敬意を表するみたいでキレイですよね♪
この前は、内田博騎手や戸崎騎手がやってました!きっともっといっぱいいるはずですよ。小さい事だけど、私にはとても大切に思えます。