本日、1年半ぶりに、お馬ちゃんに乗りました。もちろん、競走馬ではなく、乗馬です。
高校時代通っていた乗馬クラブで、当時の愛馬「ジンクス」君に騎乗したのですが、なんせ1年半ぶりですからね、体がなかなかついてこない!
こんなはずではない!!ともがけばもがくほど、「ジンクス」君、反抗期に突入。あれから12年の歳月が流れたというのに、相変わらず元気いっぱい。
終わった後は、もうクタクタ・・内腿が痛くて、超蟹股歩き。馬に乗るって、こんなに疲れるんだっけ??と、本気で思いましたね。あまりにも悔しいので、負けず嫌いのワタクシ、「打倒ジンクス」を掲げ、練習に励む事にしました。
同じ「馬に乗る」と言っても、競馬と乗馬ではマルッキリ違う。同じ馬でも、競走馬と乗用馬では、マルデ違うのです。簡単に言うと、乗馬は理性で動き、競走馬は理性もあるけど、より、本能の方が強いって感じ。
ジョッキーは全員乗馬が出来るけど、全員がうまく乗れる訳ではない。反対に、乗馬を極めた人でも、走路で競走馬を押さえるのは、至難の技でしょう。同じ様に馬に乗っているのに、ブレーキとアクセルが真逆なんですね。
久し振りに馬に乗っただけではなく、完全に競馬乗りになっている私。「ジンクス」君をギャフンと言わせる日は、いつの事やら・・。
さてさて。話は変りますが、ミスターピンクこと、内田利雄ジョッキー、9月2,3日と高知で騎乗するそうですね。当日は、「ひまわる」さんと一緒にライヴもするそうで。さっすが、エンターティナー。
高崎競馬場でも昔、「ひまわる」さん達のライヴがあって、内田さんのテーマソングを歌っていた。ギター片手に、内田さんのワンマンショーをした事もあったな。
内田さんて、競馬界の新庄みたい。実力もあって、更にファンを盛り上げる事も出来る。競馬界広しといえど、内田さんのような人は他にはいない。
内田利雄ジョッキーの技術と、人柄、そして生き方を間近で見る事が出来た事は、私にとって、本当に貴重な経験だったと、改めて思う、今日この頃です。
さて、今回の北海道取材、1番の目的は、「サマーセール」でした。
社台のセールと違い、日高の個人生産者の馬が多く、億単位の馬を探すというより、安く、いい体の馬を見つけようと、たくさんの関係者が、目を光らせていました。
人気だったのは、やはりサンデー系の血統ですが、「タニノギムレット」と、フォーティーナイナーの仔「コロナドズクエスト」も高く売れていました。
私の1番の注目は、「ワイルドラッシュ」。アメリカの馬で、今回の1歳が日本では初産駒。当初、種付け料200万円だったのが、その後、アメリカで産駒たちが大活躍!現在は500万円に跳ね上がっている。社台以外の種牡馬が活躍すると、今は淋しい日高の町が、昔のように元気になると、生産者たちは喜んでいました。
「サマーセール」で売れる割合は、約3割。その後は、10月の「オータムセール」に賭けるわけですが、ここではバーゲン並に値下げして、必死で売るそうです。種付け料が200万円だとしても、母馬の血統がイマイチだったり、脚の曲がった仔が出れば、200万円では売れなくなる。そうなると、売れて赤字という事になり、個人生産者たちの経営は、地方競馬以上に大変な事態になっている。
少しでも、自分の馬をよく見せようと、入念にブラッシングして、ツメにはマニキュアまで塗って来る。それでも、買い手の声がかからないと、淋しそうに帰って行く。
高崎には、100万円以下の馬たちがたくさん入って来ていた。地方競馬5場が廃止になり、そんな馬たちの受け皿が少なくなり、当然買う人も減った。
元々、競走馬の牧場だったのが、羊や牛に転向せざるおえない所が続出しているそう。
今年は、6億円という史上最高額の馬が現れました。でも、ピラミットの底辺は、確実に狭まっている。長い目で見たら、底辺の崩壊は、頂上をも崩す事になると思う。馬産地・日高が元気になる事が、日本の競馬のレベルを上げる事だと、現場を見て、改めて思った。
そして、売られていく馬たちを見て、彼らは商業動物なんだと、実感した。そこには、生活がかかっており、甘えのない世界があった。
行って来ました!4泊5日北海道の旅!!
5日間で、札幌・三石・静内・浦河・岩見沢と、めまぐるしく動いていたので、ちょっと忙しかったけど、美味しいものいーっぱい食べたし、新しい出会いや発見も多かった♪
部屋に辿り着くと、さすがに疲れたようで、親友のマルと電話で話していたら、「なんでそんなに攻撃的なの?」と言われてしまった・・疲れた時、身近な人に当たってしまうのは、私の悪いクセ・・いかん!いかん!栄養ドリンク飲んで、今日はもう寝ようっと。
と、その前に・・ばんえい競馬の謎について少々。
関係者の方に、色々お話を聞いたのですが、基本的な事は平地競走と一緒でした。
ジョッキー同士の駆け引きや、レースの流れ、展開もあって、実際レースを見ると、あまりの迫力に大興奮!!パドックで馬を見ても、みんな立派でよくわからなかったので、毛艶のいい馬を買ってみたら、単勝1,600円!それに気をよくして、次も毛艶で選んでみたら、その馬は勝ったのに、2着にアシ毛が入り、撃沈でした・・みなさん、ばんえい競馬を買う時は、毛艶のいい馬と、毛艶の読めないアシ毛に注意ですよ!どのレースも、なかなか配当が高くて、小銭でもかなり楽しめる♪
サラブレットとの1番の違いは、「脚」ですね。サラブレットの脚は、ガラスに例えられるくらい脆く、繊細で、骨折する事が多々ある。でも、ばん馬の場合、骨折はあまりなく、1番多い故障は「ツメ」。蹄ですね。約1トンの馬体を支える蹄に、負担がくるようです。
ジョッキーも、規定体重が『75kg』という事で、平地のジョッキーとは体型が全く違う。減量騎手の特典も、−20kgと桁が違う。それでも、減量に苦しむのは同じで、平地もばんえいも、ジョッキーの共通点はたくさんあり、勝手に親近感を抱いてまいりました。
そうそう、「ばんえいにも、サンデーサイレンスのような種牡馬はいますか?」という質問をしたところ、
「コーネルトップです!!」という答えを頂きました。馬券を買う時に、参考にしてみて下さいね。
ではでは、詳しい話はまた後日・・
最近、辛いものに凝っている。元々好きだったけど、今は「辛い」では満足出来ず、「激辛」の域で丁度いい感じ。昨日は「激辛カレー」、今日は「激辛キムチ丼」を食べ、私の唇はタラコのように赤くなり、口紅いらずである。
辛いものを食べ続けると、だんだん味覚が麻痺するんですかね。タバスコも唐辛子も、「もういいでしょ?」ってくらい振りかける。このまま行くと、味覚がなくなりそうなので、気をつけないと・・。
どうした私?刺激が足りないのかしら?
でもね。来週北海道に行く事になったので、現地の美味しいものを食べ、出来たての「札幌ビール」をグイッと飲めば、味覚も戻って来るでしょ♪
久々の北海道、今回時間が取れたら、ばんえい競馬を観戦してみたい。ばん馬には会った事あるけど、実際レースは見た事ない。中継で見た時は、「なぜ止める?」と熱くなったもんです。
本日のばんえい競馬、2歳戦が4レースもある。2歳というのは、一体どのくらいの馬体重なんだろう??だいだい、生まれた時は、どれくらいなんだろう??
競馬には10年携わって来たけれど、ばんえいの事はよく知らない・・勉強不足ですね。
私にとっては謎だらけのばんえい競馬、ぜひこの目で見て、謎解きをしてこようと思う。
北海道に行けるチャンスはそう多くないので、今回は神経を研ぎ澄まし、いっぱい吸収して来ます!
本日は寝不足なり・・昨夜『新宿鮫?』を読んでいたら、夢中になり過ぎて、気が付いたら外が明るくなっておりました・・。
この『新宿鮫』シリーズ、ご存知ですか?ハードボイルドの帝王・大沢在昌氏の最高傑作と言われる、超ベストセラーです。新宿を舞台にした、刑事ものなんですが、『踊る大捜査線』のように、キャリアとノンキャリアの戦いあり、やくざとの戦いあり、海外マフィアまで登場して、ワクワクドキドキ、とっても刺激的であります。
警察内の、キャリアとノンキャリアの戦いを読んでいて、ふと思い出した。高崎競馬の職員にも、そういうのあったなと・・。職員というのは、もちろん現場の人間ではないですよ。
地方競馬というものは、騎手や調教師の免許は「地方競馬全国協会」が交付する。約して「NAR」といいます。裁決委員や、発走委員もそこから各競馬場に派遣される。
でも、それぞれの競馬場を経営しているのは、県や道などの地方自治体。競馬場のトップは「局長」というポジションで、高崎の場合、いつも天下りってやつだった。その下に群馬県の職員が配属され、その下がようやく高崎競馬の職員になる。実質的には高崎競馬の職員が取り仕切っているのですが、彼らは「課長」以上にはなれない。
「局長」は2年ごとの交代制で、まぁそのたびに退職金が発生するわけです。県の職員も何年かごとに変る。「課長」や「ヒラ」の、高崎競馬職員のみ、何年も勤務してるわけです。
高崎の最後の局長は、大学教授で、その前は牛を専門に扱っている人だった。2人共、局長になってから競馬を知ったわけですが、高崎を立て直そうと、一生懸命やってくれた。
でも・・それには限界がある。だって任期は2年ですから。どこの会社だって、トップは経営のプロでしょう。経営も、競馬もわからない人が、赤字続きのトップなわけですから、本人も周りも苦労するわけです。そしてやっと見えて来た頃には、定年ですしね。
彼ら個人を批判するつもりは全くない。だって一生懸命やっていたもの。「牛」の局長は辞めるとき、悔し泣きをしていたし、最後の局長なんて、自分が悪いわけでもないのに、現場からかなり攻撃されて、可哀想なくらいだった。
だから、高崎のような事が2度と起こらないようにしてほしいと、心から思う。実際、NARや主催者たちも、のんびりと過ごしている人はいないでしょう。みんな真剣に、必死に地方競馬を盛り上げようとしているはず!!
ちょっと左寄りの話になってしまいましたが・・明日の「サマーチャンピオン」の予想といきましょう。
本命は、前走で屈腱炎からの復活をアピールしたメイショウバトラー。ダートも問題なしですからね!
気になるのは、メイショウボーラーのスタート。決まるか、決まらないかで結果も大きく違うでしょう。大外が、吉と出るか凶と出るか、神のみぞ知るって感じで。
私の対抗は、地元・佐賀のイカルガ。今年は5戦3勝2着2回と絶好調。去年の同レース4着に来ている実力馬。密かに、かなり期待してます。
◎メイショウバトラー
○イカルガ
▲メイショウボーラー
△ニホンピロサート
△タイキシリウス