本日は寝不足なり・・昨夜『新宿鮫?』を読んでいたら、夢中になり過ぎて、気が付いたら外が明るくなっておりました・・。
この『新宿鮫』シリーズ、ご存知ですか?ハードボイルドの帝王・大沢在昌氏の最高傑作と言われる、超ベストセラーです。新宿を舞台にした、刑事ものなんですが、『踊る大捜査線』のように、キャリアとノンキャリアの戦いあり、やくざとの戦いあり、海外マフィアまで登場して、ワクワクドキドキ、とっても刺激的であります。
警察内の、キャリアとノンキャリアの戦いを読んでいて、ふと思い出した。高崎競馬の職員にも、そういうのあったなと・・。職員というのは、もちろん現場の人間ではないですよ。
地方競馬というものは、騎手や調教師の免許は「地方競馬全国協会」が交付する。約して「NAR」といいます。裁決委員や、発走委員もそこから各競馬場に派遣される。
でも、それぞれの競馬場を経営しているのは、県や道などの地方自治体。競馬場のトップは「局長」というポジションで、高崎の場合、いつも天下りってやつだった。その下に群馬県の職員が配属され、その下がようやく高崎競馬の職員になる。実質的には高崎競馬の職員が取り仕切っているのですが、彼らは「課長」以上にはなれない。
「局長」は2年ごとの交代制で、まぁそのたびに退職金が発生するわけです。県の職員も何年かごとに変る。「課長」や「ヒラ」の、高崎競馬職員のみ、何年も勤務してるわけです。
高崎の最後の局長は、大学教授で、その前は牛を専門に扱っている人だった。2人共、局長になってから競馬を知ったわけですが、高崎を立て直そうと、一生懸命やってくれた。
でも・・それには限界がある。だって任期は2年ですから。どこの会社だって、トップは経営のプロでしょう。経営も、競馬もわからない人が、赤字続きのトップなわけですから、本人も周りも苦労するわけです。そしてやっと見えて来た頃には、定年ですしね。
彼ら個人を批判するつもりは全くない。だって一生懸命やっていたもの。「牛」の局長は辞めるとき、悔し泣きをしていたし、最後の局長なんて、自分が悪いわけでもないのに、現場からかなり攻撃されて、可哀想なくらいだった。
だから、高崎のような事が2度と起こらないようにしてほしいと、心から思う。実際、NARや主催者たちも、のんびりと過ごしている人はいないでしょう。みんな真剣に、必死に地方競馬を盛り上げようとしているはず!!
ちょっと左寄りの話になってしまいましたが・・明日の「サマーチャンピオン」の予想といきましょう。
本命は、前走で屈腱炎からの復活をアピールしたメイショウバトラー。ダートも問題なしですからね!
気になるのは、メイショウボーラーのスタート。決まるか、決まらないかで結果も大きく違うでしょう。大外が、吉と出るか凶と出るか、神のみぞ知るって感じで。
私の対抗は、地元・佐賀のイカルガ。今年は5戦3勝2着2回と絶好調。去年の同レース4着に来ている実力馬。密かに、かなり期待してます。
◎メイショウバトラー
○イカルガ
▲メイショウボーラー
△ニホンピロサート
△タイキシリウス