行って来ました、盛岡競馬場!
盛岡駅から無料バスに揺られる事数十分。ぐんぐん山道を登って行く・・
「一体どこまで登るんだろう??」と不安になった頃、巨大なオーロパークが出現しました。
地方競馬場とはとても思えない、豪華な造り。そしてキレイで新しい。中央の競馬場の縮小版といったところかな。
地方競馬場のいい所として、各競馬場ごとの名物と言われる食べ物がありますよね。盛岡の場合はジャンボ焼き鳥。「これを焼き鳥と言うのか?!」と思うほどのジャンボさです。
とっても天気が良くて、周りの山々の景色を眺めながらの競馬観戦は、本当に気持ちがいい!
高崎や宇都宮にも、移転の話はあったのになぁ〜・・移転が実現した盛岡には、これからも頑張ってほしいですよね。
施設自体は中央っぽいけど、中身はやっぱり地方っぽい。同じ様に豪華な施設の大井競馬場とは、また違った雰囲気ですね。中央のいい所と地方のいい所を併せ持つ、日本で唯一の競馬場なんじゃないかな。
それに、ジョッキーのレベルが相当高い!水沢と盛岡は、右回りと左回り。この2つの競馬場でデビューしたジョッキーは、若いうちから当たり前のように左右どちらのコースも乗れるんですから。南関東も遠征すれば乗れるけど、デビューしたばかりだと、やっぱりなかなかチャンスは少ないですからね。
しかも、盛岡は広いコースで坂があったりと、本当に力がある馬でないと、なかなか勝てない競馬場。対して水沢は、ザ・地方レースというか、小回りコースで、ジョッキー同士のかけ引きや位置どりで勝負を分ける競馬場。その両方に乗るんだから、レベル高い訳です。
装鞍所に行ってみると、リングバミやDバミ、枝バミなど特殊なハミを使用している馬がとても多い事に驚きました。気難しい馬が揃っているとの事・・ジョッキー大変だなぁ〜。
観客席に戻り、盛岡競馬場についてメモを書いていると、
「ねぇちゃん、そんな字じゃ読めね〜ぞ!」と知らないオヤジに絡まれました。
「私が読めればいいの!!」と、ムッとしながら答えたけど、こんな風に見ず知らずの人と会話出来ちゃうとこが、競馬場のいい所。「いいなぁ〜温かいなぁ〜」と一人ニヤニヤしてしまいました。
さて、この日のメインレースは『岩鷲賞』。アラブの女傑を母に持つ、ダンディキングが人気になっていました。
最近めっきり減ってしまったアラブの血。サラブレットより劣っているけれど、現役時代『クラダイアナ』という常にやる気満々の牝馬に乗っていた事もあり、そして益田で『グリーンマスク』という優秀な馬(性格は怖かったけど・・)に勝たせてもらった事もあり、私はアラブが大好きです。
地方競馬の馬が中央で活躍すると、多くの人が感動するように、アラブが並み居るサラブレットを負かす姿もまた、心を打ちますね。やはり、弱い立場のものが強いものに立ち向かう姿は美しい・・
ダンディキングは2着に負けてしまいましたが、3着以下を大きく離し、この先に期待出来るレースでした。
盛岡に来たのだから・・と、帰り道に冷麺を食べて来ました!!ぴょんぴょん舎という有名な焼肉店です。
私は冷麺も好きですが、なんてったって『トンソク』が大好物!
「美味しいでしょ?」と一緒に行った記者さん達に無理矢理食べさせちゃいました。
初盛岡を満喫し、帰りの新幹線で大爆睡。気付いた時には、首が痛くて痛くて・・
盛岡から帰って来て5日。まだちょっと、首がおかしい私です・・・。