
昨年の霧島賞は高知所属馬のワンツー。勝ったルピナステソーロは、その後JBC当日に行われた2024九州産グランプリも制した。今年5月には高知でA-2戦を制しており、引き続き能力上位と考えてよさそう。
アイタカは昨年の霧島賞は1番人気に支持されるも8着だったが、トライアルの大隅特別よりタイムを2秒も落としており能力を発揮していなかった。その後中央の自己条件を2戦して佐賀に移籍。九州産グランプリではルピナステソーロに半馬身差2着と好走し、前走A1・A2戦を勝利。その1400メートルの勝ちタイムが1分28秒9なら昨年の雪辱も期待できそう。
えびの特別を9馬身差で逃げ切ったのがブリッツクリーク。その勝ちタイムは1分29秒0で、ゴール前は流していたことを思えば、タイムを詰めることは可能。
昨年の霧島賞で2着だった高知のアイアンムスメは、近走不振に陥っているが、巻き返しなるかどうか。
昨年の霧島賞では7着だったカシノルーカスだが、ここにきて佐賀A2戦で2連勝と上昇気配。通用する可能性はある。
2月のたんぽぽ賞を制したエイヨーアメジストは、そのときの勝ちタムが1分30秒0。休み明けを1戦して成長があれば上位争いも。
◎1ルピナステソーロ
◯11アイタカ
▲10ブリッツクリーク
△7アイアンムスメ
△3カシノルーカス
△9エイヨーアメジスト
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昨年は馬場状況の悪化で盛岡芝のレースは7月下旬以降すべてダート変更となり、2歳戦の実施はわずかに1レースのみ。今シーズンは馬場を改修してあらためて芝レースが行われるようになったようだ。芝で行われるこの2歳重賞だが、ここまで行われた芝の2歳戦は1レースのみで、勝ったデンコウセッカ、2着のカクメイショヤが出走してきたが、果たして。
過去の若鮎賞の勝ち馬を見ると、芝のデビュー戦を勝っていた馬はそれほど多くはなく、経験の浅いこの時期は芝実績よりも単純に能力差のほうが重要といえそう。というわけで単純なパフォーマンス比較でセイクリスティーナに期待する。盛岡ダートでのデビュー戦は2着だったものの、2戦目の水沢1300メートル戦では直線だけで2着馬に10馬身差をつける圧勝。1分24秒0という勝ちタイムも、この時期の2歳馬としては優秀だ。
ポデローサは、盛岡ダートの新馬戦を勝ったあと水沢で2戦連続2着。前走は逃げて勝ち馬とは半馬身差の接戦で、3着馬に7馬身差をつけたレース内容は評価できる。
芝1000メートルの新馬戦を勝ったデンコウセッカの59秒1というタイムは優秀だが、7月15日に行われた芝重賞・いしがきマイラーズの勝ちタイムが、過去に芝で行われた同レースの勝ちタイムより1秒以上速く、改修された芝コースはかなりスピードが出るようだ。それを考えると、デンコウセッカの1分を切る勝ちタイムも素直に評価していいものかどうか。ただ、3番手から直線差し切って突き放したパフォーマンスは見どころがあった。2着のカクメイショヤとともに3、4番手の評価。
トゥーナスタディは、メンバー中唯一の2勝馬。盛岡ダート1400メートル1分29秒9という勝ちタイムは優秀。
ラブコラージェンは盛岡ダートの新馬戦で大差圧勝。2戦目の水沢は惨敗したが、巻き返しなるかどうか。
◎12セイクリスティーナ
◯4ポデローサ
▲10デンコウセッカ
△7カクメイショヤ
△2トゥーナスタディ
△5ラブコラージェン
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