
ナイスデスネは門別で2歳時に6戦3勝、2着2回。連対を外したのは重賞のサンライズカップだけで、その2着馬ソルジャーフィルドは、その後JBC2歳優駿JpnIIIを制し、全日本2歳優駿JpnIでも3着だから、2歳ダート戦では国内最強クラス。この馬には距離も長かった。兵庫移籍後には2歳2組戦を勝利。能力上位は間違いないが、門別では1200メートルまで、園田でも勝ったのは1230メートルで、やってみなければわからないが1400メートルは微妙に長い可能性はある。
実力上位はJRA小倉のひまわり賞組。ニシノサンストーンはひまわり賞7着で中央未勝利だったが、佐賀転入後3戦目の初勝利から3連勝。佐賀のダートが合ったのか力をつけたと見るべきだろう。トライアルのミヤマキリシマ特別は2番手から4コーナー手前で先頭に立って押し切った。4着までコンマ1秒差と上位は差のない結果だったが、直線でも抜かれる感じはなく着差以上の完勝だった。ただその勝ちタイムは1分32秒5。昨年の勝ちタイムは雨の不良馬場で速かったが、それ以前の勝ちタイムを見ると1分29秒〜30秒台で、勝ち切るにはタイムを詰める必要があるかもしれない。
スピード最上位は、ひまわり賞2着のエイヨーアメジスト。京都のデイリー杯2歳ステークスGIIで4着に好走し、続く京都芝1勝クラスでも差のない3着。ここ2戦の二桁着順も勝ち馬から1秒程度の差なら評価を下げることにはならない。ただここまでの経験は芝のみで、あとは佐賀のダートが合うかどうか。
コウユーモジョカーは、ひまわり賞で2着のエイヨーアメジストにコンマ2秒差4着。その後、ダートの1勝クラスは2戦とも勝ち馬から2秒以上の差がある大敗だったが、京都、東京という中央場所でレベルの高い争い。あらためて佐賀のダートでどうだろう。
トライアルのノカイドウ特別を制したムゾラシカだが、中央での成績では前記の馬たちとの比較ではやはり見劣る。佐賀で1戦した経験を生かせるかどうか。
エイシンサフランは、ミヤマキリシマ特別ではスタートで躓いて落馬。飛燕賞5着の実力なら上位食い込みを狙える。
◎1ナイスデスネ
○10ニシノサンストーン
▲12エイヨーアメジスト
△5コウユーモジョカー
△6ムゾラシカ
△7エイシンサフラン
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