
グロリアムンディは10月のブラジルカップで1年5カ月ぶりの勝利を挙げ、続く前走チャンピオンズカップGIは9着だが、勝ったレモンポップと1秒2差ならそれほど負けていない。ダイオライト記念JpnIIを勝っているようにゆったり流れる地方の長距離戦は向くタイプ。平安ステークスGIIIを58kg、ブラジルカップを58.5kgで勝っているだけに、今回の別定58kgも問題なさそう。補欠から繰り上がりの幸運と、地元山口勲騎手に期待だ。
このレース連覇がかかるのがノットゥルノ。昨年も59kgを背負って抜群の手応えのまま3コーナー過ぎで先頭に立つと、そのまま後続を突き放し4馬身差の圧勝となった。JBCクラシックJpnIは見せ場なく5着だったが、前走名古屋大賞典JpnIIIは60kgを背負ってきわどい2着。JpnIIIのメンバーなら実績最上位。
クラウンプライドは重賞4勝のうち3勝が海外で、国内でのタイトルは昨年のマーキュリーカップJpnIIIのみ。GI/JpnIで2着が3回あるが、昨年以降GI/JpnIでは大きな着順ばかり。単なるムラ駆けなのか、それともピークを過ぎているのか。
JBCクラシックで4着好走のシルトプレは、中央挑戦も含めてダートグレードで掲示板内が5回。佐賀に移籍しての2戦も地元馬相手には圧勝しており、ここでも上位を狙える。
前走名古屋大賞典JpnIIIで古馬初対戦となったシンメデージーは、ゴール前3頭接戦の3着。2着ノットゥルノには3/4馬身差だった。ただそのときのハンデ6kg差が、今回は別定重量で4kg差。いまだ地方馬には先着されておらず、4歳になっての成長を期待したいところ。
メイショウフンジンはダートグレードで勝ち切れないながら2・3着が6回。ノットゥルノの3着だった昨年と同じ56kgなら、今年も上位争いは可能。
◎4グロリアムンディ
◯7ノットゥルノ
▲11クラウンプライド
△9シルトプレ
△10シンメデージー
△2メイショウフンジン
佐賀記念の出走表はこちら