今シーズン負けなし6連勝というメムロボブサップにはもはや死角はないかに思える。主要古馬重賞コンプリートを目指し、今シーズンは前半の重賞に出走せず。岩見沢記念を制し、残すはこの北見記念と帯広記念だけとなった。昨年の北見記念が、別定40kg増の890kgでアオノブラックの2着。今年は前述の通り前半に重賞を自重したぶん30kg増の880kg。しかもライバル・アオノブラックの調子がいまひとつとなれば、中心はゆるぎないように思える。
ただそこは荒れる印象のある北見記念。昨年はアオノブラック→メムロボブサップという2強の決着のわりには3連単6,920円とついた。2021年は3連単3,340円だが、1頭取消して5頭立てのうえ2頭が競走中止で完走が3頭のみという特殊な状況。過去5年でその2年以外の3回の3連単は、3万3千円、2万9千円、3万5千円。特に2020年は、のちにばんえい記念を制するメジロゴーリキが8番人気で勝った。
メムロボブサップも絶対ではない。昨年はばんえい十勝オッズパーク杯で8着、昨シーズン(今年)はチャンピオンカップで5着と、1シーズンに一度は障害で苦戦することがある。それが今回かどうかはわからない。ただ高配当を狙うならここのような気がする。
それで狙ってみたいのはコマサンエース。昨シーズンが旭川記念、岩見沢記念、そしてばんえい記念でいずれも3着。今シーズンが旭川記念3着、ばんえいグランプリ2着、岩見沢記念3着。その成績で重賞未勝利なのはなんとも不思議なほど。
メムロボブサップが強いのは百も承知。勝つ可能性はかなり高いと思う。ただ、配当的妙味から連軸としてコマサンエースを狙ってみる。
ひとつ気になるのはアオノブラック。前走狩勝賞10着は、となりのコマサンエースが障害の天板で転倒してコースを塞がれてものなので度外視としても、それまでのレースぶりがあまり冴えない。ただそれゆえ別定増量なしの850kgは有利で、調子を戻していれば4連覇の期待も。
◎5コマサンエース
◯7メムロボブサップ
▲6インビクタ
△1コウテイ
△4クリスタルコルド
△2アオノブラック
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