過去3年連続で遠征馬が勝っているこのレースだが、今回は地元のイナズマテーラーに期待する。昨年のこのレースでは6着だったが、その後1230メートル戦で7戦3勝、2着2回、3着1回。特に3走前の良馬場1分18秒2は、昨年10月以降1年間に行われた1230メートル戦で2番目に速い勝ちタイム。園田が白い砂に変わった2020年以降、このレースの勝ちタイムは1分16〜17秒台で決着していたが、昨年のダノンジャスティスが1分18秒6で、それ以降はやや時計がかかるようになったようだ。近走1230メートルに特化して使われているレースぶりから6歳での重賞初制覇に期待する。
高知のイモータルスモークは、園田チャレンジカップで3番手から直線で抜け出し快勝。大山龍太郎騎手はそれが重賞初制覇で、引き続き手綱を任された。820メートルの園田FCスプリントで2着、船橋1000メートルの習志野きらっとスプリントでも5着とまずまずの好走を見せており、距離短縮は歓迎で、内の3番枠もこの距離ではプラスになりそう。
大井のローウェルは前走アフター5スター賞こそ大敗したが、大井移籍後の1000〜1200メートルの特別戦では崩れたことがなく、このメンバーなら勝負になる。初めての園田の小回りコースをこなせるかがカギをなりそうだが、そこは経験豊富な吉原寛人騎手だけに心強い。
ベストマッチョは昨年のこのレースで直線抜け出して完全に勝ったかと思ったところ、ダノンジャスティスの強襲で惜しくもクビ差2着。ただ今年は前走の3着が最高着順でやや差も開いていた。11歳となって昨年ほどのパフォーマンスができるかどうか。
地元勢では今年3着以内を外したのが笠松遠征のくろゆり賞だけというヒメツルイチモンジ、前走に続いて小牧太騎手が手綱のエコロクラージュらも上位食い込みが期待できそう。
◎5イナズマテーラー
◯3イモータルスモーク
▲12ローウェル
△9ベストマッチョ
△6ヒメツルイチモンジ
△8エコロクラージュ
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