昨年に続いてダート変更で行われるOROターフスプリント。
今シーズン、中央2勝クラスから転入したグットフォーチュンは、盛岡ダート1200メートル以下で4戦して2勝、2・3着各1回。水沢の早池峰スーパースプリントでは9着に沈んだが、盛岡の短距離では好走続き。前走盛岡1000メートルの勝ちタイムが58秒2(良)。昨年のこのレースがレコード決着の58秒1(重)で、2020年まで盛岡1000メートルで行われていた早池峰スーパースプリントの勝ちタイムが58秒2〜59秒1だったという比較からも勝ち負けが期待できそう。
そして昨年、コースレコードで逃げ切ったのが川崎のマッドシェリー。昨年に引き続いて神尾香澄騎手での参戦だ。重賞ゆえに昨年、減量なしの55キロでの勝利は見事だった。昨年は勝ちきれないレースが続いての参戦だったが、今年は2走前の5月28日に船橋1000メートル戦を勝った。川崎スパーキングスプリント11着は昨年と同じで、勝ち馬と1秒8差というのも去年とまったく同じ。ならば少なくとも昨年より能力を落としているわけではなさそう。ただ1番枠でもあり、他馬からのマークはきつくなりそう。
北海道・田中淳司厩舎からは2頭が遠征し、その1頭がイッツクール。グランシャリオ門別スプリントでは、昨年道営スプリントを制したスティールペガサス(2着)に2馬身差3着。そのレースぶりで、このメンバーなら勝負になる。
田中淳司厩舎のもう1頭はラビュリントス。北海道→川崎→北海道と移籍し、盛岡の芝・ダートで重賞3勝という実績。昨年12月以降、いまひとつの成績だが、前走中央に挑戦して芝1200メートルのオープン特別で勝ち馬からコンマ5秒差の好走は評価できる。2歳時の門別以来となる1000メートル戦でも、そのスピードは通用しそう。
大井のジュランビルはOROカップに遠征したが取止めとなり、あらためての盛岡遠征。中央時代は新潟の千直を経験しているが、大井移籍後はマイル前後を中心に使われてきた。昨年、佐賀ヴィーナスカップを勝ち、兵庫サマークイーン賞2着など遠征での実績があり、今回は初めてのダート1000メートルでどうか。
早池峰スーパースプリントを制したダイセンメイトだが、勝ち星が水沢に集中。ただ盛岡1000メートルでも勝ち星はあり、58秒台前半の決着になったときに対応できるかどうか。
◎6グットフォーチュン
○1マッドシェリー
▲13イッツクール
△12ラビュリントス
△9ジュランビル
△8ダイセンメイト
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