第1回、第2回と高知のダノングッドが連覇し、その昨年は遠征勢が上位3着まで独占と、地元佐賀勢は苦戦が続いている。が、今年は地元勢も健闘が期待できそうなメンバーだ。
しかしながら本命は大井のティアラフォーカス。昨年1月の船橋記念を直線一気で差し切り、開催時期の変更によって11月にも行われた船橋記念でも3着。1200メートル以下のスピード勝負ならおそらく能力は抜けている。ただワンターンのコースに絞ってレースを使われてきて、前走浦和ゴールドカップでコーナー4つのコースを走ったのは、2歳時に大井1600メートル戦に出走して以来のこと。そのゴールドカップは6着だったが、勝ったのがダートグレードでも好勝負のスマイルウィで、そこから1秒5差なら悪くはない。久々にコーナー4つを経験してのここで能力発揮と見る。
相手には地元のロンドンテソーロ。前走中島記念は10着だったが、そもそも転入前の5勝が中央・大井のダート1200メートル以下という成績で、昨年春に転入後も1400メートル以下のみを使われていた。得意の舞台であらためての期待だ。
3番手には門別から転入初戦となった1400メートルの準重賞・玄界灘賞を制したリーチ。昨年門別での最終戦となった道営スプリントこそ5着だったが、それまで1200メートルのA1特別で6戦連続連対という成績を残していた。北海道での主戦だった石川倭騎手が引き続き鞍上ということでも期待だ。
一昨年2着だったロトヴィグラスも地元期待の1頭。ただ900メートルの佐賀がばいダッシュで、一昨年勝って昨年も2着だったように、ベストは900メートル。
高知のダノンジャスティスは、一昨年4着、昨年7着と結果を残せていないが、昨年10月の兵庫ゴールドカップを勝ったように、人気薄でも侮れない。
昨年10月の佐賀オータムスプリント3着以降、好調持続のキングキャヴィア、昨年盛岡のハヤテスプリントを制した大井のスタードラマーらも能力的に差はなさそう。昨年3着のインペリシャブルまでは印が回らなかったという混戦だ。
◎3ティアラフォーカス
○4ロンドンテソーロ
▲1リーチ
△2ロトヴィグラス
△12ダノンジャスティス
△5キングキャヴィア
△11スタードラマー
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