昨年はJBC盛岡開催当日に1着賞金2000万円というダートグレード級の高額賞金で争われたが、今年は600万円。それでも一昨年より200万円増額となっている。
過去10年、北海道からの遠征馬7勝に、地元岩手勢は3勝。2歳のこの時期の重賞としては地元勢もがんばっている。
ただやはり北海道勢が強そうで、オオイチョウに期待する。キャリア3戦と、北海道デビュー馬にしては経験が少ないが、1600メートルのウィナーズチャレンジ3着から臨んだ札幌芝のクローバー賞は7着だったが、勝ち馬から1秒2差なら悪い競馬ではない。昨年のラビュリントス、一昨年のモリデンブラック、19年のフジノロケットら、北海道からの遠征で近年このレースを制した馬は、いずれも夏のJRA北海道開催で芝を経験していた。
マイベネラブルは、デビュー3戦目のアタックチャレンジを勝って、サッポロクラシックカップは7着。ダートでの能力は上位だが、距離延長の1600メートルと初めての芝がどうか。
トワイライトウェイはここまで門別で4戦1勝、2着2回。唯一連対を外したのが1700メートル戦だけに距離は課題となりそう。
エイシンコソンテは門別ではデビュー戦のフレッシュチャレンジを勝ったのみだが、岩手移籍初戦となった前走で2つ目の勝ち星。転入2戦目でさらなる上昇を期待したいところ。
門別で未勝利戦を勝ったのみのルーラーオブダートだが、このメンバーならそれほど見劣らない。
ユウユウププリエは、デビューから4戦いずれも大敗だったが、芝初挑戦の若鮎賞では直線末脚切れて、あっと驚く快走を見せた。続く前走水沢のビギナーズカップでは再び最下位。ダートはまったく能力を発揮できないようで、あらためて芝での期待。ただ今回は北海道からの遠征馬が強そう。
その若鮎賞でユウユウププリエにクビ差2着だったのがセイバイラック。デビューから2戦とも盛岡の芝を使われているだけに、この馬も芝での期待。
◎9オオイチョウ
◯6マイベネラブル
▲4トワイライトウェイ
△1エイシンコソンテ
△10ルーラーオブダート
△11ユウユウププリエ
△8セイバイラック
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