九州ジュニアチャンピオンは、逃げたムーンオブザサマーを、ぴたりと追走したトゥールリーがゴール前で差し切り勝ち。差のない3番手を追走していたグッドタイミングがそのまま3着という結果。マークされたムーンオブザサマーには厳しい展開だったとみて、ここは雪辱すると見る。
九州ジュニアチャンピオンで3着のグッドタイミングに騎乗していた下原理騎手が、今回はトゥールリーに騎乗する。そのレースぶりは間近で見ていただろうから、今度はどんなレースをするか注目だ。
カシノルーカスは、デビュー2戦目(6着)、3戦目(2着)と、ムーンオブザサマーに完敗というレース内容。しかしJRA小倉のひまわり賞に挑戦(6着)したあとの地元戦、アンタレス特別では2着に6馬身差をつける圧勝。不良馬場だったとはいえ、1400メートルで1分30秒を切る好タイムだった。中央の芝のスピードを経験して力をつけたということであれば、逆転の可能性もある。
グッドタイミングは、デビュー戦で騎乗していた山口勲騎手が怪我から復帰して手綱が戻った。九州ジュニアチャンピオン3着からの逆転はあるかどうか。
九州ジュニアチャンピオンではやや差のある4着だったウルトラノホシ、アンタレス特別でカシノルーカスの2着だったビーアライブらも成長や展開次第では上位争いも。
◎3ムーンオブザサマー
◯7トゥールリー
▲12カシノルーカス
△5グッドタイミング
△10ウルトラノホシ
△1ビーアライブ
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36回目の今年で最後となるダービーグランプリへの思いは、「【コラム】クライマックス!ダービーグランプリ」に書いた。
これを書いたときはまだ枠順発表前で、地元馬の登録は残っていたので、まさか7頭立てという少頭数になるとは思わず。地元馬は佐賀から転入して、やまびこ賞、不来方賞を連勝したルーンファクター1頭のみとなった。
とはいえ、南関東最後の三冠馬と、ホッカイドウ競馬史上7頭目の三冠馬との対決であることは変わりない。
無敗のまま中央馬を相手にジャパンダートダービーJpnIを制して南関東三冠馬となったミックファイアはたしかに強い。しかしベルピットも、2歳時に2度の2着はあったが、3歳になってからは4戦全勝。三冠目の王冠賞も、最後は一杯になりながら、2着ニシケンボブに5馬身差をつけ強いレースを見せた。
ミックファイアを負かせる可能性少なからずあるならベルピットを狙ってみたい。
サベージが京浜盃を制したとき、森下淳平調教師は、まだ成長途上と話していた。今回は東京ダービー4着以来4カ月ぶりの実戦となるが、広い盛岡コースでの末脚勝負で、成長したレースぶりを見せてくれるかもしれない。
今年、マンダリンヒーローのアメリカ挑戦は、地方競馬全体にとって大きな収穫だった。しかし帰国後、黒潮盃、戸塚記念は、春にも後塵を拝していたヒーローコールにリベンジを果たすことができず、戸塚記念では決定的な差をつけられた。その帰国後のレースぶりから上積みはどうだろう。
◎1ベルピット
◯7ミックファイア
▲5サベージ
△6マンダリンヒーロー
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