NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
新設の2歳重賞。兵庫ではこれまで9月後半に行われる牝馬の園田プリンセスカップが、2歳戦としては最初の重賞で、その後10月中旬に兵庫若駒賞が行われていた。しかし今年から兵庫若駒賞の時期にネクストスター園田が実施となったため、兵庫若駒賞も8月31日に繰り上げての実施となっている。
ここまで3戦して2着2回と初勝利には至っていないミナックシアターだが、ここ2戦の2着は、あえて控えて追い出しを我慢して、レースを教えているように見えた。2戦とも、直線での伸びは勝ち馬と遜色がない。特に前走では4コーナーで外に膨れるロスもあった。積極的なレースをすれば勝機はあるとみる。
スタビライザーはデビューから1400メートル戦を使われて2戦2勝。ともに同じ稍重の馬場で、2戦目ではタイムを1秒詰めた。使われているぶんの上積みは期待できそう。
1戦1勝の馬では、820メートルのタイムでメンバー中最速のクラウドノイズ。好ダッシュからハナに立つと、直線を向いて竹村騎手はうしろを確認する余裕があり、直線半ばからは流すようにしてのゴール。まだ能力を出し切っていない。
勝つのはここまで3頭のどれか。
同じく820メートルのデビュー戦を逃げ切ったハバナビーチ、前走で◎○と差のない3着だったタカヤンテイオー、1400メートルのデビュー戦を逃げ切ったマミエミモモタローらにも可能性はありそう。
◎11ミナックシアター
○12スタビライザー
▲2クラウドノイズ
△9ハバナビーチ
△7タカヤンテイオー
△5マミエミモモタロー
兵庫ジュベナイルカップの出走表はこちら