牡馬のみの出走で、キョウエイプラス、タカラキングダムが700kgのトップハンデで、重量差は最大30kg。果たして、過去5年の結果を見ると、700kgでこのレースを勝ったのは2019年のメムロボブサップだけ。そのメムロボブサップの直前の結果を見ると、A1格付でも勝ち負けの成績を残していた。対してキョウエイプラス、タカラキングダムはと見ると、A1混合やA2戦で苦戦という状況。それで700kgのトップハンデは厳しいとみて、本命はマルホンリョウユウとした。
マルホンリョウユウは、ナナカマド賞3着、翔雲賞2着、イレネー記念2着と、あと一歩のところで重賞タイトルに手が届いていないが、前走A2特別2着など近走の好調ぶりと690kgのハンデなら最有力。ただ1番枠はいい材料とはいえない。
アシュラダイマオーは重賞初挑戦でイレネー記念制覇。今シーズンは苦戦が続いたが、2走前のB2混合戦でようやく2着と好走。B1格付となっての前走A2との混合戦では格上相手もあって結果はでなかったが、その実力で680kgならチャンスはありそう。
タカラキングダムは、前述の通り700kgのトップハンデでは2着まで。
今シーズンB4からB3まで6戦4勝、2着1回と上昇中のホクセイタイヨウも670kgなら上位を狙える。
ヤングチャンピオンシップ3着の実績があるジェイヒーローもここにきてB2戦で連続2着と好調持続。
2歳シーズン重賞2勝と実績最上位のキョウエイプラスだが、今シーズン大敗続きとあっては馬券圏内まであるかどうか。
今シーズン上昇傾向のキタノミネ、とかち皐月賞、とかちダービーともに3着のジェイホースらも、670kgのハンデなら上位食い込みの可能性はありそう。
◎1マルホンリョウユウ
○4アシュラダイマオー
▲10タカラキングダム
△3ホクセイタイヨウ
△8ジェイヒーロー
△9キョウエイプラス
△5キタノミネ
△2ジェイホース
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中央芝オープンから岩手転入初戦の馬が3頭いて、さらに中央から地方に移籍して2戦目という馬が3頭いるという、能力比較の難しい一戦。
5カ月ぶりの休み明けは気になるが、転入初戦のスーパーフェザーを狙ってみたい。中央での勝ち星は3勝クラスまでだが、芝重賞で3着が2回という実績。今年1月の白富士ステークス、続く前走大阪城ステークスと、着順こそ掲示板外だが、勝ち馬と1秒以内の差はまずまずの好走といえる。あとは環境の変化と、盛岡の芝に対する適性がどうか。
相手も転入初戦のインテンスライト。こちらも中央芝では3勝クラス勝ちまでで、近走はオープンや重賞で着外続きだが、それでも勝ち馬とは1秒前後の差。その能力が発揮できれば十分勝負になる。あとは初めての2400メートルがどうか。
前哨戦のかきつばた賞を勝って臨むのがゴールドギア。中央では芝オープン勝ちの実績があり、距離経験も十分。ただ近走の中央芝での走りから◎○のほうが上位と見たが、盛岡の芝を経験しているという点では有利。
ロードクエストは一昨年のこのレースの覇者で、続くOROカップも勝利。そして昨年はJBC当日に行われ高額賞金となったOROカップで3着と好走。しかし今回はそれ以来9カ月ぶりの実戦、10歳になっての初戦ということでは、どれだけの能力を維持しているか。
中央芝オープンを2勝しているアルサトワ、昨年のこのレース4着で盛岡芝重賞2勝のソロフレーズ、近走大井での実績からヴィゴーレらも能力的には見劣らない。
◎8スーパーフェザー
○4インテンスライト
▲3ゴールドギア
△9ロードクエスト
△5アルサトワ
△11ソロフレーズ
△10ヴィゴーレ
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