デビューから9連勝のショウガタップリか、北日本新聞杯を6馬身差で圧勝したノブノビスケッツか、という2頭に人気が集中しそう。
この2頭の比較は、ショウガタップリの前走ノトキリシマ賞と、北日本新聞杯の両レースに出走して好走したスカイピースが物差しになりそう。ノトキリシマ賞では直線追い比べとなってショウガタップリがスカイピースに1馬身半差をつけて2着。北日本新聞杯ではノブノビスケッツが3着スカイピースに6馬身半差をつけた。その着差だけを見るとノブノビスケッツのほうが強そうだが、ノトキリシマ賞のスカイピースはマイペースの逃げに持ち込み、ショウガタップリが来るまで溜められたのに対して、北日本新聞杯のスカイピースは単騎逃げのマリンデュンデュンを向正面で早めにとらえにかかって、それを見てノブノビスケッツがうしろから仕掛けてきた。レース内容としては明らかに北日本新聞杯のほうが厳しいもの。そう考えると、その着差を単純に比較するわけにはいかず、ここは余裕をもったローテーションで臨んできたショウガタップリを評価する。
果たして、ノブノビスケッツと一騎打ちになるのかどうか。競馬では両雄並び立たず、ということが往々にしてあるもので、相手は一応ノブノビスケッツだが、そこに人気が集中するならショウガタップリから薄めも狙ってみたい。
北日本新聞杯2着のボストンコモンは、スタートで大きく出遅れ最後方からの追走。それでも3〜4コーナーでまくってきて、ゴール前でスカイピース、マリンデュンデュンをとらえて2着争いを制した。普通にスタートを切って好位がとれれば見せ場もありそう。
前述スカイピースも厳しい競馬を経験して力をつけている可能性はある。
クリスタルミリオンは南関東の3歳特別戦でも好走し、転入初戦を勝利。すでに2000メートルの距離を経験しているのはアドバンテージになりそう。
ベストオーシャンは前走が3歳A2の勝利で、重賞は2歳時の金沢ヤングチャンピオン9着以来となるが、3歳になって2着4回と勝ちきれないながら好走続きで充実ぶりが感じられる。
◎9ショウガタップリ
○12ノブノビスケッツ
▲2ボストンコモン
△7スカイピース
△11クリスタルミリオン
△8ベストオーシャン
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