グランダム・ジャパンのタイトルを狙って、留守杯日高賞でワンツーだった南関東の2頭、ワイズゴールド、キャッツライズが遠征してきた。桜花賞、留守杯日高賞に揃って出走し、ともにワイズゴールドが先着。留守杯日高賞では、逃げたワイズゴールドをピタリと追走したキャッツライズが直線で突き放されたが、4コーナーを回るところで外に膨れたぶんで、4馬身という着差ほど差はなさそう。ワイズゴールドが上位だが、展開次第で逆転の可能性もありそう。
地元の期待はスマイルミーシャ。2歳時はデビューから4連勝で園田ジュニアカップ制覇。それ以来の実戦となった菊水賞では、逃げたベラジオソノダラブを追いかけたもののとらえきれず1馬身半差2着。とはいえ3カ月の休み明けの3歳初戦で馬体重20キロ減。叩き2戦目で馬体を戻していれば当然上積みはありそう。兵庫チャンピオンシップJpnIIで地方馬最先着のベラジオソノダラブと互角の能力なら、牝馬同士となれば当然期待となる。ただベラジオソノダラブは兵庫チャンピオンシップJpnIIで5着といっても勝ち馬から20馬身以上離されており、その評価は難しい。地の利はあるが、桜花賞で勝ち馬から1秒以内の差だった南関東の2頭を上にとった。
展開的にポイントになりそうなのがサラキャサリン。門別2勝から転入後4戦し、すべて逃げて3勝、2着1回。前走名古屋に遠征しての若草賞土古記念も後続をちぎっての逃げ切りだった。ただ今回は距離が課題となりそう。
最内枠のワイズゴールドがどう出るかだが、サラキャサリンと競り合うようなら、脚質的にキャッツライズとスマイルミーシャが台頭しそう。
菊水賞6着のヒメツルイチモンジ、ル・プランタン賞を制したマルグリッドらは上位に食い込む余地があるかどうか。
◎1ワイズゴールド
○9キャッツライズ
▲4スマイルミーシャ
△11サラキャサリン
△7ヒメツルイチモンジ
△10マルグリッド
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