NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
1月頃までまったく目立った存在ではなかったタニノタビトだが、ここに来て3連勝。しかも駿蹄賞の勝ち方が圧巻。大外枠にもかかわらず内に入れ、砂が重くないギリギリのところを通り、さらに3〜4コーナーでも内からするするとあっという間に先頭に立って直線突き放し、大差をつけての圧勝。馬の能力だけでなく岡部誠騎手の好騎乗も光った。その駿蹄賞と同じ舞台で、これといった新興勢力もいないメンバーなら二冠濃厚と見る。
駿蹄賞2着のイイネイイネイイネは、道中はタニノタビトと同じような位置を進みながら、タニノタビトが一気に内から進出した3〜4コーナーで動けなかったことで大差がついた。展開のアヤで、その着差ほどの能力差はなさそう。目下重賞3戦連続2着で、その勝ち馬が異なるということでは、運に恵まれないだけともいえる。
新緑賞を逃げ切ったのがリンクスターツ。直線追い込んだイイネイイネイイネを1馬身差で振り切った。今回もすんなりハナをとってマイペースなら粘り込む場面はありそう。
駿蹄賞は9着だったパピタだが、続く前走古馬とのA5特別に出走して2着に好走。3月の中京ペガスターカップで2着の実績があり、巻き返してくる可能性はある。
1月の新春ペガサスカップを制したレイジーウォリアー、前走東海クイーンカップが地元最先着の3着だったエムエスムーンらも連下争いなら。
◎11タニノタビト
○12イイネイイネイイネ
▲4リンクスターツ
△5パピタ
△9レイジーウォリアー
△1エムエスムーン
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