コスモナビゲーターは中央未勝利から転入して2着のあとの3連勝が、いずれも楽勝で、2着馬につけた着差が8馬身、大差、6馬身。3歳の6組〜3組というクラスではあるものの、この時期の3歳馬で良馬場1分31秒台というタイムは優秀。いきなり強敵相手の重賞初挑戦でも通用すると見る。
イイネイイネイイネは、年明けの新春ペガサスカップこそ差のある3着だったが、スプリングカップでは1馬身差2着。勝ったアップテンペストは梅桜賞からの連勝で、4馬身差をつけて3着のプライムデュークはその後、中京ペガスターカップを制した。今回、重賞勝ちがあるのが、昨年8月に盛岡芝の若鮎賞を制したギャレットだけというメンバーなら、重賞制覇のチャンスが巡ってきたといえそう。
リンクスターツは、年明け初戦こそ4着だったが、その後は名古屋の3歳特別戦で4戦連続連対。笠松より時計のかかる(旧)名古屋1400メートルの良馬場で1分31秒台の勝ちタイムは優秀。前走1600メートル戦で9馬身差圧勝からの重賞初挑戦ということで期待は大きい。
ギャレットは岩手から転入初戦となった新春ペガサスカップは最下位に敗れたが、笠松初戦となった続く前走の3歳オープンでドミニクの3着。コース慣れと上積み次第では上位食い込みも。
3歳戦を連勝して臨むユメミルボニータは一気の相手強化でどこまでやれるか。
◎7コスモナビゲーター
○2イイネイイネイイネ
▲10リンクスターツ
△3ギャレット
△5ユメミルボニータ
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兵庫若駒賞、園田ジュニアカップを制して2歳時5戦全勝というガリバーストームが戦線離脱とあっては、バウチェイサーが断然といえそうだ。門別から転入2戦目となった兵庫ジュニアグランプリJpnIIでは勝ち馬とコンマ5秒差の4着と能力の高さを見せた。全日本2歳優駿JpnIはさすがに相手が強く10着だったが、3歳初戦として笠松に遠征したゴールドジュニアが2着に2秒6の大差をつける圧勝。地元に戻っての兵庫ユースカップでもスピードの違いを見せた。今回はじめての1700メートルだが、笠松1600メートルで底知れない強さを見せているだけに、そこから100メートル延びるだけなら心配ないだろう。
ベラジオボッキーニは兵庫若駒賞ではガリバーストームの3着だったが、そのときのコンマ4秒差が、負けたときでも最大の差。5カ月ぶりとなった3歳初戦は相手も軽かったとはいえ、楽勝だった。今回、距離延長の1700メートルがどうかだが、さらなる上積みがあればバウチェイサーに迫る場面もありそう。
エイシンクエーサーは門別から転入して4連勝のあと、兵庫ユースカップがバウチェイサーの5着。門別では1700メートルも経験しており、前走の敗戦だけでは見限れない。
ベルレフォーンは、園田ジュニアカップがガリバーストームの3着で、名古屋に遠征したスプリングカップが差のある4着。それでも前走1700メートルの3歳A特別では中団から余裕の差し切り。デビュー2戦目から中距離を使われてきているだけに、再度この距離で期待だ。
笠松・ゴールドジュニア4着から約2カ月ぶりの実戦が3歳2戦目となるエイシンクレモナ、兵庫クイーンセレクションを接戦の末制したニネンビーグミらが連下争いに食い込めるかどうか。
◎6バウチェイサー
○9ベラジオボッキーニ
▲2エイシンクエーサー
△3ベルレフォーン
△5エイシンクレモナ
△1ニネンビーグミ
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