メンバー中唯一、ホッカイドウ競馬からの転入馬で、ビギナーズカップを制したカクテルライトが抜けている。転入初戦ではアップテンペストの2着に敗れたが、ビギナーズカップではそのアップテンペストに6馬身差をつけて圧勝。アップテンペストは続くJRA認定のフューチャーステップを制して盛岡コースではここまで6戦5勝という成績を残していることでも、カクテルライトはこのメンバーでは断然だ。
リュウノガルシアはここ3戦連続で3着だが、その3戦で先着されたのは、前述のカクテルライト、アップテンペストと、今回は出走していないレオンボーイだけ。盛岡ダート1400メートルでは確実に1分29秒台をマークしていて、ここも大きく崩れることはなさそう。
グリーンモンスターは前走での初勝利が、タイムを一気に縮めて盛岡1400メートル1分28秒8。さらなる上昇があれば、カクテルライトを脅かす場面も。
前走の2勝目で1分29秒0をマークしたネオネオモッズ、今回のメンバーでは唯一盛岡ダート1600メートルを経験(4着)しているサンエイブレーヴらもそれほど差はない。
◎6カクテルライト
○3リュウノガルシア
▲5グリーンモンスター
△1ネオネオモッズ
△2サンエイブレーヴ
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シーアフェアリーは重賞初挑戦となった昨年のこのレースでは3着だったが、その勝ち馬は、のちに中日杯も制するハクサンアマゾネスでは仕方ない。今年は積極的に遠征して強敵と対戦する中で力をつけ、兵庫サマークイーン賞では早め先頭から人気のラインカリーナ(浦和)を完封。地元のA1特別を勝って臨んだ秋桜賞は3着だったが、勝ったのはスパーキングレディーカップJpnIIIで3着だった大井のグランデストラーダで、2着が佐賀ヴィーナスカップを制した川崎のロカマドールでは相手が悪かった。相手が軽くなったここは必勝の一戦だ。
ラブリーイレブンは中央2勝クラスから転入し、4戦目となったコスモス賞(準重賞)で名古屋初勝利。秋桜賞では3着シーアフェアリーにハナ+3/4馬身差の5着だったが、6歳でもここにきての充実ぶりがうかがえる。
ニュータウンガールは、コスモス賞がラブリーイレブンの8着で、秋桜賞は最下位と見せ場をつくれなかったが、昨年のMRO金賞が2着、そして今年は日本海スプリントを制したように金沢コースとの相性はいい。人気がなければ馬券的にはおもしろそう。
徽軫賞を制して日本海スプリントがニュータウンガールの2着だったネオアマゾネスも上位食い込みは可能。
デビルスダンサーは、前走準重賞の金沢城鼠多門賞で2着に4馬身馬身差で快勝。金沢では重賞初挑戦となる今回は試金石となりそう。
◎2シーアフェアリー
○3ラブリーイレブン
▲6ニュータウンガール
△10ネオアマゾネス
△8デビルスダンサー
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