ニットウスバルは2年連続で北海道スプリントカップJpnIII・4着。昨年の勝ち馬は北海道のメイショウアイアンだったが、今年はニットウスバルが地方馬最先着。前走グランシャリオ門別スプリントは、必ずしも得意ではない1000メートル戦だったが、それでも逃げ切ったアザワクに1馬身+クビ差で3着と好走。9歳でも調子落ちはなく、初タイトルのチャンスに期待したい。
11歳になったメイショウアイアンは、北海道スプリントカップJpnIIIは9着だったが、1000メートルのグランシャリオ門別スプリントではアザワクに1馬身差まで迫って2着。ニットウスバルにはクビ差先着した。この馬も1000メートルより1200メートルで能力を発揮する。
スティールペガサスは昨年3歳時、大井の優駿スプリント4着など短距離で結果を残すようになった。今シーズン門別に戻って開幕から1200メールを連勝。前走は1600メートルの星雲賞で3着に好走したが、1200メートルの舞台であらためて期待したい。
このレース連覇を狙うソルサリエンテ、昨年下級条件から5連勝で道営スプリントを制したジャスパーシャイン、金沢スプリントカップで接戦の2着だったイダペガサスらもそれほど差はなく、高いレベルで上位拮抗の混戦。
◎5ニットウスバル
○3メイショウアイアン
▲7スティールペガサス
△10ソルサリエンテ
△2ジャスパーシャイン
△6イダペガサス
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実績最上位は、牝馬のダートグレードで3勝を挙げているマルシュロレーヌ。期待されたJBCレディスクラシックでの3着は残念だったが、年明けのTCK女王盃JpnIII、エンプレス杯JpnIIを連勝。2着との着差はそれぞれ半馬身、3/4馬身と僅差だったが、着差以上の強いレースぶり。その後、平安S3着、帝王賞8着だが、牡馬の一線級に揉まれたことでさらに力をつけている可能性もある。今回別定57キロは楽ではないが、それでも最大2キロの差なら、能力の違いで克服できると見る。
メモリーコウは、一昨年11月に3勝クラスを卒業したあと、重賞・オープンでは12戦して勝ち星こそないものの、2着3回、3着5回で、掲示板を外したのは1回だけ。牡馬相手の東海ステークスGII、マーチステークスGIIIでの3着好走もあり、今回別定増量なしの55キロなら頭まで狙える。
昨年末のクイーン賞JpnIIIでサルサディオーネの2着だったアッシェンプッテルは、今年、牡馬相手の名古屋城ステークス2着、吾妻小富士オープン3着と好走。牝馬同士なら重賞でもあらためて期待できそう。
リネンファッションはダートグレード初挑戦となったスパーキングレディーカップJpnIIIで2着だったが、サルサディオーネに6馬身離された。レーヌブランシュはTCK女王盃JpnIIIでマルシュロレーヌに半馬身差で2着に食い下がったが、関東オークスJpnIIの勝利だけで別定57キロはいかにも厳しい。この2頭は連下争いまで。
◎5マルシュロレーヌ
○9メモリーコウ
▲4アッシェンプッテル
△1リネンファッション
△8レーヌブランシュ
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