7月の佐賀王冠賞は、逃げたパイロキネシストに、好位のドゥラリュールが3コーナー過ぎでとらえにかかると、3番手以下を離しての一騎打ち。結果的にドゥラリュールがクビ差で勝ったのだが、鞍上の鮫島克也騎手は4コーナーでうしろを振り返るなど、その時点でパイロキネシストは負かせると思ったのだろう。ドゥラリュールは着差以上の完勝だったと見て、ここも中心。
ドゥラリュールが中央2勝クラスから転入して今回が3戦目。パイロキネシストは中央3勝クラスから昨年末に転入し、5月には佐賀スプリングカップを制した。そして今回、中央オープンから転入初戦となるのがコンカラー。格付け的には当然この馬が最上位だが、ここ3戦は2秒以上の差をつけられて負けており、オープンではほとんど二桁着順。佐賀コースへの対応も未知数であり、ここは3番手評価まで。
3歳二冠を制したトゥルスウィーだが、古馬のこのメンバーに入るとさすがに胸を借りる立場。とはいえ52キロの軽量ならあっと言わせる場面もあるかもしれない。
テイエムギフテッドは中央から転入初戦の準重賞・志布志湾賞を勝ち、その後は佐賀スプリングカップ、佐賀王冠賞も含めて佐賀ではすべて掲示板内。馬券対象はこの馬まで。
◎3ドゥラリュール
○9パイロキネシスト
▲7コンカラー
△6トゥルスウィー
△10テイエムギフテッド
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ゴールデンヒーラーは牝馬同士の留守杯日高賞には出走せず、ダイヤモンドカップ、東北優駿と牡馬相手の二冠に挑戦し、ともに勝ったリュウノシンゲンからは0秒5差で2着、4着。そしてやまびこ賞では、東北優駿で先着されていたサンエイマジック、グランフォロミーらを相手に勝利。ここに来ての充実ぶりを示した。今回はそのやまびこ賞と同じ盛岡1800メートルが舞台。牝馬同士なら負けられない一戦だ。
ここに来て赤丸急上昇がホワイトブライド。昨年2歳6月にデビューし、今年5月までは13戦1勝とまったく目立たない成績だったが、ここに来て3連勝。特に前走3歳Aの盛岡1600メートル戦では、やまびこ賞3着だったシラカミロードに1秒8の大差をつける圧勝。そのシラカミロードを物差しにすれば、ゴールデンヒーラーと互角以上に戦える可能性はある。
コスモジェニーは中央未勝利から転入して2着のあと2連勝。2走前の初勝利は、3歳の下級クラスとはいえ、2着に2秒8の大差をつける圧勝だった。岩手では1400メートルまでしか経験していないため距離が課題となりそうだが、中央では芝の1800メートル以上を使われていただけに、こなせる可能性は十分ある。
スプリングカップでリュウノシンゲンの2着だったファイントリックは、重賞のほとんどで掲示板内を確保しているだけに、ここでも上位食い込みを期待できそう。
グローリアステレサも、3歳の条件戦ではあるもののここに来てのレースぶりがよくなってきた。
◎9ゴールデンヒーラー
○2ホワイトブライド
▲6コスモジェニー
△5ファイントリック
△11グローリアステレサ
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