ゴールデンヒーラー不在となった地元勢は手薄なメンバーと言わざるをえず、遠征3頭の争いとなりそう。
大井のグロリオーソは、ユングフラウ賞3着、桜花賞2着と好走しながらケラススヴィアの壁は厚く、東京プリンセス賞ではそれをぴたりとマークする位置でレースを進めたところ、直線で一杯になって7着に沈んでしまった。強敵相手に勝ちにいっての結果であれば仕方ない。ここは相手関係的にも負けられないところで、勝てばグランダム・ジャパン3歳シーズンのポイントでは★★の他地区15ポイント加算で一気にトップに立つことになる。
船橋から北海道に戻っての出走となるスマイルミュは、桜花賞では4着だったものの、逃げたケラススヴィアに真っ向勝負を挑んでのもの。グロリオーソには先着されたが、そのレースぶりからは勝負付けが済んだとは言い難い。馬券としては勝つ可能性まで考えたい。
ローレル賞2着だったセカイノホシは、その後の南関東では結果が出なかったものの北海道に戻っての3歳条件で3、1着。この距離はローレル賞で好走したが、あらためて距離適性が問われる。
地元勢では、あやめ賞でゴールデンヒーラーの2着だったベニスビーチ、同3着だったファイントリックらが、遠征勢3頭に割って入れるかどうか。
◎10グロリオーソ
○5スマイルミュ
▲2セカイノホシ
△8ベニスビーチ
△12ファイントリック
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昨年3歳ながら中日杯を制した牝馬のハクサンアマゾネスは、南関東でもA2特別の2着好走があり、JpnIIのエンプレス杯は7着だったものの中央勢にも先着しており、それで評価が下がることはない。前走地元馬同士の徽軫賞は1番人気に支持されるも2着に敗れたが、これは勝ったネオアマゾネスを楽に逃がしてしまってのもの。そのネオアマゾネスが今回は不在となって、2000メートルが舞台ならまぎれることもないだろう。
金沢スプリングカップからは、勝ったファストフラッシュが不在となって、2着エイシンレーザー、4着トップロイヤルが出走してきた。前者は園田のA級特別でも上位を争っていた実力で、後者はその金沢スプリングカップが重賞初挑戦でまだ底を見せていない。ここまで3頭の勝負と見る。
上位のどれかが崩れたときの連下候補として、昨年来、金沢のA1特別でたびたび好走しているエターナルヒーロー、イリュージョニストを挙げておく。
◎9ハクサンアマゾネス
○4エイシンレーザー
▲1トップロイヤル
△8エターナルヒーロー
△2イリュージョニスト
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