ホッコータルマエの初年度産駒、レディバグがダートのデビュー戦から高いパフォーマンスを見せた。スタートこそいまいちだったが、徐々に位置取りを上げて直線抜け出し、2着に5馬身差をつける楽勝。園田の小回りコースはやってみないとわからないが、それは中央勢にとってはいずれも同じ条件。ただそのレースぶりと、ホッコータルマエ×ダンスインザダークという血統から、距離が伸びてよさそう。デビュー戦から中1週ちょっとというローテーションだが、2009年にこのレースを制したラブミーチャンは中央の2歳500万下を逃げ切ってから中8日だった。疲れさえなければ、若さの勢いでむしろ詰まった間隔はプラスに出ると見る。
デュアリストはデビューから2連勝となったヤマボウシ賞が2歳レコードでの圧勝。発揮しているパフォーマンスは間違いなく高い。ほかにも逃げそうな馬がいるメンバー構成で、1番枠をどうさばくか。園田の小回りコースの対応がカギとなりそう。
ルーチェドーロはJBC2歳優駿で◎を打って期待したのだがハイペースの先行争いで失速してしまった。デビュー戦の函館1000メートルを2歳レコードで勝っているように、距離短縮のここであらためてそのスピードに期待したい。
ゼンノアンジュは前走なでしこ賞を好タイムで逃げ切って5馬身差。今回、押し出される形で△になってしまったが、上記の馬たちとも甲乙つけがたい。園田コースで岩田康誠騎手はアドバンテージとなる。
ジョーロノはすでに南関東で重賞を3戦して、ここがデビューから7戦目。浦和の小久保智厩舎で地元の田中学騎手といえば、2014年にこのレースを制したジャジャウマナラシを思い出す。実戦で鍛えられた経験は大きい。
◎2レディバグ
○1デュアリスト
▲8ルーチェドーロ
△7ゼンノアンジュ
△10ジョーロノ
兵庫ジュニアグランプリの出走表はこちら