3歳戦とはいえ、ばんえいの重賞ではめずらしく前走を勝った馬が8頭もいるという好調馬が揃った一戦。
とかちダービーでは障害先頭から惜しくも最後キョウエイリュウに交わされ2着だったコマサンダイヤの逆転に期待する。今回、キョウエイリュウとはそのときと同じ10キロ差だが、50キロ差の軽量牝馬がいて流れが速くなりそう。そうしたときに、キョウエイリュウは4着に敗れたとかち皐月賞のように差し届かずという可能性は考えられる。古馬とのA2クラスを連勝という勢いも加味してコマサンダイヤが中心。
とはいえ実力ナンバーワンはキョウエイリュウで疑いないところ。牡馬とはハンデ差最大30キロなら、障害のタイミング次第で楽勝というパターンもおおいにありそう。
紅一点は、黒ユリ賞を制したエンゼルフクヒメ。今シーズンは7月に復帰して、自己条件のB3クラスで3着、1着と充実ぶりがうかがえる。勝ち負けまではどうかだが、ハンデ差を考えればあっと言わせる場面もありそう。
連勝中のカイセドクター、ダイナマイト、ゴールドハンターらは、3歳のこの時期だけに現級以上に力をつけている可能性はある。
ただ、上下50キロのハンデ差がある3歳馬の重賞だけに波乱はあるかもしれない。
◎7コマサンダイヤ
○3キョウエイリュウ
▲4エンゼルフクヒメ
△10カイセドクター
△5ダイナマイト
△6ゴールドハンター
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南関東から4頭、兵庫から2頭の遠征があり、中央元オープン馬もいるという高レベルで難解な一戦。
川崎のロードヴァンドールは、中央では重賞勝ちこそならなかったが、2000メートル以上の芝重賞で2着3着が計5回。昨年11月にもオープン特別(アンドロメダステークス)で勝ち馬からコンマ2秒差で4着という好走があり、今回のメンバーでは能力最上位。芝2400メートルという舞台も絶好だ。
兵庫から遠征のアップクォークは7歳だがまだキャリア22戦。昨年1月にはオープンの白富士ステークで3着の好走があり、その後は二桁着順が続いたが着順ほど負けてはいないレースもあり、兵庫移籍後に一戦叩かれて臨む一戦。芝であらためて期待できそう。今シーズン重賞で活躍が目立つ鈴木祐騎手にも期待だ。
船橋のキャッスルクラウンは、盛岡芝への遠征は今回で4度目。せきれい賞は、一昨年が2着で昨年が4着。今年はオグリキャップ記念で2着など実力は確かだが、今年は元中央のオープン馬が手強そう。
ブラックバゴも中央の芝でオープン勝ちの実績。大井移籍後は苦戦が続いているが、久々の芝でどうか。
地元勢ではコスモリョウゲツが昨年盛岡の芝で2勝。前走、OROターフ特別で2着に好走したが、昨年ほどの調子にあるかどうか。
3年前と2年前にこのレースを連覇したサンエイゴールド、昨年の勝ち馬ダイワリベラルは、どうも近走の成績が冴えない。好走まで望めるかどうか。
◎10ロードヴァンドール
○2アップクォーク
▲3キャッスルクラウン
△12ブラックバゴ
△8コスモリョウゲツ
△4サンエイゴールド
△7ダイワリベラル
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