夏の時期は毎年休養しているキングプライドだが、春のこの時期は絶好調。このレースで一昨年に勝利し、昨年2着というだけでなく、2015年の3歳時以降、4月5月だけの成績をみると、15戦13勝、2着2回とほぼ完璧な成績。2度の2着は昨年で、そういう意味では年齢的な衰えはあるのかもしれない。ただ今年もはがくれ大賞典では4頭接戦の2着争いに1馬身半差をつけての完勝。2着は3連覇を狙ったエイシンニシパだった。今回も相手は強力だが連軸という意味での本命。
ウノピアットブリオはC級から8連勝で重賞初挑戦となった中島記念を制し、佐賀の頂点に立った。佐賀記念JpnIIIはさすがに相手が強く、前走志布志湾賞は着差はそれほどなかったがまずは完勝。雲仙岳賞でキングプライドを負かしているが、そのときのキングプライドとは違うだけに楽観視はできない。
グレイトパールは佐賀記念JpnIIIこそ地元最先着の6着だったが、昨年末の中島記念が6馬身差をつけられての2着、前走はがくれ大賞典が5着と案外だった。脚元の状態次第ということはあるのだろうが、万全の状態なら圧勝まであっておかしくない。ここまで3頭の勝負と見る。
オヤコダカは、このメンバーに入ると1800メートルは微妙に距離が長いように思う。
はがくれ大賞典で接戦の2着争いに加わって4着だったスウィフトハートは連下争いに加われるかどうか。
◎5キングプライド
○10ウノピアットブリオ
▲7グレイトパール
△9オヤコダカ
△8スウィフトハート
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グランダム・ジャパン3歳シーズンの一戦ということもあり、他地区から4頭の遠征があるが、コロナ感染リスクのためなのだろう、いずれも岩手所属騎手が手綱をとる。
ボンボンショコラは中央2戦1勝という成績で浦和に移籍すると、ユングフラウ賞、桜花賞では、ともにスタートからハナに立って直線を向いても先頭で、それほどバテることなくともに4着。南関東でも十分に勝負になりそうだが、距離適性面を考えてか、それともグランダム・ジャパンを狙うのか、ここに遠征してきた。輸送と初めての右回りがカギとなりそうだが、今回のメンバーに入ればパフォーマンスは抜けている。
レッドカードは門別のブロッサムカップが2着で、北海道在籍のまま川崎の特別戦に遠征し、5着、4着。とはいえそれぞれ勝ち馬は、その後に浦和・ニューイヤーカップで大差圧勝のグリーンロードと、雲取賞を制したゴールドホイヤー。ということを考えると、川崎での2度の敗戦もマイナスにはならない。3カ月半ぶりの実戦だが、成長があれば勝ち負けまで期待できそう。
ボルドーリブロンは北海道デビューで浦和を経由して前走あやめ賞が岩手転入初戦。そのあやめ賞では1番人気に支持されるも、スタートでダッシュがつかず中団からとなってなんとか4着という結果。とはいえ浦和の3歳特別勝ちという実力なら見直す必要はある。
グランダム・ジャパン狙いのミステリーベルンは前走、名古屋の若草賞が2着。勝ったステラモナークは別格として、それ以外の相手との比較で今回はメンバーのレベルがかなり上った。
あやめ賞を勝ったアンズビジンはこのメンバーに入ってどこまでやれるか。
◎10ボンボンショコラ
○6レッドカード
▲9ボルドーリブロン
△8ミステリーベルン
△12アンズビジン
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