昨年度(2018年12月7日)名古屋で復活したこのレース。ポルタディソーニは2番手から4コーナーで先頭をとらえる強気の競馬で勝ちに行ったが、直後で構えていたカツゲキキトキトに目標にされ、さらに後ろにいたサンデンバロンにも交わされて3着。それでも当時7番人気ながら見せ場たっぷりの走りを見せた。そして前走名古屋記念では、1番人気のアドマイヤムテキに直後でマークされ、それに突かれるように単騎逃げのゴールドリングをいち早く捕まえに行く不利な役回り。着順こそ4着だったが、差はそれほどなかった。名古屋1600メートルは、5戦3勝、2着3着各1回という得意の舞台。ここで巻き返すと見る。
デビューから無敗のまま昨年東海ダービーを制したエムエスクイーンだったが、その後古馬に3度挑戦したが勝利には至らず。勝ち馬は3度ともポルタディソーニだった。7月の名港盃は8着惨敗だったが、秋の特別2戦は3/4馬身、1馬身半という差でいずれも2着。逆転できない差ではない。
兵庫から遠征の2頭も強力だ。牝馬のスターリングブルスは、クラスを上げてきてのここ4戦で連続連対。園田にマイルの距離設定はないが、1400メートル、1700メートルを勝っているだけに距離に不安はない。もう1頭、エイシンデジタルは中央2勝クラスから兵庫に移籍後5戦4勝。ともにまだ底を見せていない。
サンデンバロンは昨年3月以来勝ち星から遠ざかっていて、重賞ではあまり人気になることもないが、それでもほとんど人気以上の着順にもってくる。連下としては常に押さえておきたい存在。
サムライドライブは、飛山濃水杯2着を含め、4歳の昨年は名古屋・笠松の1600メートル戦で5戦オール連対。デビューから3歳春までは無敗の快進撃を続けたが、古馬重賞タイトルにもあと一歩のところまできている。
◎11ポルタディソーニ
○4エムエスクイーン
▲12スターリングブルス
△7サンデンバロン
△5エイシンデジタル
△3サムライドライブ
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