アルネゴーが14日の園田・楠賞に遠征してここは不在となっただけに、高知二冠を制してその後も好調なナンヨーオボロヅキにとっては、またひとつタイトルを重ねられるチャンス......かと思いきや、そう簡単にはいきそうもない。
門別からの転入初戦をほとんど追うところなく楽勝したモズヘラクレスだ。楽々と出した勝ちタイムが1400メートル=1分29秒9。たとえば同じ3歳馬同士で1400メートルの黒潮皐月賞の過去の勝ちタイムを見ると、1分30秒を切ったのは2002年まで遡らなければならない。門別では1700メートルでも2着好走があることから距離も問題ない。吉原寛人騎手が鞍上として呼ばれたという期待から一発あってもおかしくない。
ヘニーオーザは中央未勝利からの転入初戦だった魚梁瀬杉特別では、逃げてナンヨーオボロヅキに3/4馬身差で2着に食い下がった。ただ着差はなかったものの軽くひねられたという感じで逆転までは難しそうだが、連下なら狙えそう。
先日引退が発表されたディアマルコの半妹として注目のディアレイカだが、前走で7月以来久々の勝利。ただ一連の重賞や魚梁瀬杉特別ではナンヨーオボロヅキとは差のあるレースぶりだけに、今回も上位食い込みまで。
中央未勝利から転入して3戦連続連対のグリグリがどこまでやれるか。
◎8ナンヨーオボロヅキ
◯2モズヘラクレス
▲6ヘニーオーザ
△9ディアレイカ
△1グリグリ
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前哨戦の紅バラ賞とは9頭が同じ顔ぶれでほぼ再戦というメンバー。その紅バラ賞で2着に負けたミスタカシマだったが、他馬とは30〜50キロのハンデ差。それが今回、全体的に基礎重量が上がった上に20〜40キロ差。紅バラ賞で先着されたアフロディーテとは40キロ差だったのが20キロ差になった。ミスタカシマにとっては大きなアドバンテージで、よほど障害で失敗するとかでもない限りここは負けないのではないか。
相手筆頭はA2格付けのサンシルクラポピー。ミスタカシマは別格として、他のメンバーとの比較であれば、700キロは有利に思える。
アフロディーテは負担重量的に不利になったとはいえ、5連勝中という好調ぶりはあなどれない。
2歳時は同世代同士で上位を争っていたプランセスは、紅バラ賞4着で復活気配。B2級で安定して上位のテツアズマらの上位食い込みがあるかどうか。
◎8ミスタカシマ
○1サンシルクラポピー
▲6アフロディーテ
△7プランセス
△3テツアズマ
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ロジストームは今シーズン、赤松杯、シアンモア記念と水沢マイルの重賞を連勝。盛岡の青藍賞では2着に負けたとはいえ、エンパイアペガサスでは相手が悪かった。それも半馬身差ということであれば、このメンバーでは断然だ。
相手には昨年のこのレースで3着だったニットウビクトリー。赤松杯ではロジストームの6着だったが、その後盛岡のA級特別で3勝。昨年同様、能力を発揮できる状態だ。
南部杯JpnIに挑戦(13着)したパンプキンズだが、地元同士では今回いよいよ古馬と初対戦。前走イーハトーブマイル(2着)の走破タイム1分38秒7(良)は、同じく良馬場だった青藍賞2着のロジストームよりコンマ3秒遅いだけ。2キロの斤量差を生かせば通用する可能性はある。
青藍賞で2着ロジストームから4馬身差で3着だったのがレプランシュ。前走霜月特別でも2着と好走し、盛岡のダートに慣れてさらに好レースが期待できそう。
特別戦ではあるものの常に掲示板は確保しているマーブルフラッシュ、前走でニットウビクトリーの2着だったハイパーチャージらは上位に食い込めるかどうか。
◎11ロジストーム
○5ニットウビクトリー
▲6パンプキンズ
△12レプランシュ
△7マーブルフラッシュ
△8ハイパーチャージ
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