NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
6月に行われた東北優駿は、グレートアラカー、エムワンピーコ、パンプキンズの3頭に人気が集まり、やまびこ賞ではグレートアラカーに7馬身差をつけられ2着に敗れていたパンプキンズがやや離れての3番人気だったが、スタートから楽にハナをとって逃げると、1番人気グレートアラカーを寄せ付けず2馬身差をつけての完勝。離れて3着が牝馬のエムワンピーコという結果だった。その後グレートアラカーは船橋に移籍、エムワンピーコは翌週のビューチフルドリーマーカップに出走するようで、世代3強のうち出走してきたのはパンプキンズだけ。他地区からの転入馬もいるが、いきなり重賞で勝ち負けという感じの馬もおらず、やはりパンプキンズが断然の中心となる。
相手筆頭はリュウノボサノバ。東北優駿は11着惨敗だったが、前半掛かって早々と失速してしまったため参考外。前走盛岡コースだが1600メートル1分40秒を切る好タイムでの勝利は評価できる。
人気を落とすなら狙ってみたいのが牝馬のエバーフレイム。前走ひまわり賞はエムワンピーコに1秒5もの差をつけられての3着だったが、中央から転入初戦となった水沢1300メートル戦は、3歳の下級クラスだったとはいえ2着に8馬身差は圧巻だった。今回、1600メートルでは有利な最内枠に入り、すんなり好位につければあっと言わせる場面はありそう。
中央未勝利から転入して5戦4勝のヒノキブタイ、前走盛岡の3歳A級で強い勝ち方を見せたヤマトタケルは、ともに重賞初挑戦だけに未知数だが、上位争いにからんでくる可能性はある。
◎9パンプキンズ
○3リュウノボサノバ
▲1エバーフレイム
△7ヒノキブタイ
△6ヤマトタケル
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