
ダートグレード3勝のグリムが実績断然で、それ以外のJRA勢とは別定重量2キロ差。それでグリムを負かす可能性がある馬がいるかどうかと考えたときに、テルペリオンでどうだろう。地方では名古屋大賞典JpnIIIでグリムの5着に負けているが、中央の軽いダートで能力を発揮するタイプと思われる。その点、盛岡のダートは地方では時計の出やすい馬場。前走東京ダート2100のオープン特別を57キロで快勝しており、今回54キロなら逆転があってもいいのではないか。フリオーソ産駒としてはダートグレード初制覇の期待がかかる。
とはいえ実績を考えればグリムがあっさり勝つ可能性がかなり高い。昨年のユニコーンステークスGIIIでの9着は馬群の中で行き場をなくしてのもので、それ以降、ここ1年ほとんど崩れたことがない。前走アンタレスステークスGIIIが57キロで僅差2着。他のJRA勢より2キロ重いとはいえ、56キロなら問題にしないはず。
ロードゴラッソは芝で未勝利戦を勝ったもののダートに転向して500万下から準オープンまで3連勝。重賞初挑戦だったマーチステークスGIIIは6着だったが、それでも勝ち馬とはコンマ3秒差。リステッドの大沼ステークスで2着に好走しており、ダートでまだまだ上積みが期待できそう。
走るときと走らないときの差が大きいコパノチャーリーだが、ここ2年の好走は7月の名鉄杯と8月の阿蘇ステークス。いよいよその得意な季節で、あっと言わせる場面があるかもしれない。逃げるのはこの馬かグリムかという展開でもカギを握りそう。
ノーブルサターンはオープンで頭打ちかに見えたが、前走アハルテケステークスで3着に善戦。一応△はつけたが、盛岡2000メートルはあまり合わないような気もする。
◎9テルペリオン
○1グリム
▲14ロードゴラッソ
△11コパノチャーリー
△3ノーブルサターン
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例年であればそれほど注目度の高い重賞ではないのだが、兵庫からの遠征馬が実績馬揃い。加えて、デビューから無傷の11連勝で東海ダービーを制した牝馬のエムエスクイーンが、その実績馬たちを相手に古馬初挑戦となる。
タガノゴールドは、年度をまたいで約3カ月の間隔で実施された六甲盃を連覇。今年2月の名古屋・梅見月杯では6着だったが、復調なった今なら中心はこの馬。
中央1000万条件から兵庫に移籍したメイショウオオゼキは、特別4連勝のあと、重賞で2、2、3着。そこで先着されたのは、タガノゴールド、カツゲキキトキト、タガノヴェリテという重賞実績馬。しかも3月の六甲盃はタガノゴールドにハナ差、オグリキャップ記念でもカツゲキキトキトにアタマ差という僅差。重賞初勝利も期待できそう。
タガノヴェリテは、名古屋では昨年の東海菊花賞でカツゲキキトキトの2着という実績。ここまで上位にとった兵庫の3頭は能力面でほとんど差がない。
エムエスクイーンは、強敵が1頭だけというならなんとかならないでもないが、実績古馬が複数頭相手では、4キロという斤量差でもそう簡単にはいかないだろう。もし勝つようなことがあればたいしたもの。
メイショウヨウコウは重賞では4着が最高という成績で、連下争いに加われるかどうか。
ポルタディソーニは、重賞やA1特別で常に上争いだが、さすがにここは相手が揃った。
◎12タガノゴールド
○9メイショウオオゼキ
▲7タガノヴェリテ
△6エムエスクイーン
△1メイショウヨウコウ
△2ポルタディソーニ
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