中央未勝利から転入して目下10連勝中という地元佐賀のハッピーハッピーが注目となりそうだ。1400でも1800メートルでもここまで楽勝続き。ただB級特別までという経験で、他地区から遠征のオープンクラスの牝馬と対戦してどうだろう。
中心は兵庫のエイシンミノアカとした。中央在籍時は最後に盛岡の条件交流戦を勝利し、格付的には準オープンに昇級しての兵庫移籍。園田では3戦して勝ち星がないとはいえ、2走前の六甲盃では牡馬でも兵庫でトップクラスのタガノゴールドにコンマ4秒差で3着。かつて芝では短距離も使われていたことから、コーナーを4つ回る1400メートルなら対応できると見る。
大井のステップオブダンスは昨年もグランダム・ジャパン古馬シーズンに参戦し、園田と水沢でともに2着。その後も南関東の重賞では掲示板まで。地の利と、まだ底を見せていないレースぶりから地元のハッピーハッピーを上位にとった。
この3頭の勝負は、やってみないとわからないというのが正直なところ。
以下は、上記3頭のいずれかが崩れたときの連下候補。B級特別で常に上位争いのイケノアサ、マイメン。昨年読売レディス杯勝ちがあり大井から転入初戦のエースウィズ。
◎1エイシンミノアカ
○9ハッピーハッピー
▲11ステップオブダンス
△3イケノアサ
△6マイメン
△8エースウィズ
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ダービーシリーズの前身、ダービーウイークがスタートした2006年からダイヤモンドカップが"岩手ダービー"として行われてきたが、今シーズンからそのダイヤモンドカップは8月に移行し、不来方賞の前哨戦という位置づけとなった。そしてかつては東北3県の交流として行われていた東北優駿が"岩手ダービー"として復活となった。
今季ここまでの3歳戦線を振り返ると、スプリングカップではパンプキンズが逃げ切り、グレートアラカーは3/4馬身まで迫って2着。3着には9馬身差をつけた。続く1900メートルのやまびこ賞は、逃げたパンプキンズをグレートアラカーが3コーナーでとらえると2頭の一騎打ちとなり、直線ではグレートアラカーが突き放し、パンプキンズは7馬身差2着。3着にはさらに7馬身差がついた。牡馬ではこの2頭の実力が抜けている。そして牝馬ではエムワンピーコがデビュー2戦目から6連勝中と底を見せていない。その中には、2歳時とはいえパンプキンズを負かした一戦もある。
この3頭の勝負となりそうだが、距離延長のやまびこ賞で圧倒的なレースを見せたグレートアラカーがここでも最有力と見る。
エムワンピーコも前走初めての1600メートル戦で、直線だけで2着に5馬身差をつける圧勝。ただ今回はそこからさらに400メートルの距離延長ということで、パンプキンズを2番手にとった。
上記3頭には差をつけられて負けているものの、いずれかが崩れたときに馬券圏内の可能性として、サンエイムサシ、リュウノボサノバを挙げておく。
◎8グレートアラカー
○4パンプキンズ
▲10エムワンピーコ
△5サンエイムサシ
△3リュウノボサノバ
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