実績馬オレノココロが850キロ、コウシュハウンカイが840キロというのは、いかにも厳しい。最軽量のメヂカラが750キロで流れが速くなることも考えるとなおさらだ。
対して岩見沢記念を勝ったマルミゴウカイは、そのときオレノココロとは20キロ差。今回、オレノココロと40キロ差、コウシュハウンカイと30キロ差で、さらに楽になることを考えると断然有利。ばんえい記念3連覇を目指すオレノココロがすでに9歳であることを考えると、これから古馬戦線の中心的存在となっていきそうだ。
天馬賞を制したメジロゴーリキは、オープン特別では重量差があるとはいえ、コウシュハウンカイやセンゴクエースら一線級と差のない結果を残しており、今回800キロなら勝ち負けまで狙えそう。
オレノココロ、コウシュハウンカイは、ばんえい記念を見据えた一戦。特にトップハンデ850キロのオレノココロは、ここで無理はしないと見て無印とした。
5歳のマツカゼウンカイ、ミノルシャープらもオープン特別で善戦があり、馬券圏内は狙える。
重量を背負う有力馬が障害に苦戦すれば、750キロのメヂカラにも好走の可能性はありそう。
◎9マルミゴウカイ
○3メジロゴーリキ
▲4コウシュハウンカイ
△6マツカゼウンカイ
△5ミノルシャープ
△8メヂカラ
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ティアップリバティは秋の休養明け後も4連勝と好調。ここ1年で負けたのは昨年7月のトレノ賞だけ。それも2回続けての取り消し明けで、5着とはいえクビ、クビ、クビ、クビという接戦だった。ここは通過点。大高坂賞、黒潮スプリンターズカップを連勝したサクラレグナムとともに、黒船賞でも期待したいところ。
イッツガナハプンのリズムがどうにも悪い。もともと長距離輸送があまり得意ではないので東海菊花賞の敗戦は仕方ないにしても、高知県知事賞では2年連続で途中で競馬をやめてしまうような感じだった。得意の距離で、このレースには3連覇がかかるだけに巻き返しに期待したい。
なぜか重賞で好走するのがチャオ。2017年8月の建依別賞以降、重賞には8回出走して勝ち星はないものの、2着4回、3着2回、4着2回という成績。それがすべて単勝人気よりも上の着順だから馬券的に妙味もある。勝ちきれないレースが多く地味な存在ではあるものの馬券圏内には押さえておきたい。
前走準重賞を好タイムで強い勝ち方を見せたキングライオン、前走でA-1特別初勝利のキクノグラードらが上位にからめるかどうか。
◎4ティアップリバティ
○7イッツガナハプン
▲8チャオ
△6キングライオン
△2キクノグラード
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