このレースは一昨年、昨年と兵庫からの遠征馬が連覇。園田では一昨年、古馬1400メートルの園田ウインターカップが新設されたが、ダートグレード以外で古馬の1400メートル重賞は少なく、必然的にこの路線が充実している笠松・名古屋に遠征してくることになる。昨年も笠松1400メートルの古馬重賞では、この白銀争覇(インディウム)のほかに、サマーカップ、笠松グランプリ(ともにエイシンバランサー)の3重賞を兵庫所属馬が制した。
今回も兵庫から強力な2頭が遠征。ナナヨンハーバーは、重賞タイトルこそ11月の兵庫クイーンカップだけだが、牡馬相手の重賞・特別で常に善戦。鞍上の吉村智洋騎手は昨年地方で296勝を挙げて全国リーディングとなり、今年もまだ3日間の開催だが22戦6勝、2着5回で連対率5割と絶好調だ。
相手には北海道から移籍初戦のタイセイバンデット。昨年は夏以降あまり結果が残せなかったが、盛岡の絆カップでは2着で同厩舎ワンツーを決めた。前走笠松グランプリは10着だったが、相手は相当軽くなっており、コース2走目の上積みにも期待。
もう1頭兵庫からの遠征がブレイヴコール。一昨年の兵庫ダービー馬で、兵庫ゴールドカップではナナヨンハーバー(4着)に先着しての2着。全8勝のうち6勝を1400メートルで挙げている。
地元勢では、サマーカップでエイシンバランサーの2着だったストーミーワンダー、A2特別で好走続きのエビスリアンらに上位食い込みが期待できそう。
名古屋期待のサムライドライブは、ここ2戦がさっぱり。遠征はやはりよくないのかもしれない。
◎10ナナヨンハーバー
○1タイセイバンデット
▲9ブレイヴコール
△3ストーミーワンダー
△8サムライドライブ
△7エビスリアン
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