岩手ダービーダイヤモンドカップを制したあと、船橋に一時的に移籍していたチャイヤプーンは、南関東で古馬とのA2特別こそ4着に敗れたものの、そこを経験して3歳馬同士の戸塚記念を快勝。秋になっての充実ぶりを見せた。今回は岩手に戻っての初戦。地元の3歳馬同士なら負けられないところ。
スズヨブラックは中央未勝利からの転入初戦が、C1級とはいえ直線まったく追うところなく突き放して大差の圧勝。チャイヤプーンを脅かすまではいかずとも、あっと言わせる場面はあるかもしれない。
サンエイキャピタルが11カ月ぶりの復帰戦となったウイナーカップを勝ったときは驚かされたが、それも含めてデビューから負けなしの4連勝。しかし今回は相手が格段に上がった。チャイヤプーンに真っ向勝負を挑んだときに果たしてどうだろう、ということも想定しておく必要がある。
イーハトーブマイルでサンエイキャピタルの2着だったムゲンノカノウセイ、前走古馬とのB1戦で2着に好走したマコトハインケルらに上位に食い込む余地があるかどうか。
◎4チャイヤプーン
○2スズヨブラック
▲7サンエイキャピタル
△8ムゲンノカノウセイ
△10マコトハインケル
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「夏は芦毛」という格言があるが、とある調教師さんが「芦毛は皮膚が黒いから、実は夏には弱い」というのを言っていたのを聞いて、なるほどと思ったことがある。キョウワカイザーはもともと夏に弱く5月の佐賀スプリングカップのレース前から、すでにそのあとは暑くなるから休養と決めていたと聞いた。復帰して2戦、結果が出ていないが、だんだん気温が下がってきて、前走1400メートル戦を叩いて調子を上げてきていると見る。昨年も5月のレースを最後に夏は休養、復帰2戦目でこの九州大賞典を制した。今回の鞍上は、目下全国リーディングトップの吉村智洋騎手。森泰斗騎手に迫られているだけに南関東の開催がない週末に差をつけておきたいところだろう。
好調持続は、ここ2戦で1、2着を分け合っているデリッツァリモーネとイッシンドウタイ。2500メートルの距離ではデリッツァリモーネに分がありそう。
スーパージェットは古馬重賞初挑戦で、まだ胸を借りる立場。
兵庫から移籍していまひとつ勝ちきれないスーパーノヴァは連下候補まで。
◎6キョウワカイザー
○5デリッツァリモーネ
▲3イッシンドウタイ
△8スーパージェット
△7スーパーノヴァ
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