今シーズンそれぞれ重賞2勝のコウシュハウンカイ、オレノココロが別定重量で20キロずつ余分に課されることになるが、このくらいの重量差はこれまで何度も克服してきている。そしてこの2頭はこれまでほとんど交互に重賞を勝ってきたというのも興味深い。であれば今回はコウシュハウンカイの順番となる。
この2頭に、一昨年、昨年とからんできたのがニュータカラコマ。残念ながらその勇姿はもう見られない。代わって今後、上位争いに食い込んできて、いずれ古馬戦線の中心的存在となっていくのが、6歳のセンゴクエース、5歳のマルミゴウカイということになるのだろう。
それにしてもコウシュハウンカイ、オレノココロは、5歳時から上の世代のキタノタイショウやニュータカラコマを押しのけ、古馬重賞戦線でトップを張っていたのだから、すごいとしか言いようがない。
そしてフジダイビクトリーの出番は基礎重量が重くなる北見記念以降だろう。狙いは、別定増量なしで出走できた場合の帯広記念。
◎7コウシュハウンカイ
○8オレノココロ
▲6センゴクエース
△2マルミゴウカイ
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(追記)
という予想を出したら、コウシュハウンカイ出走取消ですか。
オレノココロはばんえいグランプリを快勝したものの、ここでも不動の中心というほどの信頼はできず、それならセンゴクエースのチャンスと見ましょう。マルミゴウカイの頭まであるかも。
◎6センゴクエース
○8オレノココロ
▲2マルミゴウカイ
△5フジダイビクトリー
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前哨戦ともいえる若鮎賞は、それまで2戦未勝利で、しかも初芝だったマリーグレイスが逃げ切った。地元勢に抜けた存在がいないというレベルなら、やはり過去の結果からも圧倒的な成績を残している北海道勢優位と見るべきだろう。
中心はリンゾウチャネル。アタックチャレンジを制して2歳オープンでも2着と、ここまで4戦オール連対。出走予定だった先週のウィナーズチャレンジが地震の影響で取止めとなってここにまわってきた(と思われる)。これまで1200メートルしか経験がないが、そもそもウィナーズチャレンジは1600メートル戦に出走予定で、血統的にもむしろ距離延長は歓迎だろう。
相手筆頭は、北海道勢の中で唯一、中央の芝を経験しているライズインザノース。その中央挑戦コスモス賞は差のある8着だったが、デビュー戦以外は1600/1700メートルを使われており、距離経験は豊富。今年も北海道のダントツリーディングで、このレースも過去2回制している田中淳司厩舎ということでも注目だ。
前走3着で調子を上げてきたイコライザーは1700メートル戦での大敗があり距離がどうかだが、血統的には問題ないはず。
田中淳司厩舎のもう1頭、アンビートゥンは門別で世代のトップクラスと戦ってきた。
地元勢では、若鮎賞を制して芝適性を見せたマリーグレイスに、その若鮎賞では前残りの展開で差を詰めきれず3着だったミラクルジャガーの巻き返しに期待。層の厚い北海道勢を相手にどこまでやれるか。
◎6リンゾウチャネル
○9ライズインザノース
▲8イコライザー
△14アンビートゥン
△2マリーグレイス
△4ミラクルジャガー
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